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プログレッシヴ・ロック、ポスト・ロック、マス・ロック、ドリーム・ポップなどに近接しつつ、女性ヴォーカルの美麗な歌メロを全面に押し出した、ジャンル分け不可能な独自の音世界を繰り広げる swaraga(スワラーガ)の1stアルバム!
アンダーグラウンド・シーンの重鎮率いる、独創性豊かな女性ヴォーカルバンド待望の1stアルバム。異なる個性を持つ4人のメンバーが織りなす独自の音世界を体感せよ!
swaragaは、'07年、川上啓之(Gt)を中心に結成。川上は過去に、町田町蔵&人民オリンピックショウ、突然段ボール、CANIS LUPUS(=YBO2の北村昌士らと結成)、JOY(=GASTANKのBakiらと結成)、EVIL SCHOOL(=BEYONDSの谷口健らと結成)などに在籍、20数年にわたりアンダーグラウンド・シーンで活躍している。
また、ライターとして各種専門誌でインタビュー記事や楽器解説などを手掛けており、音楽への造詣の深さゆえの細かな描写が支持されている。'09年、CM音楽制作やナレーション、執筆業を行う松本玲子がVo/作詞担当として加入。同年には1st CDR「swaraga/2 songs demo」をリリースし、『Drive to 2010』(='79年の伝説的イベント『DRIVE to 80s』の流れを組むドライブシリーズ第3弾)への出演も果たしている。
その後、元happy family、ZERO GRAVITY SOUND SYSTENの近藤慎一(Drs)、おまわりさんの松田直也(Ba)を迎え、自主企画『stolen ears 』を主催('12年8月までに4回開催)。
同イベントにはこれまで、AS MEIAS、BACTERIA(+guest 森川誠一郎)、Backet-T、BALOONS、BEYONDS、BP.、CAUCUS、Girl President、NEMO、RUIN alone、toddle、壊れかけのテープレコーダーズ、吉村秀樹(bloodthirsty butchers)が参加。本作のレコーディングには、石橋英子withもう死んだ人たち、uminecosounds等のメンバーとしても活躍中の須藤俊明が参加。
ミックス、マスタリングは須藤に一任され、変拍子や変則展開が頻出する独特の楽曲に新たな息吹が吹き込まれ、エキゾティシズムやノスタルジーを漂わせた一枚が完成した。
ちなみに、バンド名は松本考案の造語。インド音楽の母体となる7音それぞれが、独自の個性を持つ音「swara」として存在すること、白紙の状態にある心を音楽によりひとつの色調に染める「raga」に惹かれ、ふたつを組み合わせたという。
Ragaの語源は古代サンスクリット語で、感覚・感情という意味。本作に収録された10曲にも、そうした言葉を選んだ思想が色濃く反映されている。
平安と思しき時代に生きる女性の心情を綴った『澪標』、映画『ふくろうの河』に着想を得たという『アウルクリーク』、輪廻転生および宇宙と人とのつながりに目を向けた『例えばダーガーのこと』など、聴くたびにさまざまな感情や感覚が蘇る楽曲が詰まっている。
なお、本作はフランスでも発売予定。
swaraga / スワラーガ