あのバーデン・パウエルの息子でパリを拠点にインターナショナルな活動をみせるピアニスト、フィリップ・バーデン・パウエルの最新作が登場!

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2017.03.16

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PHILIPPE BADEN POWELL / フィリップ・バーデン・パウエル / NOTES OVER POETRY

PHILIPPE BADEN POWELL フィリップ・バーデン・パウエル

NOTES OVER POETRY

    • CD(4) LP(レコード)(10)

      現代ブラジリアン・ジャズ最高峰の実力者!あのバーデン・パウエルの息子でパリを拠点にインターナショナルな活動をみせるピアニスト、フィリップ・バーデン・パウエルの最新作が登場!

      フィリップ・バーデン・パウエル。偉大なるギタリスト/コンポーザー、バーデン・パウエルを父に持つピアニスト/作曲家である。パリに生まれ、現在もパリを拠点にしながら世界中のあちこちでレコーディングやライブに参加し、その非凡な才能を存分に発揮。近年だけをみても、サンパウロの一流ジャズミュージシャンと共演した『LUDERE』、キケ・シネシ直系として知られるアルゼンチンの女流ギタリスト、セシリア・サバラとのデュオ作、そして2016年末にはメロディ・ガルドー&ピエール・アデルニのサポートとして来日を果たすなど、その活動は実に多彩。そのいずれもで非常に高い水準の作品/演奏を披露し、にわかに現代ブラジリアン・ジャズのキーマンとして注目を集め始めている。

      そんなフィリップの最新作は、精力的なリイシュー・ワークスから、アジムスのようなレジェンダリーな存在までをプロデュースする、UKのファーアウトからのリリース。レーベル・カラーを反映してかこれまで以上に様々なスタイルの楽曲にチャレンジした、キャリアにおける分岐点ともいえる作品へと仕上がっている。

      ドナート・ファンなら思わずニヤリのポップなメロディと、リズミカルなタッチ、そしてヴェロカイやデオダートを髣髴とさせるパーカッション、ホーンズを入れたアレンジメントが極上のレイドバック感覚を提供してくれる#1に始まり、ベルギーのジャズ・ヴォーカリスト、デヴィッド・リンクスのラップをフィーチャアしたネオ・ソウル・ライクな#2、デヴィッド・リンクスのスキャットをフィーチャアした#4、フィリップと同じくフランスを拠点に活動するブラジル人女性シンガー、パウラ・テッセール参加の#7、エグベルト・ジスモンチの娘であるビアンカ・ジスモンチに捧げた#8、自らヴォーカルをとる#9...。なかでも美しいメロディを端正に奏でていく#3は本作のなかでのハイライトといえる出来栄えだろう。

      ロバート・グラスパーの登場以降、ジャズは再び世界のポピュラー・ミュージックの最前線に躍り出た。カマシ・ワシントンや黒田卓也といったミュージシャン達が自らの音楽性をジャズによって拡張させたように、サンバやボサノヴァ、MPBといった自身のルーツとジャズを結びつけることでフィリップも自らの音楽を拡張しつつある。2017年、大きな旋風を巻き起こしそうな南米産ジャズの中心に、間違いなく、この作品も位置することになるだろう。

      ▼帯ライナー付国内仕様CD


      ▼LP


      ▼アルバムのハイライト・トラックのひとつ!メロディ・メイカーとしての才能をいかんなく発揮したピアノ・ジャズ!

ソングリスト

  • 1. Vamos Donatear?
  • 2. Notes Over The Poetry
  • 3. For You To Know
  • 4. Hues
  • 5. Chica
  • 6. The Lonely Dreamer
  • 7. Recado pra voce
  • 8. Salvadora
  • 9. Quem Sabe?
  • 10. State of Music