9/25発売★特典付★ 完全復活を遂げた国府達矢のニューアルバムが2作同時リリース!!

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2019.09.11

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国府達矢 / スラップスティックメロディ国府達矢 / 音の門
15年ぶりのオリジナル・アルバム 「ロックブッダ」で完全復活を遂げた、伝説のシンガーソングライター " 国府達矢 "。
ニューアルバム「スラップスティックメロディ」、「音の門」、2作同時リリースが決定!!


15年に及ぶ沈潜。果てしなく続いた苦闘の末、ついに完成に至ったオリジナル・アルバム「ロックブッダ」。2018年にリリースされたこの復活作は、彼の音楽にまったく触れたことのなかった若い世代も含め、多くの人々を『虜』にさせた。その評価は孤高のアーティストの重要作という枠をはるかに超え、音楽誌の年間ベストや、世界のインディーミュージックを網羅する海外メディア“beehype”でも日本部門のベストアルバム1位に選出。「これこそ世界に聴かせたい日本のオルタナティブ・ミュージック」と賞賛を持って迎えられ、この年を代表する音楽作品となった。


たかだか数十年では、答えなんて出ない。まるで次世代のために終わりない研究を続けるサイエンティストのような、高いハードルと向き合いながらの音楽的追及の日々。あまりに過酷な年月。だが「ロックブッダ」のリリースと、音楽リスナーからの熱いリアクションによって、国府は確かな足取りで、再び歩き始めた。そして今回、「ロックブッダ」の創作と前後してレコーディングされた、全く異なる2枚の傑作アルバムが同時リリースの運びとなった。前作から連なるこの3作品をまとめて聴いたとき、オリジナルな音楽を求め、どうしても道なき道を歩まざるを得なかった、この表現者の本質が浮き彫りになるだろう。

過剰なイマジネーションが圧倒的なサウンドテクスチャとなり、新種のロックミュージックとしてかつてない驚きを与えた前作の魅力は踏襲しながらも、鎧をひとつ脱ぎ捨てた感のあるニューアルバム「スラップスティックメロディ」からは、生身のままの国府達矢が浮かび上がる。独創的なアレンジメントの中心にすばらしいメロディを備えた楽曲たちを聴いていると、ハードリスナーとして長い年月、音楽を求め、愛し続けてきたことへの喜びを感じずにはいられない。ポップミュージック史上の、愛すべき、偉大なシンガーソングライターたちの諸作のように、さまざまな聴き手のかたわらに立ち、いつまでも共に生き続ける作品だ。

そして国府が初めて曲先ではなく、歌詞から作り上げた(というよりも、不可避的に生まれでてしまった)もう一つのアルバムが「音の門」だ。ここに存在しているのは、まったく飾り気のない、剥き出しの言葉たち。どんな素晴らしい歌にも、大抵は、ほんの少しの嘘がある。その嘘によって人間は救われもする。それなのにここには、音の門には、ひとかけらの虚飾も見当たらないのだ。超高精度のカメラレンズで魂の奥底を覗き込むような特別な時間。絶望の只中にある誰かにただ寄り添い、温度をわかち合おうとする、歌のドキュメンタリーとも言える。緊迫感を伴う、集中力に満ちた弾き語り録音を中心とし、表情豊かなギターの音色とメロディが、素顔の言葉たちに人格を与えている。

意図して作ったというよりも、運命に作らされた2枚のアルバム。たくさんの人々が、音楽の世界で野心を抱えて、足早に走り去っていく。国府達矢はそんな道のりの中で、途中下車し、大きくレールを外れてでも、作らなければならない何かを抱えていた。
2018年の大傑作「ロックブッダ」から始まった国府達矢の復活劇は、まだまだたくさんの感動を、この国のミュージックシーンに生み出していく。

「スラップスティックメロディ」のジャケットは画家、高木真希人による書き下ろし。
「音の門」は漫画家、山本英夫の作品、"ホムンクルス"から抽出した絵をアートディレクターの小田雄太(COMPOUND)がコラージュし、作り上げた。

気鋭イラストレイター雪下まゆによる「ロックブッダ」含め、アートワーク全般のユニークさも、国府ワールドの多面性の一端を担っている。そして「ロックブッダ」をskillkillsメンバーらと再現する“ロックブッダフォーム”、「スラップスティックメロディ」の楽曲を中心に演奏する”国府達矢バンド”、“ソロ弾き語り”と、作品ごとに編成が大きく変わるライブもぜひ体験してほしい。

★ディスクユニオンオリジナル特典”キーホルダー”付き★

※特典が無くなり次第終了となります。