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Tekna TOKYO Orchestraは、作曲家の平本正宏、新進気鋭の女性ヴォーカリスト吉田沙良、そして平本とは東京芸術大学時代の友人であるチェリスト関口将史とギタリスト中村大史の4名によって結成。2011年の年末には、青山ブルーノートの姉妹店であるブルックリンパーラーでのライヴを皮切りに、六本木ヒルズ・マドラウンジなどで演奏活動を敢行し注目を集める。
彼らのサウンドは、オーケストラのようなエレクトロニクス・サウンドに力強く艶やかな歌声、流麗なチェロ、聴く耳を射止めるギターが有機的に絡み合い、アナログとデジタルを縦横無尽に駆使・重層させた音楽が最大の特徴!バンド名のTekna TOKYO Orchestraとは、そんなスリリングで未知な領域へ歩み出すための音楽創造の場であり、それらそのものの活動を指し示すネーミングでもある。
M-2「ASTROPERA」やM-3「World Without End」、M-10「Voyager」などは、Tekna TOKYO Orchestraの真骨頂ともいうべき、ノイズ/エレクトロニクス・サウンドと歌、チェロ、ギターがアナログとデジタルの狭間で溶け合い、あるいは弾け合うような斬新なサウンドに仕上がっており、彼らを代表する楽曲構成になっている。また、ラスト曲「Clenched Tomorrow」にもみられる、力強く刻むエレクトロニクスのビートとそれに呼応しドライヴしながらライヴ感を充足させていく演奏やアレンジは、彼らの卓越された演奏力に裏打ちされた刺激的な音像によって作り出されており、聴く耳を十二分に楽しませてくれる。
中には、エレクトロニクスを一切使用しないアコースティックのみの楽曲もあり、壮大なストリング・アンサンブルと共に演奏される「You and the Cello」、メンバー4人の感情を潔く抑制させた演奏で聴かせる「my only universe」などは、日本の新世代女性シンガーソングライター・シーンやポスト・クラシカルのような厳粛な世界観ともナチュラルに同調しており、それらも彼らの新しい魅力になっている。本作は、デビュー・アルバムにして、今後無限の可能性を持つTekna TOKYO Orchestraの現在と未来を提示した作品でもある。
マスタリングは、SAIDERA PARADISO(サイデラ・パラディソ)のエンジニア森崎雅人氏が担当し、彼らの魅力を最大限に引き出した最先端の音に仕上がっている。
TEKNA TOKYO ORCHESTRA / テクナ・トーキョー・オーケストラ