2,420円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
元エメラルズのシンセ奏者、スティーヴ・ハウシルトが2年ぶりのソロアルバムを
■
USアンダーグラウンド最重要バンドと称され、惜しまれつつ解散したエメラルズの元シンセサイザー奏者、スティーヴ・ハウシルトが
ミニマルなテクノの振動が作品全体にラインをもたらし、幻想的なシンセのフレーズと、選び抜かれた瞬間にもたらされるドラムのグルーヴが、薄靄の上でシンクロするかのような構造をみせ、音の繊維が美しく紡がれてゆく。エクスペリメンタルでありながら穏やかな繊細さ、そして絶妙なポップ・センスで構築される幽玄な音世界が優しく脳を揺らしてくれることだろう。
アルバム・タイトルの『ディゾルヴィ(Dissolvi)』はラテン語のフレーズ ”cupio dissolvi ”( I with to be dissolved = 溶けてなくなってしまいたい)からきており、シカゴの詩人カール・サンドバーグの作品の「私とは人々であるー集団でありー群衆でありー大群である」という一節に感化され浮かんだものだという。ハウシルトはこの作品において、自身、そして個をなくして群衆へ溶け込むという哲学に関心を持っており、その詩が自然と呼応したようだ。
アルバムのレコーディング環境も作品に大きく影響した。彼の現在の拠点であるシカゴでそのほとんどを、一部をニューヨークで制作したこの作品について、ハウシルトは「窓のない閉鎖空間でレコーディングを行うことで、音楽の時間に関わる物質的、もしくは季節的な要素を排除したんだ。今作ではミキシングと、幅広い機材や楽器を取り入れることに焦点を置いた。構成のアプローチは準生成的と呼べるものだった」と、語っている。
こうした新たなレコーディング・メソッドと哲学的な好奇心が、作品の裾野を広げ、かつてなく深遠で幻想的なサウンドを構築することとなった。
印象的なジャケットのデザインはワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの『アール・プラス・セヴン』やテーム・インパラの『カレンツ』をはじめ数多くの気鋭アーティストのアートワークを手がけるロバート・ビーティによるもの。
■バイオグラフィー
クリーブランド出身、2013年に惜しまれつつ解散したミニマルアンビエントグループ、エメラルズの元シンセサイザー奏者。これまで
STEVE HAUSCHILDT / スティーヴ・ハウスチャイルド