即興の解体/懐胎 演奏と演劇のアポリア

佐々木敦

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レーベル
青土社
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
通販番号
XATB-11042550
発売日
2011年04月22日
EAN
9784791765997
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商品詳細情報

【目次】

第1部 即興の解体
1 問いのはじまり、或いはフリー・インプロヴィゼーションとは何か?
はじめに / イディオマティックと非イディオマティック / 即興音楽の歴史的展開
2 アクティヴ/パッシヴ・フィードバック
インプロヴィゼーションにとって 「聴衆」 とは何か? / 即興(音楽)の二つの位相
3 裏切りの記憶 1
裏切りあいとしてのフリー・インプロヴィゼーション? / 期待の集合論と裏切りの計算
4 裏切りの記憶 2
「裏切り」 は本当に可能なのか?
5 「即興」 の最大の敵 1
ソロ・インプロヴィゼーションの復習 / ひとりであることの病い?
6 「即興」 の最大の敵 2
ひとりであることの病い?(承前)
7 健忘症者のインプロヴィゼーション 1
デレクたち
8 健忘症者のインプロヴィゼーション 2
プロセスの切断 / ゲームの規則
9 健忘症者のインプロヴィゼーション 3
偶然性とランダムネス
10 健忘症者のインプロヴィゼーション 4
大友良英の挑戦
11 健忘症者のインプロヴィゼーション 5
大友良英の挑戦(承前)
12 健忘症者のインプロヴィゼーション 6
大友良英の挑戦(承前)
13 音楽的即興とは何か?
「音響派」 再論 / 「楽器」 から遠く離れて
14 「聴取」 の問題?
聴くこと、深く聴くこと / 「音楽」 の定義と 「聴取」 の関係
15 「聴取」 は疑似問題である
「音楽」 の定義と 「聴取」 の関係(承前)
16 「聴取」 から経験へ 1
認識論的変換の抽出 / 杉本拓による 「音響=聴取」 批判
17 「聴取」 から経験へ 2
杉本拓による 「音響=聴取」 批判(承前)
18 「聴取」 から経験へ 3
即興の条件
19 「聴取」 から経験へ 4
即興の条件(承前) / デレク・ベイリーとMND
20 離陸
瓶の中味 / TAKE OFF


第2部 即興の懐胎
1 チェルフィッチュは一体何をしているのか?
2 反復と差異と反復と差異と反復
3 幸福の(演劇の)残酷な条件
4 何が聴こえているのか?/誰を演じているのか?/誰が(物)語っているのか?
5 ナレーターズ(その1?)
6 演劇とダンスが、ほとんど同じものだと考えられる理由について
7 「現代口語演劇」 とは何だったのか? 1
8 「現代口語演劇」 とは何だったのか? 2
9 「現代口語演劇」 とは何だったのか? 3
10 「現代口語演劇」 とは何だったのか? 4
11 「同時多発会話」 のパラドックス
12 「ロボット演劇」 とは何か?
13 ロボット・アンドロイド・人間
14 「人間=性」 の限界
15 ナレーターズ(その2)
16 演劇と演奏が、ほとんど同じものだと考えられるかどうかについて

あとがき
初出覚書

[著者] 佐々木敦(ささき・あつし)
1964年生まれ。批評家。HEADZ 主宰。雑誌 「エクス・ポ」 「ヒアホン」 編集発行人。早稲田大学、武蔵野美術大学非常勤講師。映画・音楽から、文学・演劇・ダンス・思想など多彩な領域で批評活動を展開。
著書 : 『テクノイズ・マテリアリズム』 『(H)EAR ポスト・サイレンスの諸相』 『LINERNOTES』 『文学拡張マニュアル ゼロ年代を超えるためのブックガイド』(青土社)、『絶対安全文芸批評』(インファス・パブリッシング)、『「批評」 とは何か?』(メディア総合研究所)、『ニッポンの思想』(講談社現代新書)、『ソフト・アンド・ハード』(太田出版)、『ex‐music』(河出書房新社)、『テクノ/ロジカル/音楽論』(リットーミュージック)ほか多数。近刊に 『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『90年代論(仮)』(原書房)、『未知との遭遇』(筑摩書房 双書ZERO)など。