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★ドイツのジャズ誌『Jazzthing』が創刊100号を記念して立ち上げた企画“European Jazz Legends”とレーベルIntuitionのコラボ企画。第15弾は、大巨匠ピアニスト、マーシャル・ソラールが登場です!
★1927年アルジェ生まれ。しかし、40年代より、両親の母国フランスに移住。その後、ヨーロッパを中心にしながら、63年にはNYを訪れ、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルに出演。テディ・コティック、ポール・モチアンというビル・エヴァンスのリズム・セクションとの共演は、その後作品化され、アメリカ市場でのデビュー盤となり、かのデューク・エリントンが、そのテクニックと、センス、創造性を絶賛。また、ヴィレッジ・ヴァンガードにリーダーとして出演した屈指のヨーロッパのミュージシャンであり、ヨーロッパのミュージシャンにとって、アメリカへの道を大きく切り拓いた存在。アメリカのジャズに対して、ヨーロッパでのジャズを問う本企画に、ソラールはこれ以上にない存在ともいえます。
★本作は、そんなソラールの貫禄が出たソロ演奏。理性的で時には観念的となることもあるソラールながら、ここでは、MCでジョークなどもまじえてリラックス・ムード。尊敬するデューク・エリントンのナンバーを、中核とするメロディを大切にしながら、ブルージーかつ、気品あふれるハーモニーとで織りなしていくほか、“My One And Only Love”、“Body and Soul”、“Night And Day”、“All The Things You Are”など、名スタンダードの数々も過剰な虚飾もなくシンプルに演奏。しかし、だからこそ、行間に表現の綾がでてきます。
★ユニークなのはまた、日本でも有名なフランス民謡“Sir Jack( 仏題=“Frère Jacques”、邦題=“かねがなる”“グーチョキパーでなにつくろう”)のような曲をアブストラクトかつ、コミカルに演奏しているところ。この選曲に関しては、ソラールが「コンサートに来ている子供でも楽しめる曲とは?」という問いの元に演奏したとのことですが、誰もが親しむ曲を、不協和音やマイナー・スケールに転調を施した奇妙なスケールも多分に織り込みつつ、ベートーヴェンの『運命』のテーマを引用したりと、楽しく聴かせてしまうところなど、アーティストのセンスと、引き出しの多さを物語ります。
★なんと90歳オーバー!現在はホールでのピアノと自宅のピアノのクォリティのギャップもあり、家では、練習的なものに徹しているとのことですが、ステージで見せるオリジナリティはやはり大巨匠です!(新譜案内より)
メンバー:Martial Solal (solo piano)
MARTIAL SOLAL / マーシャル・ソラール