アフロ・ディグ・ムーヴメントの真打登場!フェラ・クティと双璧を成すナイジェリアの雄、オーランド・ジュリアスの知られざる全盛期録音からコンパイルされた激レア音源集が豪華ブックレットとともに復刻。アフロビート・ファン、コレクター悶絶リリース!

●ORLANDO JULIUS / ORLANDO JULIUS AND THE AFRO SOUNDERS
(VOODOO FUNK CD:1,700円 / LP:2,000円 入荷/発売中)



ナイジェリアで生まれ、いまや世界中にフォロワーを生み出している「アフロビート」。その代名詞といえば真っ先に思い浮かべる名前がフェラ・クティであろうが、実はフェラと並ぶ重要人物こそオーランド・ジュリアス。フェラ=アフロビートとするなら、オーランドのサウンドは「アフロ・ソウル」などとも呼ばれたりするが、キューバをはじめとするカリブ諸国の音楽をベースにしたナイジェリアの大衆音楽を多様に発展させ、オリジナリティを築いたのはオーランドの功績がより大きいとさえ言われている。かつてスペインのVAMPI SOULからリリースされている初期音源集”Super Afro Soul”を聴けばそのポリシー明らかで、USソウルやファンクの要素を巧みに取り入れながらもアフリカ的なリズム解釈やヴォーカル・センスは、至極鮮烈。しかし、実は彼の全盛期は実はキャリア初期ではなく、1970年から1973年頃と言われているのは、熱心なナイジェリア・フリークの間では定説とされた知られざる事実なのだ。

今回、N.Y.初の新リイシュー・レーベル「VOODOO FUNK」の第一弾として満を持してコンパイルされたのは、まさにその時期のオーランド。伝説の偉人ジンジャー・ベイカーが所有するラゴスのスタジオにて70年代初頭にレコーディングされた中から、選りすぐりのトラックを全6曲収録。混沌としたエネルギーを持て余していた初期よりも、より統制の取れたグルーヴと、よりアグレッシヴに鼓舞する圧倒的な音の迫力。自由なステージを得たオーランドは、自身の音楽の真価を見出したと同時に、グループとしても親密さを増したことで、より一層純度を増した形で結実したサウンドがここに存在。

さらに、リイシューに際し、当時の貴重なフォト、ライナーノーツを載せた豪華ブックレットも付属。これぞ、アフロ・ディグ・ムーヴメントの真打登場と言わしめる最良のアフロビート・アンソロジーだ。

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