ジャズの歴史の中に確固たる場を築き、生涯現役を貫いたシダー・ウォルトン1979年未発表ライブ盤
ジャズの歴史の中に確固たる場を築き、生涯現役を貫いたシダー・ウォルトン1979年未発表ライブ盤
2,310円(税込)
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1934 年生まれ、ジャズの歴史の中に確固たる場を築き、生涯現役を貫いたピアニスト、シダー・ウォルトンの79 年8 月、キーストン・コーナーでの未発表ライブ音源。
★61年~64 年にはアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに在籍。その筋の代表ピアニストであることは誰もが疑いのないことでしょう。73年のジャズ・メッセンジャーズの日本ツアーに、再びメンバーとして加わったことからも、そんな王道ピアニストの実力が伺えるというものです。しかし、同時に70年代のウォルトンは、時代の流れに身をゆだね、エレクトリック・ファンク、また、スピリチュアルなジャズの路線を展開したことでも知られるところです。
★本ライヴは、そんな時代のウォルトンの魅力をとらえた名演奏。
☆オープニングには、エレベにローズを大フィーチャー。グルーヴしまくるベース・ラインに、時代を思わせるローズの音色が響けば、それは、まさしくクロスオーバーが世の中を席巻した70 年代の音空間、スティーヴィー・ワンダーの楽曲を聴かせるところにも、スピリチュアルなソウル・ミュージックが生まれた時代そのものの空気があふれだします。この辺りの演奏には、同時代、大人気を博していた、ジョー・サンプル、リチャード・ティーあたりと通じるものをも聴かせています。
☆しかし、時代の流れをしっかりキャッチしながら、軸足はジャズに置いていたことは明らか。名スタンダード、“For All We Know”のイントロやテーマのメロディは、麗しく、 “I Didn't Know What Time It Was”のピアノは、端正なスウィング感がなんといっても魅力。一方、オリジナル曲“Charmed Ci rcl e”には、ハード・バップの勢いと、60 年代半ばの新主流派を経た歴史を底辺に据え、新しい時代を表現するジャズ・アーティストの気骨が聴こえますし、70 年代、教会で演奏していたということから生まれたM4 などは、ゴスペル・フィーリングがあふれる熱い演奏にもなっています。
★シダー・ウォルトンが、本クラブ、キーストン・コーナーに初出演したのが、73 年。本Hi gh Noteでは、1977 年~78 年の年末年始のライブ音源もCD 化されていますが、かつてのメッセンジャーズの仲間フレディ・ハバードと演奏したり、この場キーストン・コーナーがシダー・ウォルトンにとってなじみの場所となっていたのも明らか。79 年、ウエスト・コースト・ツアーの一部としてブッキングされた一週間。この時代のアーティストの素顔をとらえた貴重な記録です。(メーカー・インフォメーションより)
メンバー:Cedar Walton(p, el-p 1,5), Steve Turre(tb except 2,6), Manny Boyd(ts except 2,6), Tony Dumas(b), Ralph Penland(ds)
CEDAR WALTON / シダー・ウォルトン