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4ADに在籍していたUKオリジナル・シューゲイザーの人気バンド、PALE SAINTS。その中心人物だったイアン・マスターズ(大阪在住!)が参加する2バンドの7インチ・スプリット・シングルがイアン自身のレーベルから日本盤でリリース!
■カラー・ヴァイナル
MY BLOODY VALENTINE、RIDE、SLOWDIVEのオリジナル・シューゲイザー御三家の影に隠れながらも、良質なメロディやアレンジの妙などで人気を博していたPALE SAINTS。4ADから1989年にデビューし、1stアルバム『Comforts Of Madness』は名盤として君臨。しかし2枚目のアルバムを発表以後、イアン・マスターズが脱退し1996年にバンドは自然消滅。
その後のイアンはESP SUMMERなど数々の名義で作品を細かく発表し、日本シューゲイザーの代表バンドLuminous Orangeの作品に参加したり、TEARS RUN RINGSやdeardarkheadなど欧米バンドのリミックス曲を提供。
そんな彼は長年大阪に在住しており、寺子テラオとのBig Beautiful Bluebottleなど日本人アーティストと一緒に活動したりコラボも数多く実施。その多くは即興音楽やエクスペリメンタルなジャンルで、かのPALE SAINTSの残り香はほとんど感じられないのですが、サウンドの追求という面ではブレがなく、今も真摯に音楽活動をおこなっています。
本作は、そんな彼が自身のレーベルからリリースした7インチ・スプリット・シングル。
Cucumber Concubineは前述の寺子テラオ、当時はST. CHRISTOPHERに参加し近年ではGNAC名義でも活動していたマーク・トランマー、サックスにジェイ・ジャッジが参加し、「ブッブブッブブー」としか歌わない歌詞がユニークでかわいいストレンジ・ポップ。
Wingdiskは2003年にフランスのレーベルからEP作品を発表していた名義で、今作はCucumber Concubineのメンバーが参加。流麗でメランコリックな唄ものが心地よい佳曲。両バンドともにイアンはヴォーカル、ピアノ、ドラムを担当。
Side A : Cucumber Concubine
A1 Bu-bu-bu-bu
A2 Bu-bu-bu-bu Terako Terao Remodeling
A3 Bu-bu-bu-bu ringtone
Side B : Wingdisk
B1 The Message in Mint
CUCUMBER CONCUBINE / WINGDISK