ディスクユニオン アジアンミュージック・バイヤーズチョイス【6月号】

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2025.06.30

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新規開催!ディスクユニオンスタッフによるアジアンミュージック・バイヤーズ・チョイス! 

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今月は様々なジャンル・地域・時代の作品が入荷しました。引き続き取り扱いタイトルを増やしながら、ナイスなミュージックをお届けできればと思います。新規開催となる今月のアジアン・バイヤーズ・チョイスは、ラテン・ワールドWEB&通販担当の(TT)がゆる~くお届け。


5月号はこちら

https://diskunion.net/latin/ct/news/article/0/128276




■Soft Lipa「饒我流」


Soft Lipa新曲が4年ぶりにUPされていたので、十分な時間を確保してじっくりと聞いてみた。クールでヒーリングなラップ、そして圧倒的なセンス、素晴らしい。Soft LipaはJabberloopとのコラボレーションがあったりと日本でもそこそこの知名度はあるレジェンドで、2000年代には、nujabesなどを引き合いに紹介されており、日本でも一部の音楽好きの耳には届いていたのではないだろうか。台湾では、阿妹,Leo王,弟弟龍,Mc Hotdogなどとコラボしており音楽界に欠かせない人物のひとり。


今作「饒我流」は、どこか耳なじみがある。今作は、5年前に彼が、9m88「最高品質靜悄悄」のプロデュース、アレンジを行ったが、その際のアレンジを生かした副産物だそうだ。レトロ、中華風という要素、そしてビートはそのまま残しつつ、淡白なアレンジに。その結果詩が際立つような構成にあっている。中国語独特の対比構造の美しさ、例えば大人⇔小人、規則⇔叛逆の対比構造からは本人自身の積み重ねや大人の余裕を感じさせ、節奏⇔文字は、リズムやグルーブの影に隠れるだけじゃなくて、文化のある人間となり文字と文字の間に生まれる空間に創造性を見いだせるような詩を書けというメッセージ、などがこめられていて詩に注目するのも面白い。MVの本文には、hiphopが植物の成長速度に与える影響の研究結果に関する話も、SoftLipa独特のヒーリングさは確かに効果がありそうだ。





 

 

■V.A『BAA RECORDS SELECTS: THAILAND'S GOLDEN SOUNDS 80S SYNTH POP & DISCO』


ゴールデン・サウンド・スタジオから生まれた、シンセサイザーを駆使した活気的でダンサブルな楽曲をセレクトしたオブスキュアなコンピレーション。リリースはタイ南部のレコードショップ兼レーベル(昨年開始)のBaa Recordsから。本文には記載しなかったが、ภัทรา ทิวานนท์(Phatra Thiwanon)の「วุ่นวายนะเนี่ย」は、韓国の大物シンガーの나미(Nami)の「보이네」アレンジ。日本や欧米を軸に聞いているとどうしても忘れがち・気づけないが、アジアの音楽シーンは常につながっていたのだなと実感する。


 




■BIBI『EVE: ROMANCE: BIBI Vol.2 』



https://diskunion.net/portal/ct/detail/1009051772


韓国音楽シーンを席巻するSSW、BIBI。CDの収録内容の豪華さにびっくり、k-R&B好き、BIBIのファンはぜひとも持っておいてほしい。5月からはワールドツアーも始まり、日本は9月に3会場4公演行われる予定だそうだ、楽しみ!!




■pami 『pity dirty』

タイのインディポップがアツい!ドリーミーでキャッチーなボーカル、チル&エモ、最高です。UKインディーの風も感じるサウンドが魅力。Men I Trustあたりのファンに大推薦です!タイのインディレーベルEarthtone Recordsからは1st EPがアナログ化されています、HYBSのお二人であったりチルサウンドを得意とするアーティスト多数いるので、コラボ作でないかなとかこの辺も気になるところ。






■DREMEDREMAN / 曾女尼『全村的希望 (KIKALJAVA NUA SIKATAQALJAN)』



https://diskunion.net/portal/ct/detail/1009026223

台東県金峰郷出身のパイワン族シンガーソングライター、Dremedreman曾妮のデビュー作は民謡と、R&B、フォークなどを融合した一作で、金曲賞の最優秀原住民歌手賞にもノミネートされました。今年4月ごろに入荷することができましたが、ABAO率いる超重要レーベル那屋瓦文化有限公司(Nanguaq)の動向は今後も追っかけていければと思います。





■FUNKY MO『PEOPLE PLACES THING'S / 物件、所在 』



気になったので買っておいたFunky Moのアルバム、一度絶妙なダサさに飽き、聞いているうちに好きになりました。とにかくジャケも、中身も、MVもキラキラでレトロさがチリバラめられています。MVのこの字体は同じく台湾のバンド=icyball (冰球樂團)みがあって好きです。プロデュースには、Jerry Li李權哲(露波合唱團 The Loophole)も参加、間違いないやつです。実際に、ちょうど先ほどの金曲賞を見てみると、これまでで一番応募数も多く、レベルが高かったことで死の組と称された「最優秀台湾語アルバム賞」にノミネート、アートワークやアルバム設計に対する賞「最佳裝幀設計獎」にもノミネートされ非常に高く評価されています。台湾に旅行へ行った際は探してみてください。








■The Cottons 『Harapan』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1009056013

70年代のインドネシアンポップの雰囲気を漂うわせたEP『Harapan』、こちらも気になっていたので現地の方に依頼し購入したっ私物からのチョイス。White Shoes、Diskoria、あたりが人気な今ぜひともThe Cottonsには注目していただきたい。レーベルはインドネシア最大手のMusica Studio。独創的なプログレッシブなアレンジはジェネシス、イェスあたりの影響を感じさせるほか、ギターポップファンもおそらくドンピシャな好内容。





■Yufu『Heal Me Good』

https://diskunion.net/black/ct/news/article/1/130545


2025年における70s!MOTOWNをはじめとした 70年代のソウル・ミュージック好きは大注目!ソウル・レジェンドたちへの敬愛が詰まった&それらを自身のものとして完璧に操る最高のヴィンテージ・ソウル!!!ファンキーでかっこいいです。既に日本ではバズってますがオススメです。




■ENNO CHENG / 鄭宜農『MOON PHASES (圓缺)』




とにかくコンセプトへのこだわり・一貫性があり、ぜひ実物で味わっていただきたい。アルバムのコンセプトや楽曲の解説は愛をもって商品ページに書いたのでそちらを参照していただきたい、と先月号で紹介させていただいたイーノ・チェンの新作。アルバムのこだわりについてお聞きし、インタビュー記事として公開しましたのでぜひともご一読ください。(TT)


台湾の注目SSW イーノ・チェン (鄭宜農) に聞く最新作『圓缺 Moon Phases』の制作背景とこだわり【アジア・インタビュー連載企画Vol.5】

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