【特集】ブラジル音楽通信~8月のブラジル音楽ニュースまとめ~ドラ・モレレンバウム待望の1stアルバム、リニケルソロ2ndアルバムなどなど

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2024.09.03

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RELEASE INFORMATION



Fabiano Do Nascimento & Daniel Santiago『Olhos D'água』現代ブラジルを代表するふたりによる初のコラボ作'24
https://diskunion.net/latin/ct/news/article/0/124294



NOW-AGAIN、Leaving Records、FAR OUT RECORDINGSといった名門レーベルからのリリースで知られ、ブラジルという枠を超えて活躍するギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメントと、コンテンポラリー・ジャズ界においてブラジル屈指のギタリストと称されるダニエル・サンチアゴの共演作『OLHOS D'AGUA』がLP/CDでリリース。眩い大自然の中にいるかのような開放感と瞑想的なムードが溶け合ったギター・アンビエントの傑作です。一部の楽曲ではムーンズのジェニフェル・ソウザも参加しています。素晴らしい内容ですのでぜひ!



ドラ・モレレンバウム『PIQUE』 バーラ・デゼージョの一員としても知られるドラ・モレレンバウムによる待望の1stフルアルバム。プロデュースはアナ・フランゴ・エレトリコ!
https://diskunion.net/latin/ct/news/article/0/124381



8月最も話題を集めたニュースと言っていいかもしれません。バーラ・デゼージョのメンバーとしても知られるドラ・モレレンバウムが、待望の1stフルアルバム『PIQUE』のリリースを発表しました。アナ・フランゴ・エレトリコのプロデュースによるものでしょうが、全体的にジャズ/ファンク/ソウル色を強めながらもドラらしい幽玄のムードに満ちたバラードを堪能できる逸品です。バーラ・デゼージョのファンはもちろん、アナ・フランゴ・エレトリコのファンの方も必聴の一枚です。



ムーンズの一員としても知られるジェニファル・ソウザ'24新作『SITIO ROSA』 ミナスの仲間たちとともに録音したインティメイトな一枚
https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008900083




ムーンズの活動で知られるジェニフェル・ソウザが久々の新作を発表。パンデミックの期間にベルナルド・バウエル、クリストフ・シルヴァといったミナスの仲間たちとともに録音された作品。先行曲「Lhasa」(愛犬の名前だそうです)を聴けば、童謡の世界に迷い込んでしまったかのような、アルバム全体のピースフルなムードが伝わってきます。ゲストとしてフェルナンダ・タカイやルイザ・ブリーナが参加している点も注目です!



JAZZ IS DEAD 21 | エボ・テイラーからカルロス・ダフェ、ドン・サルヴァドール、アントニオ・カルロス&ジョカフィ、ジョイスらが参加!
https://diskunion.net/latin/ct/news/article/0/124679



エイドリアン・ヤングとアリ・シャヒード・ムハンマドによる「JAZZ IS DEAD」シリーズ最新作は、これまでの未発表音源を集めたもの。ハイライフ偉人エボ・テイラー、ブラジルからはカルロス・ダフェ、ドン・サルヴァドール、イルドン、アントニオ・カルロス&ジョカフィといった70年代のサンバソウル/ファンク~MPB作品を愛聴している方であれば胸躍るメンバーが参加しています!





チン・ベルナルデスのソロ1stアルバム『Recomeçar』がUS盤でリイシュー
https://diskunion.net/latin/ct/news/article/0/124900



先日のソロでの来日公演も記憶に新しいチン・ベルナルデスのソロ1st『Recomeçar』(2017)が待望のリイシュー!ソロ2ndアルバム『Mil Coisas Invisiveis』(2022)のリリースを手がけたUSの新進気鋭のレーベル、Psychic Hotlineからのリリース。O Terno名義でのFestival de FRUEへの来日公演が決まっているだけに嬉しいニュースです。そして何より今回は非常に安価です。ぜひこの機会に!





RELEASE INFORMATION(現状配信のみ)



リニケル、3年ぶりの2ndアルバム『CAJU』をリリース!よりグローバルなサウンドに接近した意欲作。



前作にも参加したオルケストラ・ジャズ・シンフォニカの演奏によりダイナミックに展開していく「VELUDO MARROM」、アマーロ・フレイタスのピアノとアナヴィトーリアによる歌声が神秘的に響く「AO TEU LADO」、アフロブラジル系パーカッション集団、アギダヴィ・ド・ジェージのKainã do Jejêがパーカッションで参加したリズムオリエンテッドな「ME AJUDE A SALVAR OS DOMINGOS」など多様な楽曲を収録しています。ルーツ回帰的でシンプルな作りだった前作と比べるとよりサウンドの幅を拡大。ルーツに根差しながらもグローバルなポップシーンと共振する懐の広い作品といえるでしょう。



注目のSSW、ニコラス・ジェラルディが2ndシングル『Eu Quis Mudar』をリリース!



リオ出身、弱冠25歳の新人SSW、ニコラス・ジェラルディが1stシングル「Sempre Há」に引き続き2ndシングル「Eu Quis Mudar」を公開しました。ロマンチックなロックチューンだった「Sempre Há」に比べると、跳ねるようなリズムが印象的なより快活なムードの楽曲となっています。なお、プロデュースを担当しているのは、先日の来日公演も最高だったアナ・フランゴ・エレトリコのバンドのギタリストを務めたギリェルミ・リリオです。また、デビューアルバムも近日中にリリース予定とのことです!要注目!



ブルーナ・メンデスが久々のシングルを発表!9月にアルバムをリリース予定。



ブルーナ・メンデスがソロ名義では久々のシングル「temporal」をリリースしました。ブルーナ・メンデスらしいフューチャリスティックなR&Bテイストの楽曲で、前作『CORPO POSSIVEL』を愛聴している方にはたまらない内容でしょう。9月末にはアルバム『NEM TUDO É AMOR』をリリース予定とのことです。シングルを聴く限り前作以上の大傑作になりそうな予感です!



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