3,300円(税込)
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※紙ジャケット
—— こっちへおいで さあ 宴を尽くそう
東ヨーロッパ~コーカサスの狂騒と悲哀を練り合わせて、短編の無声映画をつなぎ合わせたかのようなテーブルミュージック ーー
`17年発表の1st「TRAPEZA」から3年半ぶりとなるトラペ座の2ndアルバムは、1時間30分強、2枚組の大作となった。 この2020年という全世界がウィルスの驚異に大なり小なり揺れうごく渦中で制作され、現在のトラペ座のすべてを惜しげなく詰め込んだドキュメンタルな作品だ。
`19年から3人編成となった彼らは、多田葉子:クラリネット/ソプラノサックス、大野慎矢:アコーディオン/ガイダ(東欧のバグパイプ)、菅原雄大:チェロのデフォルト編成を軸として、 多田がバスクラリネットを、大野がブルガリア・ロドピ地方特有の低音のカバ・ガイダを導入するなど、編成においても新機軸を見せている。
収録曲は、リーダー大野慎矢の自作曲を中心に、多田・菅原も楽曲提供している他、ギリシャ/ブルガリア/ジョージア/アルメニアの民謡、舞踊曲から、 ギリシャの国民的作曲家マノス・ハジダキスの映画音楽や、アフガニスタンの英雄的歌手アフマッド・ザヒールの歌をインストでカバーしている。 東欧の民謡由来の5拍子を使って、情念深い日本語の歌詞で歌われる「野辺のうたげ」や、ギリシャ民謡を日本語で意訳して歌う「Tzivaeri わたしの宝もの」「肉屋の踊り」、 抒情的な「ひるのゆめのあわい」など、今回は歌ものの曲も印象深い。
録音は、トラペ座が定例企画を主催する渋谷・公園通りクラシックスにて行われ、 サウンドエンジニアはムーンライダーズ、こまっちゃクレズマなどのドラマーとしても知られる 夏秋文尚が、前作に引き続き担当している。 ゲストミュージシャンとして、ロケット・マツ(from パスカルズetc)、夏秋文尚もパーカッションで参加している。 ジャケットは、写真家の三浦麻旅子によるアートワーク。
宴=テーブルの音楽を標榜する彼らの新たな出発点となった今作「灯地下」は、情念と泥臭さとがますます極まり、味わい深い余韻を残す美しいアルバムとなった。
TRAPEZA / トラペ座
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TO CHIKA / 灯地下
1,300円(税込)
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