ジョアン・ジルベルトの1960年の傑作2ndアルバム『O amor, o sorriso e a flor』に収録された隠れた名曲「Amor Certinho」の作曲を手掛けた人物ながら、あまりその名を知られる機会の無かったミナスの偉大な才能、ホベルト・ギマランエスが、自身名義で残した2003年の作品が本作『アモール・セルティーニョ』です。パシフィコ・マスカレーニャスを中心に結成された、ボサノヴァ・コーラス・ユニット"Sambacana"の初期メンバーとしても活躍した人物ですが、その作曲能力の高さ、アレンジの小気味良さ、ジャジーでメロウな演奏、サウンドの素晴らしさ、何より全編で感じ取れる、ミナスらしさを感じさせる切なげで優しいメロディセンスの素晴らしさが特筆点です。
本作は、ホベルト氏のペンによる楽曲を、1曲ごとにゲストヴォーカルを迎えて吹き込んだオムニバス形式の作品ですが、ここに集ったヴォーカル陣を眺めているだけでも、氏がいかに偉大な音楽家であるかが伝わります。まさしくミナスを代表する才能Lo Borgesをはじめ、Sergio SantosやBob Tostesなどの大御所から、Robertinho BrantやAffonsinhoなどの新鋭アーティストまで、錚々たるミナスの面子が集結しています。オープニング、柔らかなホーンに包まれてLo Borgesが歌う「01. Amor Certinho (Lo Borges)」から鳥肌モノですが、泣きのハーモニカが心に沁みる「02. Encoste o Rosto ao Meu (Carla Villar)」、ピアノ、ストリングスも美しい「03. Para Haver Amor (Tatta Spalla)」、ジョアン・ジルベルトに捧げた「06. Mania de Joao Gilberto (Marina Machado)」、軽快なスキャットも心地良い「07. Alem do Horizonte (Robertinho Brant)」、同じく軽快な「08. Samba pra Donato (Vanessa Falabella)」、“Over the rainbow”のフレーズを散りばめた「12. Cinema Saudade (Bob Tostes)」で聴かせる遊び心など、どの曲がイイ、と言う次元ではなく、全ての楽曲が"名曲"と言ってしまいたい程のクオリティであり、1枚のアルバムとして何度でも隅々まで楽しめてしまう大傑作なのです。 (メーカーインフォより)
ソングリスト
1. Minas (Marina Machado)
2. Sobe o Verao (Flavio Venturini)
3. Com Voce (Toninho Horta)
4. Ela (Seu Jorge)
5. Wait (Carla Villar)
6. Encontro (Pedro Morais)
7. Sem o Teu Carinho (Chico Amaral)
8. Salsa e Cebolinha (Gustavo Magua e Julia Ribas)
ジョアン・ジルベルトの1960年の傑作2ndアルバム『O amor, o sorriso e a flor』に収録された隠れた名曲「Amor Certinho」の作曲を手掛けた人物ながら、あまりその名を知られる機会の無かったミナスの偉大な才能、ホベルト・ギマランエスが、自身名義で残した2003年の作品が本作『アモール・セルティーニョ』です。パシフィコ・マスカレーニャスを中心に結成された、ボサノヴァ・コーラス・ユニット"Sambacana"の初期メンバーとしても活躍した人物ですが、その作曲能力の高さ、アレンジの小気味良さ、ジャジーでメロウな演奏、サウンドの素晴らしさ、何より全編で感じ取れる、ミナスらしさを感じさせる切なげで優しいメロディセンスの素晴らしさが特筆点です。
本作は、ホベルト氏のペンによる楽曲を、1曲ごとにゲストヴォーカルを迎えて吹き込んだオムニバス形式の作品ですが、ここに集ったヴォーカル陣を眺めているだけでも、氏がいかに偉大な音楽家であるかが伝わります。まさしくミナスを代表する才能Lo Borgesをはじめ、Sergio SantosやBob Tostesなどの大御所から、Robertinho BrantやAffonsinhoなどの新鋭アーティストまで、錚々たるミナスの面子が集結しています。オープニング、柔らかなホーンに包まれてLo Borgesが歌う「01. Amor Certinho (Lo Borges)」から鳥肌モノですが、泣きのハーモニカが心に沁みる「02. Encoste o Rosto ao Meu (Carla Villar)」、ピアノ、ストリングスも美しい「03. Para Haver Amor (Tatta Spalla)」、ジョアン・ジルベルトに捧げた「06. Mania de Joao Gilberto (Marina Machado)」、軽快なスキャットも心地良い「07. Alem do Horizonte (Robertinho Brant)」、同じく軽快な「08. Samba pra Donato (Vanessa Falabella)」、“Over the rainbow”のフレーズを散りばめた「12. Cinema Saudade (Bob Tostes)」で聴かせる遊び心など、どの曲がイイ、と言う次元ではなく、全ての楽曲が"名曲"と言ってしまいたい程のクオリティであり、1枚のアルバムとして何度でも隅々まで楽しめてしまう大傑作なのです。
(メーカーインフォより)