2018.09.07
90年代初頭の結成以来、数々の傑作を生み出してきたファンキー・インスト・パーティー・バンド、wack wack rhythm band。久々の新作は、ソフト・ロック調の軽快なインスト・ナンバー"Easy Riding"と、定番"I'll Close My Eyes"の甘酸っぱくソウルフルなカヴァーを収録した7インチ・シングル!
ソウル、ファンク、ジャズなど多彩な音楽を融合したハイブリッドなモッド・サウンドを展開し、RHYMESTERやカジヒデキ、ムッシュかまやつなど、さまざまなアーティストとの共演でも人気を博してきたwwrb!2012年に発表されたベスト盤以来、実に6年ぶりのリリースとなる新作が2ヶ月連続で登場です。
第1弾となる本作には、既にライブではお馴染みのインスト・ナンバー"Easy Riding"と、数多くのアーティストにカバーされたヴォーカル・ジャズの名曲"I'll Close My Eyes"のカヴァーを収録。ミックスは、"Easy Riding"を過去にも共作経験のあるポップス職人、microstarの佐藤清喜氏が担当。"I'll Close My Eyes"については、メンバーの大橋、國見によるこだわりの仕上がりとなっています。
〈wwrbギタリスト 山下洋による解説文〉
Side A : Easy Riding
全てのサンデー・ドライヴァーへ。主旋律を奏でるトランペットのサウンドに漂う60年代A&M~バカラック風情に思わず「ニヤリ」な、いわゆるソフト・ロックな仕上がりの軽快なインストゥルメンタル・ナンバー。中間の転調部の快活な展開も聴きもの。wwrbの新機軸的オリジナル・ナンバー(?)であり、ライブでは2008年から演奏している。なお、作曲はこれがwwrbでの処女作となる キーボードの伊藤が担当。
Side B : I'll Close My Eyes
Blue MitchellやTHE SKA FLAMESなど数多のカヴァー・ヴァージョンか存在するヴォーカル&ジャズのスタンダード中のスタンダード・ナンバーのカヴァー。これはパイド・パイパー・ハウスのコンピレーションで世界初CD化されたGary Williamsのレア・ヴァージョンを下敷きにしている。全てのポップス・フリークへ。メンバー女性2人+男性1人による男女混成の甘酸っぱいヴォーカ ル&コーラスを、優しく軽やかなアコースティック・ピアノ&ギターとドライヴするリズム隊が支え、それらに快活なブラス・セクションが絡むというwwrbの十八番、ソウルフル・ポップス。
第2弾となる本作には、アフロ・ファンクな曲調を下敷きにそれぞれのパートが次々と曲を彩りながら展開していく大 作"Madras Express"と、トラディショナルな雰囲気とライブ感が溢れる、軽快なスウィング・ナンバーの"Stay-Pressed"を収録。ミックスもメンバーの大橋、國見が担当するなど、20年以上のキャリアが培ってきたバンドの真価を味わえる仕上がりとなっています。
<wwrbギタリスト山下洋による解説文〉
Side A : Madras Express
wwrbの真骨頂である重厚なブラス・セクションを前面にフィーチャーしたパーカッシヴで性急なアフロ・ファンク風味なナン バー。収録時間が5分越えなのも「それらしい」味わい。そこはかとなく漂うニューウェイブ・ファンクな匂いもまた一興。畳み掛けるような疾走感溢れる曲調から感じられる風景はまさに「深夜特急2018」(副題)。山あり谷あり嵐あり。辿り着いたのは荒野か楽園か。 全てのナイト・トラヴェラーへ。
Side B : Stay-Pressed
美しいロールを描くボタンダウンシャツ、よく磨かれたスリップ・オン・シューズ、そしてプレスのきいたテーパード・パンツ。 我々は基本を愛する。全ての折り目正しき野郎どもへ。wwrbとしてのバック・トゥ・ルーツ。6T's メンフィス・ソウル meets スウィンギン・ロンドン、ハモンド・オルガンのサウンドを前面にフィーチャーした軽妙かつグルーヴィーなインスト・ナンバー。当時のシンプルなレコーディ ング・スタイルを現在なりに再現。1990年代半ば、wwrbのファースト・レコーディングがロンドンのACID JAZZ スタジオにて、バーケイズの"Knucklehead"のカヴァーであったというコトは現在でも変わらず繋がっているという証明。
WACK WACK RHYTHM BAND ワック・ワック・リズム・バンド
2018年11月11日 / 7"(レコード) / JPN
SOUNDS OF FAR EAST / SOUNDS OF FAR EAST
WACK WACK RHYTHM BAND ワック・ワック・リズム・バンド
2005年08月25日 / CD / JPN
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