60'年代N.Y.ラテン屈指のバンド・リーダーとして、クラシック・サルサ・ファンから長年厚い視線を注がれているマエストロ、ジョー・コットー。CD化が少ない彼のリーダー作から、新に加わる驚愕の掘り起こしアイテムがこちら。原盤はファニア系列とは一線を画すN.Y.サルサのコア・レーベルJMC。1960年代後半にリリースされたと思われる、重厚なヴィンテージ・ラテン・サウンドを誇る。ヴォーカルには、名手チヴィリーコ・ダ・ヴィラ、そしてルイ・ラミレス、ジョー・ケインという最高のアレンジャー陣を迎えて炸裂するストレード・アヘッドなアンサンブルが肝。"Mira Ese Pollo", "Asi Es Mi Mona", "Ven Guajira"あたりのヘヴィ・ソン~グァグァンコーが聞きモノだが、最大のハイライトは、インストゥルメンタルで放たれる疾風デスカルガ・ナンバー"Descarga Numero 4"。ピアノのリフに絡むパーカッションのイントロを耳にした瞬間に興奮も全開。深紅のドレスに身を纏ったラテン・レディーのアート・ワークも印象的な、文句無しの名盤!オリジナル盤はかなりのレア度を誇る逸品でもある。