Silvana Estrada『Vendrán Suaves Lluvias』『Marchita』メキシコ次世代を担うS.S.W. ついにフィジカル化!

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2025.12.12

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Tiny Desk Concert への出演や、オーロラ、レイヴェイらとのコラボでも話題! メキシコの次世代を担うシンガー・ソングライター、シルバナ・エストラーダの作品がついにフィジカルリリース!




『Vendrán Suaves Lluvias』こちらは2025年リリース作。
米ニューヨーク・タイムズによる「The Fall’s Most Anticipated Albums: 10 Picks/今秋、最も期待されるアルバム:10選」に選ばれた話題作。


2022年のインターナショナル・デビュー作『Marchita』が絶賛されたシルバナ。しかしその後に数々の悲劇が彼女を襲う。過労による脊髄損傷、友人とその兄弟がメキシコシティで誘拐され、殺害されたという知らせを受け取ったのだ。大きなショックを受けた彼女は、しばらく音楽活動から離れることになる。

彼女を絶望の淵から引き戻したのは、伝説的なコスタリカ生まれのメキシコ人歌手、チャベーラ・バルガスの旧邸で行われていたアーティスト・レジデンシーだったのだという。

彼女は最初から「今回は何も作らない」と決めていて、ほとんどの日々をプールサイドでぼんやり過ごしていたという。ところがある日、ふとギターを手に取った瞬間、何かが起こった。「ほんの数分で、一曲まるごと歌い上げていたんです」と彼女は振り返る。「無意識のうちに、チャベラに助けを求めていたのかもしれません。気がついたら、私も友人も泣いていて、全身に鳥肌が立っていました」。

「Un Rayo De Luz(ひとすじの光)」は、厳しい冬を越えたあとに差し込む春の陽射しのように心震わせる一曲だ。静かなギターの音色から始まり、やがてシルヴァナの透きとおる声が、豊かに広がる弦のアレンジの上を舞うように響く。彼女がこの曲を書いたのは、偶然にもチャベーラ・バルガスのインタビューを目にした2日後のことだった。そこでチャベーラは、死について「誰も(現世に)帰ってきたことのない場所というのは、なんて美しいのかしら」と語っていたという。

「その言葉のイメージが、私をとても穏やかな気持ちにしてくれたんです」とシルヴァナは語る。「友人がもう戻ってこないのは、彼が天国のような場所にいるから──そう思えるだけで、心が救われるようでした」。

※Rolling Stone Japan インタビューより抜粋 https://rollingstonejapan.com/articles/detail/43779



全曲作詞・作曲・プロデュースを自ら行った本作、その指針となったのはジョニ・ミッチェル『Blue』なのだという。シルバナらしい、フォークを軸にした味わい深いヴォーカルはそのままだが、前作以上に感情表現が豊かになり、サウンドも大幅にスケールアップ。米ニューヨーク・タイムズによる「The Fall’s Most Anticipated Albums: 10 Picks/今秋、最も期待されるアルバム:10選」に選ばれるなど、この冬最大の話題作となること必至だ。



『Marchita』こちらは2022年にリリースされたワールドワイド・デビュー作。2022年ラテングラミーの新人賞受賞作です。



1997年メキシコのベラクルス州に生まれたシルバナ。両親が弦楽器奏者だったこともあり幼いころから音楽をはじめ、徐々に地元のバーなどで演奏をするようになる。16歳のころにベラクルス大学のジャズプログラムに通うようになるも、ピアノよりも父から譲り受けたベネズエラのクアトロをメインに作曲を行うようになる。それ以来、クアトロは彼女にとってのメイン楽器だ。プロとしてはチャーリー・ハンターとの出会いが大きな転機となる。チャーリーのすすめもあり、2017年にはアルバム『Lo Sagrado』をリリース。一部の早耳のリスナーのあいだで話題となると、その後もチャーリーと頻繁にアルバムを制作。2020年にはアメリカの〈Glassnote Records〉と契約し、2022年にリリースされた本作『Marchita』は多くの称賛を浴び、2022年ラテングラミーの新人賞を受賞した。

歌手としてはビリー・ホリデイやサラ・ヴォーン、さらにはチャベラ・バルガス、ビオレッタ・パラ、メルセデス・ソーサ、トニャ・ラ・ネグラといったラテンアメリカの偉大なる歌手たちに影響を受けている。

※参考音源

Tiny Desk Concert


Tiny Desk (Home) Concert