「藤川義明&イースタシア・オーケストラ」オリジナルアルバム2枚の初CD化含む、3タイトル連続発売!!

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2012.12.18

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ヨーロッパのジャズ・シーンを震撼させた栄光のビッグ・バンド

“藤川義明&イースタシア・オーケストラ”

オリジナル・アルバム2Wの初CD化含む、3タイトル連続発売。


[藤川義明&イースタシア・オーケストラ]
1970年代、タージ・マハル旅行団と並ぶ伝説のパフォーマンス・グループ「ナウ・ミュージク・アンサンブル」を率いていた藤川義明が、高柳昌行や富樫雅彦などのグループに参加後、翠川敬基、豊住芳三郎とのトリオ「FMT」を経て組織化したのが「イースタシア・オーケストラ」。1982年3月、芝の増上寺ホールでの『三月宣言』と銘打った旗揚げコンサートから始まる。“EASTASIA”の名のとおりアジアのフォークロアに目を向け、インドや中国のエキス、ガムランのリズム、また日本の追分も取り入れた。ビートもテーマもありその斬新な構想に基づいて作曲された部分とフリーの各ソロの交互の展開は、新鮮なオーケストラ・サウンドとして高い人気を得ていった。とくに1984年の欧州5か国ツアーは、空前の大成功、一気に世界の人気バンドとなる。国際的なジャズ雑誌『ジャズフォーラム』では、批評家投票のビッグ・バンド部門において、7位サン・ラ・アーケストラを抑え、カウント・ベイシーの次の6位に挙げられたほど。メンバーは、リーダー/指揮の藤川義明のほか、吉田哲治、小宮いちゆう、板谷博、佐藤春樹、梅津和時、井上敬三、片山広明、広瀬淳二、翠川敬基、早川岳晴、豊住芳三郎、横山達治、菊地隆など。林栄一、松風鉱一、原田依幸、田中保積、渡辺香津美などが加わったライヴもあった。1986年11月、日活スタジオでのコンテンポラリージャズ祭での演奏を最後に解散した(2000年に復活する)。




藤川義明&イースタシア・オーケストラ『三月宣言』
SUPER FUJI DISCS / CD / FJSP-185  / 2013年02月20日 / 3,150円(税込)

レコード・デビュー前、結成直後の1982年3月、かの「三月宣言」(東京・増上寺ホール)、同年11月「フリーダム・ナウ・ジャズ・フェスティバル」(新宿厚生年金ホール)などのライヴ音源から選曲した2枚組。タルボット・オファーレルやオーネット・コールマンのカバーも含むたいへん貴重な録音も。




藤川義明&イースタシア・オーケストラ照葉樹林(スペシャル・エディション)
SUPER FUJI DISCS / CD / FJSP-187 / 2013年03月06日 / 3,360円(税込)


1984年に発売されたオリジナル・1stアルバム『照葉樹林』(1984年3月録音)は、「いいジャズに出会えたのは、1984年で言えば、アート・アンサンブル・オブ・シカゴとイースタシア・オーケストラだけだ」と中村とうよう氏に言わしめたほど評判を呼んだ。本CDは、本作の初CD化に、その当時のライヴ音源(「月例インスピレーション&パワー」(池袋スタジオ200)などを附した2枚組。




藤川義明&イースタシア・オーケストラ『オリジン(スペシャルエディション)』
SUPER FUJI DISCS / CD / FJSP-189 /  2013年03月20日 /  3,360円(税込)


1985年に発表されたオリジナル・2ndアルバム『オリジン』(1985年7月録音)の初CD化に加え、この前年の(ドイツ)メールス・ジャズ・フェスティバルの大熱演大迫力の模様をほぼ収録した2枚組。