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レーベル
INDEPENDENTE
国(Country)
BRA
フォーマット
CD
規格番号
FJ2013
通販番号
WOR27006
発売日
2013年12月10日
EAN
2299990020057
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商品詳細情報

アントニオ・ロウレイロらミナス新世代の中心人物と目されるフェリペ・ジョゼ、初のソロ・アルバムを発表。同志の中でもとりわけ異彩を放つ、ミニマル室内楽の世界!!

フェリペ・ジョゼはミナス新世代音楽シーンにおいて欠かせない音楽家である。チェロを中心に複数の楽器をこなすマルチ・インストゥルメンタリスト。11歳からミュージシャンとしてのキャリアをスタート。オルケストラ・ヒベイロ・バストスというクラシック音楽楽団の一員として学び、ミナス連邦大学で作曲学科を修めたのちには、教授として楽団の指導にもあたっている。そういったクラシックの素養を持ちながらも、ハファエル・マルチニ、アントニオ・ロウレイロらミナス新世代のミュージシャン達とも活動歴が長く、グルーポ・ハモ、イチベレ・オルケストラ・ファミリアの一員としての活動。またジョン・ゾーンの集団即興ゲーム「コブラ」を学ぶなど、実に様々な音楽的ヴィジョンを持ち合わせているのが彼の特徴だ。

そんなフェリペ初となる本作『シルクラール・ムジカ』は、全ての楽器を自ら演奏・多重録音し、アンドレ・メマーリのスタジオ「エストゥヂオ・モンテヴェルヂ」でマスタリングを行った室内楽的作品となった。とはいえ通常の室内楽とは当然ながら一線を画している。ミナスという地の音楽的特徴は、古くからの教会音楽、コンガーダのような黒人奴隷のフォルクローレ、さらにはロックやプログレ、現代音楽やジャズ、実験音楽といった多種多様な音楽が混在している点にある。フェリペの音楽もそういった要素を随所に感じさせつつ、エルメートやマルコ・アントニオ・ギマラエス(ウアクチ)といった偉大なる先人達へのオマージュも捧げている。

クラシック・ギターとチェロのアンサンブルをメインに据えた"Valsa Campeã"はエルメートに捧げた楽曲だ。ギターのシンプルなアルペジオに様々な音がイレギュラーに絡んでくる"NoiteDia"、しめやかな弦管アンサンブルにパーカッションや手拍子の音が静かにコラージュされる"Jabuti"・・・。クラシックのような穏やかさ、サウンドトラックのような淡々としたテンポの中にも実に様々な試みが見て取れる。ウアクチのリーダー=マルコ・アントニオ・ギマラエスに捧げた"Marco"は、弦アンサンブルを基調としながらも「プラネタリオ」などのウアクチ制作の創作楽器が加わり、ユニークな個性を発揮。小鳥の鳴き声などを交えた穏やかな室内楽アンサンブルからスタートし、エレキ・ギターなどが加わりコンテンポラリー・ジャズ的なサウンドスケープを展開していく"Julho/Circulatio"、ラストの"Chuvento"はシンプルなギターソロの中に雨音などが混じり、静かに静かに音が消えていく。

彼の所属するハモや、近しい存在であるロウレイロやハファエル・マルチニらに比べれば拍子抜けするほどにシンプル極まりない作品である。しかし聴き進めていくうちに、音楽や楽器に対して、驚くべきほどに透徹したヴィジョンを持っているであろう事を音の隅々から感じられるだろう。まるで「禅」の世界のように雑念のないミニマムなアンサンブルは、かえって大きな想像力を与えてくれる。マスな世界で喧伝されるような作品ではないかもしれない。しかし興隆極まるミナス新世代音楽の中においても、とりわけ異彩を放つフェリペの音楽。ミナス音楽好きや実験音楽好きならば押さえておきたい、隠れた傑作の誕生である。




2013年ミナス特集のNEWSはこちら http://diskunion.net/latin/ct/news/article/2/39421
 

江利川侑介

ソングリスト

  • Valsa Campeã
  • C I D A D E
  • Noite Dia
  • Jabuti
  • Lídia
  • Marco
  • Julho / Circulatio
  • Chuvento