『Funeral for Justice』に続く続編作品『Tears of Injustice』を〈Matador〉よりリリース
『Funeral for Justice』に続く続編作品『Tears of Injustice』を〈Matador〉よりリリース
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ニジェール共和国のサイケ・ヒーローにして、2019年に世界的にブレイクしたアルバム『Afrique Victime』など、今世界で最も注目を集めるエムドゥ・モクターが、『Funeral for Justice』に続く続編作品『Tears of Injustice』を〈Matador〉よりリリース。
本作は、アコースティック楽器と伝統楽器用に新たにアレンジ・再レコーディングしたものであり、批評家から高く評価された作品『Funeral for Justice』の進化版であり、エネルギッシュなオリジナルの反対をいく内省的かつ対照的な内容になっている。『Funeral for Justice』では、ニジェールの苦境に対する怒りや、トゥアレグ族の人々の怒りが、音楽のボリュームやスピードに端的に表れている。『Tears of Injustice』では、曲の重みは健在だが、音が増幅されているわけではない。その音は、悲しみに満ちており、貧困、植民地による搾取、そして政治的動乱の絶え間ない渦中にある国民の悲しみを伝えている。これはトゥアレグ族による、生々しく本質的なプロテスト・ミュージックなのだ。彼らは『Tears of Injustice』のレコーディングを、みんなで同じ部屋に入って行うことにした。セッションを、ゆるく、無駄をそぎ落とし、自発的なものにしたのだ。「事前にアレンジを練ったりはしなかった」とコルタンは振り返る。「ただ演奏して、感触を確かめ、曲を作っていった」作業はすぐにまとまり、主要なレコーディングはわずか2日間で終了した。「Imouhar」の催眠術のような8分のテイクは、実際には2つの異なるパートを連続して演奏したものだ。モクターが、テイクを区切るために十分な時間を置かずに、演奏を続けてしまったのも一因だ。1ヵ月後、バンドはニジェールに帰国することができたが、その際、コルタンはマダサネにズーム・レコーダーを持たせた。リズム・ギタリストであるマダサネは、それを使ってトゥアレグ族のグループによるコール・アンド・レスポンス・ヴォーカルを録音し、後にそれを最終的なミックスに加えた。
MDOU MOCTAR / エムドゥ・モクター
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TEARS OF INJUSTICE (LTD. SKY BLUE VINYL/INDIE EXCLUSIVE)
MATADOR / レコード
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