[予約] 規格外のピアノトリオ! アマーロ・フレイタス待望3RDアルバム

  • LATIN / BRAZIL
  • 新着ニュース

2021.04.30

  • LINE

  • メール
前作『Rasif』(2018) が「驚愕するほどユニークな鍵盤へのアプローチ」(Downbeat)などと世界中で絶賛され、ここ日本でもブラジル音楽ファンだけでなく、ジャズ・リスナーからも大きな注目を集めたブラジル北東部レシーフェ出身のピアニスト、アマーロ・フレイタスが待望の新作『Sankofa』をリリース!



Sankofa サンコファとは、概念や格言を表すガーナの記号アディンクラで後ろ向きの鳥を描いたシンボルのこと。ニューヨークのハーレムで開催されたアフリカンフェアに出演した際、モンクやテイタムといった偉大なジャズ・ピアニストの出身地であることを考慮してか、このシンボルがローブに描かれているのを偶然に見つけたことで興味を持ち、そこから深く学ぶことで、それが新しいアルバムのコンセプトになったのだという。「奴隷制度以前の黒人の歴史には、古代の哲学が豊富にあり、私たち民族の歴史と強さを理解することで、私たちの願望や夢、希望がどこから来るのかを理解することができるようになる」とはアマ―ロ自身の言葉だ。

録音はこれまでの作品同様、アマロ・フレイタス・トリオ結成当初からのメンバーであるジーン・エルトン(ベース)とウーゴ・メデイロス(ドラム)と共に行われた。作品の完成までに約2年がかかり、その間、週に4日一日8時間をスタジオでともに過ごしたのだという。まるで古代の祖先のデザインを再構築するかのように、複雑なリズムパターンや時間軸の変化を多分に用いた濃密なアンサンブルは、そういったプロセスを経て構築されている。

静かな曲調にも力強い生命力みなぎる 「Sankofa」 に始まり、黒人奴隷としてブラジルに連れて来られるものちにニューヨークへ逃れ、そこで読み書きを学んだというマホンマ・ガルド・バカカをテーマにした「Baquaqua」、華麗でたなびくピアノでビル・エヴァンスやセロニアス・モンクを連想させ、同時にシャッフルするハイハットとヨレたグルーヴでディアンジェロやアリシア・キースを感じさせる「Ayeeye」、EP『Existe Amor』でクリオーロとともに共演したミルトン・ナシメントへと捧げられた 「Nascimento」などなど。ヴィジェイ・アイヤーらを連想させるリズム・アプローチとジャズのイディオム、古代からの黒人文化が融合した、規格外のジャズ・ピアノトリオ傑作誕生だ。