9,790円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
キャリア初期音源をデビューから10年という区切りで5枚のCDに収められた、世界のベッチ・カルヴァーリョ・ファン待望のコレクターズ・アイテム。
メイン・コンテンツとなる3枚は、コアなサンバ・ファンの間ではベッチ最良期と言われる70年代前半のTAPECARレーベルに残されたオリジナル・アルバム3種のリイシュー。3作とも何度かCD化されたこともあるが、現在は廃盤となっているためファンにも嬉しい復刻だ。「CANTO POR UM NOVO DIA」(1973年)は、アフロ・ルーツ・サンバへの敬意が、名手セザール・カマルゴ・マリアーノのアレンジをアクセントに表現された出世作。 続く74年の「PRA CEU GOVERNO」は、タペカール3部作中でもサンバの心意気を最も力強く表現した傑作と言われ、後のパゴーヂ・ムーヴメントの牽引者達がこぞってバイブルと挙げる逸品。75年の4thアルバム「PANDEIRO E VIOLA」は、サンバの象徴的な楽器をモチーフにしたタイトル曲をはじめディープなサンバ・コミュニティの名曲を、サンバのリアルなプロ演奏家を従えて綴った名盤。いずれも、この後のRCA時代のヒット作「すばらきい世界」「人生は居酒屋」「私の道」へと続く布石となった。
以上の3枚のオリジナル・アルバムの他、残る2CDには、初レコーディングとなる1965年以降の珍しいEPオンリーの音源や他アーティスト作や、当時活況を呈していた様々なフェスティヴァルなとオリジナル企画アルバムへの出演テイクのみをまとめて収録したレア・トラック集。時期としては、ソロ・デビュー前にアントニオ・アドルフォ率いるソフト・ロック/ボサ・ユニット『コンジュント3-D』の看板歌手として人気を集めた初々しい頃と重なる点でも興味深い。1969年オデオンからの1stアルバムのタイトル・トラックにもなったダニロ・カイーミ珠玉の名曲「ANDANCA」、エドゥ・ロボの「PONTEIO」、マルコス・ヴァーリの傑作「ヴィオラ・エンルアラーダ」といった、時代を反映したカバーから、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの出世作「Foi um Rio que Passou em Minha Vida」や、サンバ復興の礎となった名曲「Rosa de Ouro」の当時のライブ・テイクなど、サンビスタへの階段を登り始めた時期の貴重なトラックも含まれている。
■Tapecar 3部作■
■Rare Tracks CD■
BETH CARVALHO / ベッチ・カルヴァーリョ