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マリオ・エウジェニオ。ミュージシャン・レベルでブラジル・インストを愛好するリスナーの間では名の通ったショーロ/クラシック畑出身の7弦ギター名手で、2004年発表の「SONORIDADE」が、日本でも話題となり多くのギター・ブラジル・ファンから絶賛。ソリストとしてのみならず、ショーロ系セッションのプロデュースや、ダニエラ・メルクリ、フェルナンダ・ポルトの作品でアレンジを担当するなど、幅広いフィールドで活躍するミュージシャンである。
そんなマリオのリーダー新作は通算4作目。若かりし頃には、かのバーデン・パウエルの寵愛を受けたとされるテクニカルなフレージングと、音の間を聴かせるような、麗しきロマンティシズムを兼ね備える見事なギター・カッティングを中心としたカバー/オリジナルのインスト集。 パーカッシヴなソロ弾きで繰り出されるタイトル曲M1に始まり、ショーロのクラシカルな風情がギターに乗り移るM3、エグベルト・ジスモンチの名演で知られるM6、ピシンギーニャのM7、ジョアン・ドナートのM8など、卓越した楽曲解釈と、独特の表現力で繰り広げらっれるギター・ソロでのカバー・トラックが特に素晴らしい。唯一のヴォーカル・トラックM5は、エリス・レジーナの歌で知られるジルベルト・ジルの初期キャリア。ここではゲスト♀vo.に、ソロ・シンガーとしても活躍するデイジー・コルデイロが加わり、サンバ・ギターの妙が味わえるハイライトだ。数多の凄腕が潜むと言われるブラジルのギター・シーンで、長くその音を心に留めておきたい、そんな印象さえ与えてくれる逸品。ブラジル・ギター・フリークのツボを刺激することは間違いない。ヤマンドゥ・コスタのファンにもレコメンド。
「SONORIDADE」(2004)
MARIO EUGENIO