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パポ・ルッカという世界にその名を轟かすカリスマ・ピアニストの存在感と、独特のフレージングが織り成すクリエイティヴなサルサで、もはや一つの「ブランド」として確立。プエルト・リコが誇る史上最高のサルサ楽団、ご存知ソノーラ・ポンセーニャ。バンド結成55年を迎えたライブ巨編のリリースでも記憶に新しいが、ついにフル・オリジナル・アルバムを引っさげて帰ってきた。
伝統の「ソノーラ」編成を象徴するトランペット・セクションの彩りと、トリッキーなコード・ワーク、そしてこってりとウネるカンタンテ陣の一体感は、まさに不変。「軌道」+「一貫性」=ソノーラ・ポンセーニャというタイトルが、実に相応しい。すべてのバランスを取り仕切るパポ・ルッカのウィットに富んだピアノ・タッチと、ポンセーニャ独特の「半音」展開を際立たせたニヒルなアレンジに、往年のサルサ・ファンも心躍ること必至。そして極めつけは、10分に及ぶラスト・トラック「Homenaje A Mario Ortiz」。伝説のプエルト・リコ・サルサ・マエストロに捧げたジャム・セッションで、殊にパポ・ルッカの流麗なピアノが興奮を誘うハイライトだ。レギュラー・メンバーに加え、Junior Gonzalez, Giovani Lugo, Luisito Carrion (vo.)、Nelson Gonzalez (tres)、Sammy Garcia (conga)といったサルサ・シーンで知らぬモノは居ない名手のゲストにも注目。2010年サルサ・リリースを飾る最高の1枚がここに誕生!
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SONORA PONCENA / ソノーラ・ポンセーニャ