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★1979年生まれのヴィオラの名手、アントワーヌ・タメスティ最新盤が、HMFから初登場。「ヴィオラ=深くあたたかみのある、いぶし銀のような」といったイメージを越えた次元で鳴り響く美しい音色、そして心地よく効いたドライヴ、あらゆる表現を可能にする完璧なテクニック圧倒される1枚です。ピアノはHMF久々の登場となるティベルギアン。タメスティが描くエレガントな世界を、ほどよく引き締まった、時に甘さも薫る音色で彩ります。 本CDのプログラムは19世紀パリのコンサートホールやサロンで聴衆を魅了し続けた作品で構成されています。ヴュータンはヴァイオリンで有名ですが、ヴィオラにも名曲を残しています。歓迎すべき新録音の登場といえるでしょう。カシミール・ネイ(本名ルイ=カシミール・エスコフィエ)はサン=サーンス、ヨーゼフ・ヨアヒムらとも音楽的交流があった当時のヴィオラの名手。1849年頃にヴィオラのための24の前奏曲を出版。これは、ヴィオラ奏者にとって、ヴァイオリニストにとってのパガニーニの24のカプリースのような存在の曲集。タメスティは超絶技巧のフレーズの数々を難なく、エレガントに弾きこなしています。他にもオペラの名アリアの旋律に酔いしれ、弦楽器の美しい音色に魅了され続ける65分です。 (資料提供:キングインターナショナル) 【収録予定】 ヴュータン(1820-1881):ピアノとヴィオラのためのソナタ変ロ長調op.36,ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』よりマリーのアリア「さようなら」,ヴュータン:ヴィオラとピアノ伴奏のためのエレジーへ短調op.30,ドニゼッティ:歌劇『ラ・ファヴォリータ』よりレオノーレのアリア「私のフェルナンド」,ジャック=フェロル・マザ(1782-1849):夢~ドニゼッティのラ・ファヴォリータに基づくエレジーop.92,カシミール・ネイ(1801-1877):無伴奏ヴィオラのためのプレリュード第15番,ベッリーニ:歌劇『ノルマ』よりアリア「清らかな女神よ」,ヴュータン:無伴奏ヴィオラのためのカプリッチョハ短調op.55 【演奏者】アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」1672年製) セドリック・ティベルギアン(ピアノ/スタインウェイ) 録音:2016年10月/テルデックス・スタジオ・ベルリン
ANTOINE TAMESTIT / アントワン・タメスティ
ヴィオラ奏者(1979-)