VIVA! SÃO JOÃO! ブラジル北東部音楽特集!

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2018.06.01

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VIVA! SÃO JOÃO! ブラジル北東部音楽特集!


6月から7月にかけてブラジル全土で行われるお祭りフェスタ・ジュニーナ (Festa Junina。6月祭りの意味)。ヨーロッパにルーツを持ち、聖ヨハネ (São João Batista) を始めとするキリスト教の聖人の記念日と、夏至を迎えるお祝いがフェスタ・ジュニーナの起源といわれています。

南半球にあるブラジルでは、6月は冬を迎えようとする季節。肌寒くなってきた夜に焚火を囲み、ホット・ワインを飲みながらダンスを楽しみます。収穫を祝うお祭りでもあるので、都会に住む人々や子供たちがわざわざ農民風の衣装をまとうこともしばしば。ブラジルのお祭りというと多くの日本人が思い浮かべるであろうリオのサンバ・カーニヴァルとは違い、大掛かりな演出やコンテストはなく、各地域や学校単位で行われる庶民的なお祭りです。

そんなフェスタには音楽がつきもの。フェスタ・ジュニーナに欠かせない音楽は、サンバではなく、ブラジル北東部発祥といわれるフォホー (Forró) 。ペルナンブーコ州にあるカルアルという地域は Forróのメッカと呼ばれ大規模なフェスタが行われます。南部の方ではクワドリーニャ (Quadrilha) というヨーロッパ・ルーツの音楽も人気で、どちらもアコーディオンが主役の音楽です。

ブラジルではアコーディオンをサンフォーナと呼びます(南部ではガイタと呼ぶこともあります)。このサンフォーナの演奏家でフォホーの人気をブラジル全土に広めた人物がルイス・ゴンザーガ (LUIZ GONZAGA) 。ブラジルでは伝記映画が作られるほどの人気者です。

また5月の来日公演で熱狂の渦を巻き起こしたエルメート・パスコアル (Hermato Pascoal) は、やはりブラジル北東部のアラゴアス州生まれ。子供の頃から小型のアコーディオンで兄と共にあちこちのパーティで演奏していたそうですから、フェスタ・ジュニーナではひっぱりだこだったことでしょう。しかもエルメートは6月22日生まれです。彼が1999年に録音したまま未発表となっていた音源が今年の6月にリリースされることが発表されましたが、それはなんとエルメートによるフォホー集。聴衆がエルメートのステージから受け取る祝祭感、多幸感の源は、彼が子供の頃に過ごしたブラジル北東部のフェスタ・ジュニーナの体験から来ているのではないでしょうか。

この特集では北東部音楽の初心者から演奏家まで、多くの方にお勧めのタイトルをピックアップ!

まずは北東部地域の音楽であったフォホーをブラジル全土に広めた偉人、ルイス・ゴンザーガ。
LUIZ GONZAGA / ルイス・ゴンザーガ / ABOIOS & VAQUEJADAS - NOS CAMINHOS DA FE - SAO JOAO NA ROCA
・LUIZ GONZAGA ABOIOS & VAQUEJADAS, JOS CAMINHOS DA FE & SAO JOAO NA ROCA (3CDS)
生誕100周年記念編集盤。入手しにくいRCA時代の音源をコンパイル。
 
LUIZ GONZAGA / ルイス・ゴンザーガ / O MELHOR DE
・LUIZ GONZAGA / O MELHOR DE..
数あるコンピレーションの中でもベスト・オブ・ベストと言える内容かつお手頃価格でお勧め。代表曲「Asa Branca」収録。

ルイス・ゴンザーガは非常に多くの人気曲を残しているので、Songbookも2冊出ています。
・ALMIR CHEDIAK / SONGBOOK LUIZ GONZAGA VOL.1
・ALMIR CHEDIAK / SONGBOOK LUIZ GONZAGA VOL.2

ルイス・ゴンザーガと並ぶ人気のジャクソン・ド・パンデイロ。
この人は、名前の通りパンデイロを叩きながら歌いますが、そのバネの効いたリズム感、弾むような歌が小気味よく、リズムの王様とも呼ばれています。
JACKSON DO PANDEIRO / ジャクソン・ド・パンデイロ / REI DO RITMO, O (BOX)
・JACKSON DO PANDEIRO / REI DO RITMO, O (BOX)
ファンにはたまらない!15枚組CD-BOX。

JACKSON DO PANDEIRO / ジャクソン・ド・パンデイロ / JACKSON DO PANDEIRO ANOS 60
・JACKSON DO PANDEIRO / JACKSON DO PANDEIRO ANOS 60 (4CD)
入手の難しい3枚の音源再発+レアトラック集

そして北東部音楽の魅力を洗練されたハーモニー感覚とハートウォーミングな歌声で表現し、ポピュラー音楽の世界へも大きく影響を与えたのがドミンギーニョス。
DOMINGUINHOS / ドミンギーニョス / GARANHUNS
・Dominguinhos / GARANHUNS

カエターノに「北東部の花」という名をささげられたエルバ・ハマーリョにょるルイス・コンザーガ・オマージュ作品。
ELBA RAMALHO / エルバ・ハマーリョ / ELBA CANTA LUIZ
・ELBA RAMALHO / ELBA CANTA LUIZ

 息の長い人気を保ち続けるフォホートリオの最新作はなんとBiscoito Finoから!
TRIO NORDESTINO / トリオ・ノルデスチーノ / CANTA O NORDESTE
・TRIO NORDESTINO / CANTA O NORDESTE

ジルベルト・ジルとの共演で一躍人気者となったタルジーノ・ゴンヂン。
彼の曲「Esperando na Janela」は大ヒットとなりました。
TARGINO GONDIM / タルジーノ・ゴンヂン / CANCOES DIVINAS
・TARGINO GONDIM / CANCOES DIVINAS

資料性のあるブックレット付で昨年初CD化され話題となったカマラォン。
CAMARAO / カマラォン / THE IMAGINARY SOUNDTRACK TO A BRAZILIAN WESTERN MOVIE 1964-1974
・CAMARAO / THE IMAGINARY SOUNDTRACK TO A BRAZILIAN WESTERN MOVIE 1964-1974

女性の演奏家としてはマリネースが有名ですが、北東部からリオに進出、女優業にも積極的な美人サンフォネイラ、ルーシー・アルヴィスの活躍ぶりには目を見張ります。
LUCY ALVES / ルーシー・アウヴェス / NO FORRO DO SEU ROSIL
・LUCY ALVES / NO FORRO DO SEU ROSIL
ファミリーバンドのクラン・ブラジルと。
 
土臭いイメージのフォホーも、彼女たちの手にかかれば可憐なイメージに。
TRIO SINHA FLOR / トリオ・シニャ・フロール / TRIO SINHA FLOR
・TRIO SINHA FLOR / TRIO SINHA FLOR
女性らしい繊細なハーモニーが魅力

偉大なサンフォネイロ達、ルイス・ゴンザーガ、ドミンギーニョス亡き後、彼らに影響を受けた若手男性サンフォネイロが活躍中!

CEZZINHA / セジーニャ / EU GOSTO DE TUDO EM VOCE
・CEZZINHA / EU GOSTO DE TUDO EM VOCE


MESTRINHO / メストリーニョ / OPINIAO
・MESTRINHO OPINIAO
今、一番注目されているのがこのメストリーニョ!ジャズの素養を垣間見せるテクニックと野性味あふれる勢いのあるタッチ、甘いヴォーカルも魅力。

MARCELO CALDI / マルセロ・カルヂ / A SANFONA E MEU DOM
・MARCELO CALDI A SANFONA E MEU DOM
ピアニストとしての確かなテクニックを活かし作曲やアレンジもこなすマルセロ・カルヂはリオで活躍中。最新作はジョアン・カヴァルカンチとのDuo作品

LULINHA ALENCAR & MESTRINHO / ルリーニャ・アレンカール & メストリーニョ / TOCANTE
・LULINHA ALENCAR & MESTRINHO / TOCANTE
アコーディオン2台の共演。Dominguinhosにオマージュを捧げる。

HERMETO PASCOAL / エルメート・パスコアル / E SUA VISAO ORIGINAL DO FORRO
・HERMETO PASCOAL E SUA VISAO ORIGINAL DO FORRO
1999年に録音したまま未発表となっていた音源が奇跡のリリース。
▼特集ページはこちら
http://diskunion.net/latin/ct/news/article/1/74196diskunion.net/latin/ct/news/article/1/74196

そして演奏家のためにアコーディオン用の楽譜も!さすがブラジルですね。
・ROBERTO BUENO / MUSICA PARA ACORDEOM TRIBUTO A LUIZ GONZAGA (BOOK)
・ROBERTO BUENO / MUSICA PARA ACORDEOM TRIBUTO A DOMINGUINHOS (BOOK)
 

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