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ついにこれも! ホジェール&テチが「もう一人のヴェロカイ」ことアレトン・サルヴァニーニのアレンジで残したブラジル・フォークサイケの決定盤が待望の初CD化!
ブラジル北部セアラー州発の音楽を全国区に広めたバンド、ペソアル・ド・セアラー。本作はそのペソアル・ド・セアラーのメンバーでもあるホジェール&テチが1975年に残した知られざるフォークサイケ・アルバムだ。ペソアル・ド・セアラーの1973年作『Meu Corpo Minha Embalagem Todo Gasto Na Viagem』に引き続き、アルトゥール・ヴェロカイ的存在として近年再評価される作編曲家のアレトン・サルヴァニーニがアレンジを担当。本作でもラストの "Amália" など随所にその片鱗を感じさせる。と同時に冒頭の "Bye-Bye Baião" や "Chão Sagrado" など、ブラジル北部~北東部やその内陸に息衝く伝統音楽を下敷きにした楽曲も多く、そういった豊かなブラジル音楽のエネルギーとサイケロック的なアレンジが結びつき、よりユニバーサルな魅力を獲得しているのが本作最大の魅力といえるだろう。
のちにトニーニョ・オルタのアレンジでアルバムを残すテチの歌唱による、ボサノヴァ~ライトメロウ的な感覚を楽しめる"Coroação"といった楽曲もあり、アルバム全体としてのバランスもすこぶるよし。ブラジル本国では近年その充実した内容からオリジナルのレコードが高騰、年々入手が難しくなっている。エルメート・パスコアルやゼー・ハマーリョ&ルーラ・コルテス、さらにはノーヴォス・バイアーノスあたりのファンなら絶対に聴いてほしい、知られざるブラジル・サイケフォークの大名盤だ。
RODGER & TETI / ホジェール & テッチ