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1960年代のペルーで録音された驚くべきラテン・アルバムが待望の初復刻!
名シンガーであるアルフレッド・バルデスを父に持つサラブレッドで、15歳にして家族でニューヨークへ移住。キューバ音楽をルーツにもつサルサ系音楽家の先駆者として長くUSで活動したピアニスト、アル・バルデスことアルフレッド・バルデス・フニオール。そんなアルフレッドの異色作にしてキャリア屈指の名盤ともいえる作品が本作『GOZANDO』である。
ときは1964年、マチート楽団のコロンビア~ペルー・ツアーにピアニストとして同行したアルフレッドであったが、マネージャーが彼らの給料を奪い蒸発してしまう。そんなマチート一行を救うためにペルーの伝説的なレーベルMAGで行われたのが本作のレコーディングなのである。レコーディングにあたりアレンジャー、ピアニストだけでなく、パーカッショニスト、歌手、アルバム全体のディレクションまでがアルフレッドに任されたのだという。結果として "Oye Como Va" といった名曲のカバーから、かつてコンピにも収録された "Gózalo"や "Qué Rico Sabor" といったデスカルガ、パチャンガ、マンボ、ボレロといったキューバン、ニューヨリカン系スタイルの楽曲だけでなく、クンビアの古典的名曲 "Tabaquera"のカバーも収録するなどレパートリーも極めてユニークなものとなった。一方で、突発的ともいえる経緯で録音されたとは思えない、極めてハイレベルな演奏が繰り広げられている点が本作最大の魅力だろう。ピアノにチャーリー・パルミエリ、ヴォーカルでティト・ロドリゲス、ベースにカチャーオ、ティンバレスにティト・プエンテが参加した幻のレコード、と言われても信じてしまいそうな強烈なサウンド。当時のハバナ、はたまたニューヨークで録音された超一級品のラテン・レコードに比肩する極上のサウンドが、人知れずペルーで録音されていたことに驚かざるを得ない。全ラテン音楽ファンはもちろんレアグルーヴ系DJもマストの一枚だ。
AL VALDEZ / アル・バルデス