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※2CD
79年チェット・ベイカー、フィル・マーコウィッツらを迎えたカルテットによる演奏
30分近くに及ぶ演奏でもアイディア豊かに繰り広げる好調ぶりも示す演奏!
★1970年代から80年代半ばにかけて、ハンブルグ及び、ドイツ全土のジャズ・シーンの中心を占めていたOnkel Po’s Carnegie Hallでのライヴ音源を作品化するシリーズ。79年のチェット・ベイカー。
★チェットは、70年代半ばにCTIを舞台としてリーダー作やジム・ホールとの共演盤などを発表、米国でも完全復活を遂げましたが、77年のA&M録音『You Can't Go Home Again』はこの時期を代表する傑作と高い評価を得ました。
★このアルバムに収められている「Love For Sale」は、ジム・ホール盤収録の「You'd Be So Nice To Come Home To」などと同様、オールド・スタンダードに新しい命を与えた名演として知られていますが、ここに収められた79年版「Love For Sale」も、77年のヴァージョンを踏襲してフレッシュな演奏が繰り広げられています。
★ここでチェットをバックアップしているのは、フィル・マーコヴィッツ(p)、ジャン=ルイ・ラシンフォッス(b)、チャーリー・ライズ(ds)の3人。
★カルテットの演奏は全部で5曲。30分近くに及ぶものもあり、じっくりと4人のプレイを楽しむことができますが、とりわけリーダーのチェットは好調で、長いソロでもアイデアの尽きることがありませんし、この時期の彼が晩年(80年代後半)のプレイとは明らかに異なる力強さと切れを持っていたことが良くわかります。哀愁のバラードとスウィートなヴォーカル/歌心あふれるスキャット、切れのいいトランペット・ソロどれもを味わえる貴重なライヴ演奏です。 (原盤CD / N.77038) (LP / N.78038)
■メンバー:
Chet Baker(tp, vo)
Phil Markowitz(p)
Jean Louis Rassinfosse(b)
Charlie Rice(ds)
(録音) 1979年4月2日 ドイツハンブルグ オンケル・ポー・カーネギー・ホール(全曲初登場発掘音源)
CHET BAKER / チェット・ベイカー