サンパウロ出身の実力派♀シンガーとして精力的に好作をリリースするVIRGINIA ROSA 。3年ぶりのニュー・リリースは、ここ数年ライブなどでデュオ・ステージを披露しているジェラルド・フラッシとの連名による、ピアノ&ヴォーカルのみの美しいMPBカバー作。元ここ数年でグッとアーティスティックなシンガーとして飛躍を遂げる彼女。兼ねてより評判だった歌唱力の高さと、情感に満ちた表現力が、ピアノ・バックという究極的なコラボレートで開花した傑作といえる素晴らしい1枚。エルトン・メデイロスのM3、ベト・ゲヂスの名曲M2、エドゥ・ロボの傑作M11、そしてラストのカエターノ・ナンバーM15など、旋律の持つ喜怒哀楽を最大限に引き出した魅力溢れる歌い回しからは、大歌手としての貫禄さえうかがえる。中でも、ライブなどで多くのオーディエンスを陶酔させたジョビンの「DINDI」の豊かなパフォーマンスは素晴らしい。ジェラルドの奥深いピアノ・タッチは特筆。ボサ・ノヴァ・ファンにもレコメンド。