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ケニー・ワーナー、さすがの演奏と言えましょう。コンポジション、そして、音の深み、表情のある音の世界、この作品、どこを切っても、ケニー・ワーナーのケニー・ワーナーたる美しさを湛えた音が広がり出ます。決して派手な存在ではない人ですが、しかし、寺島レコード・インポートから近日、リリースされるアレックス・リエルとのトリオ演奏を聴いても、そのメンバーでのライブでも、テクニックと歌のセンスは抜群。そして、この人の最骨頂は、何ものにもさえぎられることなく、千変万化のニュアンスを表現出来るソロなのでは?などとも思われます。本作は、生まれ育った街ニューヨークへのオマージュ。イースト・リバー、ハドソン、セントラル・パーク、そしてグラウンド・ゼロ・・・NYの象徴ともいえる名の数々・・を冠した曲が並ぶ中、同時に浮かびあがるのは、そこに集まる人の喜怒哀楽。そこには、眩しすぎるほどの物語もあれば、光ある故の影もあり、切なさもあり、哀しさあり、希望もあり、絶望もあり・・・少しばかりうがった見方かもしれませんが、このワーナーのピアノを聴くと、NYという街に憧れ集まる、そんな人々の感情の機微を織り描いているのでは、などという感覚を覚えます。録音も素晴らしく、そのピアノの表情を生き生きと伝えてくれる、素晴らしいソロ作です。(インフォより)
Kenny Werner(p)
KENNY WERNER / ケニー・ワーナー