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トルコのオブスキュア音源を紹介していくZELZELE久々の新譜は、トルコの清水靖晃?はたまたジョン・ハッセル?別次元のキャプテン・ビーフハート? バティヤール・タシの80'S DIYソロ・アルバム!
BEVERLY GLENN-COPELAND meets フランク・ザッパ!? な "Haremlik" は、MIDI制御されたビート、四つ打ちのマシン・キックの上をタブラのパッドとアラビックなフラットベースがうねりながら、変化球気味の16分のシンセ・フレーズが挑発するように歌う静かなるキラー。どことなく60~70sフランス・アンダーラウンドを思わせる耽美な香りもしており、アクサク・マブールやZNRのファンにも自信をもってオススメできます。
バティヤール・タシは10代でイスタンブールへと移り住み、著名な音楽家ユルドゥルム・ギュルセスのバックでベースを演奏するまでの数年間はストリートでの生活を余儀なくされたのだという。苦難は続き80年代にはさらなる成功を求めドイツに移住するも、生活費を稼ぐことができず、フランクフルトでスクワッターとして生活することになります。
この暗黒期にバティヤールを鼓舞したのが、音楽、そして人生をあまり深刻に考えない彼の性格でした。80年以降、彼はベースとシンセサイザーを駆使して政治および社会的風刺を探究します。大胆なエレクトロニクスの仕様、皮肉交じりの歌詞、アラベスクなメロディ、そして彼の気質ともいえるアウトサイダー的なアプローチで1981-88年の間、寝室で何百もの楽曲を録音したのです。
ホーンセクションから中東的な音階でつづられるシンセ、ラフ&タフなビート...。すべての楽器を自ら演奏するそのスタイルは、クラウトロック~テクノの息吹を感じつつも中東的、それでいてこの世のどこでもないような不思議な世界観で、混沌とした都市への愛と憎しみを表現しています。
BAHTIYAR TAS