2,530円(税込)
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心の定点と定点を結ぶ、架け橋のようなアルバム。
汲み尽くせぬ力を秘めたアンドレ・メーマリ待望の最新ピアノ・トリオ作品。
すでにブラジルでは名を馳せるアンドレ・メーマリの近況がブラジルでいち早く報道されたのは昨年秋のこと。そこには、ガブリエル・ミラバッシとのデュオ作「MIRAMARI」や、イタリア・ウンブリア・ジャズでのパフォーマンスで注目を浴びたのをきっかけに、当地のEGEAから2011年正式デビューが決定していること、さらにはセレストに吹き込んだ本作の発売予定が紹介されていた。
ジョイスやセルジオ・サントスをはじめ多くのサポートでひときわ光る才能。アミルトン・ヂ・オランダとの「GISMONTIPASCOAL」や「MPBABY CLUBE DA ESQUINA」などからも読み取れる深遠なるMPB-ジャズ-クラシックを融合させた独自のセンス。はたまた、カルロス・アギーレ、アカ・セカ・トリオなどアルゼンチン・ネオ・フォルクローレ・シーンとの交流もあり、既に日本でも多くのリスナーに支持されているアンドレだが、ヨーロッパのピアノ・トリオを思わせる洗練されたタッチと演奏力は、キース・ジャレットやエグベルト・ジスモンチを引用せざるを得ず、俄かにジャズ・ファンも避けて通れない存在となりつつある。
打てば、心響く。和らげば、心滲む。アンドレ・メーマリは、そんな素直なピアノを弾く。音の本質と音楽の本質を「Afetuoso」(=Affectionately, Tenderly)というタイトルにかけて捉えているような細やかさがある。丘から丘へ低空飛行をするように駆け抜ける「Veredas」、劇的な冒頭のメドレー「Suite Clube Da Esquina」のみならず、心象風景への旅路を誘う演奏が続く。「Maos de Afeto」では、近年親しくなったイヴァン・リンスが参加。今後にも期待して同時代性を愉しみたいピアニストだ。 (メーカー・インフォメーションより)
André Mehmari(piano)
Sérgio Reze(drums)
Zé Alexandre Carvalho(double bass)
Ivan Lins(vocal on "Mãos de Afeto")
ライナーノーツ:杉田宏樹
ANDRE MEHMARI / アンドレ・メマーリ