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メリディアン・ブラザーズを国際舞台へと押し上げたヒット曲「Guaracha UFO」以前から、エブリス・アルバレスは影で独自の音世界を作り上げていた。2009 年から 2012 年にかけて地元レーベル La Distritofónica から CD のみでリリースされた『Meridian Brothers VI』と『VII』、広く流通したりメディアに取り上げられたりすることはなかった。しかし、これらのアルバムはバンドの進化における重要な段階を表しており、当時のボゴタの実験的なクンビア・シーンのエネルギーを捉えている。
『VI』ではアルバレスはギターを導きの糸として使い、クンビアとバジェナートの幻覚的なパッチワークを作り上げ、その上に他の楽器を重ねている。『VII』では、カスタム構築されたサンプリング アルゴリズムを使用して実験をさらに推し進め、予測不可能なループとグルーヴを生み出している。
これら 2 枚のアルバムは、後にメリディアン・ブラザーズを定義することになる過激な融合と不遜な精神の基礎を築いた。今回初めてレコード盤で再発されたこれらの歴史的な録音は、ラテンアメリカで最も先進的な音楽プロジェクトの 1 つであるこのメリディアン・ブラザーズの起源を、生々しく魅力的に垣間見ることができるものと言えるだろう。
MERIDIAN BROTHERS / メリディアン・ブラザーズ