ディスクユニオン ラテン・ブラジル・ワールドが選ぶ年間ベスト・アルバム大賞2016! ★diskunion presents LATIN, BRASIL, WORLD MUSIC best disc award 2016★

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2016.12.29

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早いもので今年もこの季節がやってまいりました。
ディスクユニオンが選ぶ年間ベスト・アルバム大賞2016!




2016年のディスクユニオンラテン・ブラジル・ワールドはいかがでしたか?

今年はラテン/ワールド部門を統括するスタッフが入れ代わり、昨年度までとは違った商品展開をチャレンジした年でした。おかげさまでイシス・ヒラルドやブルーノ・ペルナーダスといった、どこのジャンルにも属すことのできない、しかし確実に新しい何かを感じさせてくれる音楽を発見し、ヒットさせることができました。2017年も引き続き、世界中から面白い音楽を発掘し、広めていけたらと思います。

また今年は世界中の音楽で世代交代の波を感じた一年でもありました。とくにブラジルではボサ・ノヴァやMPBの大物が変わらず元気に活躍していますが、一方で若手のミュージシャンがブラジル音楽のイメージを一新してしまう程のオリジナリティを世界に示し始めています。アルゼンチンも同様で、昨年末のクリバスのブレイク以降、続々と新たな才能が紹介されました。
この流れは来年以降どんどん拡大していくでしょう。ジャズ・ギターの皇帝Kurt Rosenwinkelの新作にAntonio LoureiroやPedro Martinsが参加していることがアナウンスされていますし、映画『Cu-Bop』では関係改善し国交回復したアメリカとキューバのアーティストの刺激的な交流がありました。マルチニークをルーツに持つフランス人ピアニストのChassol は今年世界中で一番の話題作だったFrank Oceanのアルバムに参加しましたしJamire Williamsのアルバムにも参加しています。アフリカ音楽もMumford and sonsがBeatenbergと、DrakeがWizkidとコラボしたりと、一気に欧米のシーンとの距離を縮めています。

2017年は私たちの取り扱う世界中の音楽が、よりいっそう欧米の音楽シーンに躍り出て台風の目となるのは確実だと直感しています。
来年も刺激的な良い音楽を良いタイミングでご紹介できるようラテン部門スタッフ一同日々精進してまいりますので、どうかディスクユニオンラテン・ワールド部門を宜しくお願いいたします。

(diskunion Latin/Brasil/Worldmusic)


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【 BRASIL / MALE 】

ARTHUR VEROCAI / NO VOO DO URUBU
2016年はアルトゥール・ヴェロカイの年でした。何度目かのコンチネンタル盤の再発も新たなファンを獲得し大いに盛り上がりました。ブラジル物の再発も「ヴェロカイ」というキーワードの元に、70年代のブラジリアン・サイケ、メロウMPB系が一挙に再発され、またブラジルのオリジナル盤のコレクター・サーキットの間でも「ヴェロカイ的なサウンド」が最も求められていました。そして2016年の暮れ、まさかの本人の新作のアナウンスが…このコメントを書いている段階ではまだ音は聴けていないのですが間違いなくブラジルの年間ベストはヴェロカイの新作に決定です。早く聴きたいです!  ラテン・ブラジル館 西原


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BRUNO CAPINAN / DIVINA GRACA
CAETANO VELOSO / DOIS AMIGOS, UM SECULO DE MUSICA (LP)
来日公演行けなかった...のでせめてこれで!江利川
DANIEL DIAS / REBENTACAO
DANILO CAYMMI / DON DON - DANILO CAYMMI CANTA DORIVAL COM BRUNO DI LULLO E DOMENICO LANCELLOTTI
Arthur VerocaIも参加したダニロ・カイーミ新作。曲や演奏、豪華なメンバーはもちろん、独特の立体感の音の定位やミックスの妙にやられました。家でもよく聴いた一枚。 ラテン・ブラジル館 西原
DORI CAYMMI / VOZ DE MAGOA
ブラジル音楽の心がわかる人にはたまらない内容。ずばり地味な作品なんですが、とてもよく売れました。 ボス江利川
FILO MACHADO / QUANDO SE QUER AMAR
FREDERICO HELIODORO / ACORDAR
ブラジル~ミナス・ジャズ・シーン気鋭のベーシストによるポストロック・アルバム。ジャズ・プレイヤーならではの知性を感じるサウンド。 ラテン・ブラジル館 A
GABRIEL VERSIANI / AINDA SAMBO
JORGE VERCILLO / VIDA E ARTE
絶対に良いとわかっていても、やっぱり良い。この安定感。裏切りません。AOR、シティポップ、メロウな音楽が好きでこのアルバムを聴いたことのない人がいるなら、確実に人生損してます ラテン・ブラジル館 A
LINEKER / LINEKER
リネケルとリニケル、ブラジル音楽の次の世代を牽引しそうな才能の出現も印象的でした。
OSCAR NEVES / BLEFE
美しいメロディーと浮遊感のあるほんの少し複雑なハーモニー、ブラジル特有の躍動感のあるリズムとヨーロッパ音楽(教会音楽)との融合。これらが本作の中にギュギュギュッと詰まっています。キャリアが30年以上のミュージシャンなのでミナス新世代と呼ぶにはベテラン過ぎますが、しなやかな感性から生まれた楽曲はどれも素晴らしいです。中でもオススメなのはM1,M3、M10。 JazzTOKYO 中村
PAPETE / SR. JOSE + BANDEIRA DE ACO - 35 ANOS
過去作に違わず彼の描く心象風景が胸を打つ1枚。今年惜しくも他界。関連作品は再評価がますます高まることでしょう。 レーベルWorld's Trees主宰 田嶋
RASHID (BRAZIL) / A CORAGEM DA LUZ
RENATO BRAZ & MARIO GIL & ROBERTO LEAO & BRENO RUIZ / MAR ABERTO
RODRIGO CAMPOS / CONVERSAS COM TOSHIRO
サンパウロ・インディー最重要人物のソロ3枚目。日本やアジアの映画にインスパイアされた作品ということで、冒頭から「タケシさん~アザヨさん~」と歌ってます。値段は高いんですけどGOMA GRINGAレーベルのレコードはどれも作りがよくて、これもシルクスクリーン・プリントで限定盤。もちろんCDもいい作りなので、ちょっと高いという方にはCDがおすすめ。  江利川
SILVA (BRAZIL) / CANTA MARISA MONTE
今までの作品とは扱う音が180度変わって生演奏的な音を選んでいます。生系の音の扱いも非常に優れていて現在ブラジル1高品質なプロダクションと称えましょう。 WEB担当松崎
TO BRANDILEONE / EU SOU OUTRO
5 A SECOの一員であるト・ブランヂレオーニの新作はパーカッショニストとのデュオ作。テクニックは超高度ですがあくまでポップスとして一流。  ラテン王子江利川
TOM REZENDE / TOM
ずっとフィジカルを待ってたファンク・ブラジレイロのネクスト・スタンダード。跳ね具合が絶妙ながら、実は「白い人」だったのがいちばん驚きかも。 ラゴア
フェルナンド・テンポラォン / パライソ~楽園~
カシンまわりのSSW、ソロ名義としては2ndアルバム。世界中のポップスとリオの適度にレイドバックした雰囲気がマッチした内容は、けっしてセンセーショナルではありませんが、ずっと聴ける心地よさ。  江利川
DELIRIO DE UM ROMANCE ABERTO - AS CANCOES DE ZE MANOEL
歌とピアノによる極上のMPB作品。墓場にまでもって行きたい作品が、またひとつ増えました。江利川




【 BRASIL / FEMALE 】

TATIANA PARRA E VARDAN OVSEPIAN / HAND IN HAND
MPB重要ヴォーカリストTATIANA PARRAと、アルメニア出身ピアニストVARDAN OVSEPIANによるデュオ第2弾。器楽的なスキャットと室内楽的ピアノが描写する無二のサウンドは必聴です。 新宿JAZZ館 中島

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WANDA SA / ワンダ・サー / WANDA SAMARIA BETHANIA / マリア・ベターニア / ABRACAR E AGRADECERBETH AMIN / ベッチ・アミン / TUNEISELZA SOARES / エルザ・ソアレス / THE WOMAN AT THE END OF THE WORLD

ANA PAULA DA SILVA / RAIZ FORTE
モニカ・サルマーゾとならぶ現代最高峰のブラジル女性シンガーだと個人的には思ってます。バックがシンプルになって、より一層そのヴォーカルに磨きがかかった感あり。もうこれは聴いてくださいとしか言いようがないですね。素晴らしすぎます。  江利川
BRUNA CARAM / MULTIALMA
CAROL SABOYA / CAROLINA
FERNANDA ABREU / AMOR GERAL
あまり期待してなかった(笑)久々の新譜でしたが、聴いてびっくり、これがまた最高のダンス・ミュージックです。ちなみにジャケット・デザインを見て、ローリング・ストーンズ「刺青の男」を連想する人はどのくらいいるのでしょうか。そこも好きです。 ラテン・ブラジル館 A
GISELE DE SANTI / CASA
IAN FAQUINI E PAULA SANTORO / METAL NA MADEIRA
JOZI LUCKA / BRINQUEI DE INVENTAR O MUNDO 
JULIANA CORTES / GRIS
ロウレイロからディエゴ・スキッシまで参加した注目作品。セールス的には今年随一。江利川
LEONORA WEISSMANN / ADENTRO FLORESTA AFORA
ハファエル・マルチニの全面プロデュース、アレシャンドリ・アンドレス、ヘナート・モタまで参加、と聞くだけで名盤の予感しかしなかった女性歌手(画家でもあるらしく、アートワークは彼女自身の作とのこと)レオノラ・ヴァイスマンのデビュー作。やっぱり良かったです。半分は歌詞なしのスキャット曲、クレジットをよく見たら同じ作家の曲を歌モノ、インストと二曲ずつ取り上げていました。そのあたりのコンセプトも一貫しているので、ミナス新世代諸作の中でも落ち着いて聴ける大人っぽい印象。その一方、アフロっぽいリズム、プログレ的展開をみせる曲などもあり、さらにはフィールドレコーディングをエフェクトとして入れるなど、ちゃんと聞くと意外とポップで飽きません。 池袋店 山田
LILI ARAUJO / BEM NATURAL
まずジャケが美人ということに惹かれるのでありますが、楽曲は完全オリジナルというから驚きです。ボサノヴァとしてもポップスとしても楽しめる良作です。コーヒーでも飲みながら、朝も夜もこれを聴けば、日常も微笑ましく思えます。 渋谷ジャズレアグルーヴ館 篠原
LUCIANA MELLO / NA LUZ DO SAMBA
サンバ・ソウルのサウダージからサンバの瑞々しさまで。往年のファンにも推薦。
LUCY ALVES / NO FORRO DO SEU ROSIL
MAHMUNDI / MAHMUNDI
期待の星マームンヂ!彼女が織り成す美メロポップにもうメロメロです。 ラテン営業部 Lenny
MANUELA RODRIGUES / SE A CANCAO MUDASSE TUDO
日本での評価がまだほとんど無いのが残念。彼女は本当に凄い実力の持ち主ですよ。 ラゴア
MARIA LUIZA / JAZZ IN BOSSA
今年の6月にリリースされた「MINAS / NUM DIA AZUL」や「ARTHUR NESTROVSKI & LIVIA NESTROVSKI / POS VOCE E EU」「CAROL SABOYA / CAROLINA」などなど、今年はBOSSA~JAZZ BOSSAの当たり年とでも言うのか墓場にまで持っていきたい作品(墓場コレクション、略して墓コレ)が続々とリリースされました。そしてまた1つ墓コレに仲間入りしたのが本作です。ジャケットだけでも名盤の香りがしてきそうでしょう?洗練、軽快、開放的、こんな言葉がよく似合うジャズ・ボッサ作品です。アメリカ生まれのジャズがブラジルのボサノヴァやサンバと出会い、それらがごった煮され不思議な音楽となったのがジャズ・ボッサ(ジャズ・サンバ、サンバ・ジャズとも言います)の始まり。このアルバムはボサノヴァ・ファンはもちろん、「重厚なヴォーカルの気分じゃないんだな、今は」というジャズ・ヴォーカル好きにも聴いてもらいたい作品です JazzTOKYO 中村
NATASHA LLERENA / CANTO SEM PRESSA
QUARTETO EM CY / JANELAS ABERTAS
RAQUEL SARACENI / O TEMPO ME GUARDOU VOCE
ROBERTA SA / DELIRIO NO CIRCO
ROSA PASSOS / AO VIVO
WANDA SA / CA ENTRE NOS
待ちに待ったワンダ・サーの最新録音!深みと優しさが調和した歌声が心にグッと染みわたる、かつてのボサノヴァの妖精は既に女王の風格です…! 池袋店 井上
MARIA BETHANIA マリア・ベターニア / ABRACAR E AGRADECER 【2CD】
マリア・ベターニア新作はキャリア50周年を祝う2枚組作品!!! キャリアを代表するヒット曲を歌いつづる、全39曲にも及ぶ極上のライブ音源を収録。
BETH AMIN ベッチ・アミン / TUNEIS
ヤニエル・マトス(Yaniel Matos)のプロデュース。
ELZA SOARES エルザ・ソアレス / THE WOMAN AT THE END OF THE WORLD
ブラジル盤は去年出てますが、今年ピッチフォークが2016年ベスト50のかなり上位に今年選んでいましたので、倣って入れました。
他の保守的なサンバ歌手とは違い実験的で現代的なプロデュースを選んだエルザさんの勇気とセンス、御歳を召されても衰えない創作意欲に感服いたしました。WEB担当 松崎
ALINE REIS  / ALINE REIS 
残念ながらフィジカルリリースはない為、ディスクユニオンでは扱えていませんが、個人的にはジャケも含めてラテン・ワールド系で今年NO.1女性ボーカル作品でした。WEB担当 松崎




【 SAMBA 】

TERESA CRISTINA / CANTA CARTOLA (CD+DVD)
テレーザの現代的な歌唱はもちろん、カウリーニョスのギターが本当に素晴らしい!ギターと歌という最小限の構成ながら、サンバの生き生きとしたグルーヴ、そしてカルトーラの曲に宿る独特のサウダーヂをこれでもかと堪能できます。曲目も定番から少しマイナーな曲まで取り上げててグッド。カルトーラのカヴァーはたくさんありますが、ここまで彼の楽曲の美点を引き出したのはNey Matgrossoを除けば他にいないのではないでしょうか。サンバがあまり得意ではない人にも自信を持ってオススメできます。 ラテン・ブラジル館 鶴喰


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CASUARINA / 7
GALLOTTI / QUEM ME CONHECE
ふくよかなグルーヴとこの雰囲気をふくめ、振り返ってみると一番良かったサンバ。 ラテン・ブラジル館 西木戸
MARIA RITA / O SAMBA EM MIM - AO VIVO NA LAPA
カバコ、ヴィオラオン無し、エレキギターとシンセサイザーをフィーチャーしたアンサンブルでのサンバ。マリアヒタの定番曲が、複雑なハーモニーとキレッキレの演奏で再構築されてて非常にクールです。トラディショナルなイメージのあるサンバも、こうして常にアップデートされていくのだなと感じます。マリアヒタ自身の歌唱も初期の抑制されたスタイルとは違った、母エリスを思わせるエネルギッシュな歌声で、更なる飛躍を感じさせてくれます。現在までの彼女のアルバムの中では最高の内容ではないでしょうか。 ラテン・ブラジル館 鶴喰
MARIA RITA / O SAMBA EM MIM - AO VIVO NA LAPA (DVD) 
ブラジル音楽がロックやポップスへと傾く中で、ブラジル音楽らしさを追求している。一流ミュージシャンの素晴らしい演奏、久々に見ごたえのあるライブ映像でした!! ラテン・ブラジル館 西木戸
MARTINHO DA VILA / DE BEM COM A VIDA
PAULINHO DA ABA / ONDE O SAMBA MORA
PEDRO MIRANDA / SAMBA ORIGINAL
V.A. (GUARDIOES DO SAMBA) / GUARDIOES DO SAMBA (CD+DVD)
V.A. (SAMBAS PARA A MANGUEIRA) / SAMBAS PARA A MANGUEIRA
V.A. (ZECA APRESENTA QUINTAL DO PAGODINHO) / ZECA PAGODINHO APRESENTA QUINTAL DO PAGODINHO 3 (2CD+DVD)
ゼカの人気シリーズの第三弾。ブラジル音楽界オールスター的な面子が集まり、熟練のプレイヤーたちによる素晴らしいバッキングでのびのび歌う、まさに非の打ちどころのない最高のパゴーヂ。CDはもちろんですが、DVDがオススメ。スターたちが集まり、飲みながらゆるく歌ってるのを見ていると、これこそブラジル音楽の持つ文化的豊かさなのだなと感じさせてくれます。一家に一枚このDVDを配りたい。個人的に、元RevelacaoのXangeが普通に座ってノってるのがめっちゃ笑えます。 ラテン・ブラジル館 鶴喰




【 BRAZILIAN JAZZ / INSTRUMENTAL 】

ジョアナ・ケイロス, ハファエル・マルチニ, ベルナルド・ハモス / ジェスト
個人的にこのアルバムが素晴らしいと思った理由はひとつ。電気を通している、という点です。生ピアノではなくエレピ。ガットギターではなくエレキギター。それが全てだと思います。 ラテン・ブラジル館 A
ミナス新世代のサポートなどをこなす新鋭、フェンダーローズ、エレキギター、クラリネットのトリオ。チェンバージャズ的な作品が出てくるかと思いきや、室内楽インディーロックともいうべき新鮮なサウンドを聴かせてくれました。もちろん三者とも一流器楽家なので丁々発止のインタープレイが楽しめますが、随所にロックやクラシック的な要素が感じられます。打楽器レスという編成も相まって、よりハーモニーが強調されたクールで静謐な作品になりました。ECMなど好きな方はハマるかもしれません。ちなみにこちら、国内企画盤のため輸入盤は存在せず、基本、日本でしか買えません。池袋店 山田


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ALESSANDRO PENEZZI / DANCA DAS CORDAS
ヤマンドゥ・コスタとならぶギタリストの2016新作。自身のオリジナルを収録した本作は彼の才能を余すことなく堪能できる一枚です。  江利川
ALESSANDRO PENEZZI & NAILOR PROVETA / VELHA AMIZADE
ブラジルでクラリネットと言ったらこの人、ナイロール・プロヴェッタ!優しくて甘くて大らかなその音色を聴くと「そうそう、この音は金管でもなければ打楽器でもない。クラリネットって木管楽器なのよね!」と改めて納得してしまう。そしてもう1人の主役アレッサンドロ・ペネーシは、ヤマンドゥ・コスタ、ホジェリオ・カエターノと並び称される天才ガット・ギタリスト。「ラテン系のギターが上手な人は『縦のリズム』と『横のリズム』のバランスの取り方が素晴らしい」と昔なにかで読んだ記憶があるのですが、この人のギターを聴いていると言わんとしていることが、何となく分かる気がする。簡単に言うとずれているようでずれていない、というか。とにかく、現代MPBでファーストコールともいえるクラリネットのマエストロと天才が爪弾くギターで奏でる極上ショーロをたっぷりとご堪能下さい。JazzTOKYO 中村
ANDRE ROCHA / PASO
フェリペ・ジョゼを発見したときもビックリしましたが、彼にも驚きました。ミナスのギタリスト/作曲家による室内楽~現代音楽的ギター作品。ブラームス・ギターという9弦のギターを弾いているようです。クリストフ・シルヴァのバンド・メンバーとしても知られるエレクトロニカ音楽家ペドロ・ドゥランェスが録音エンジニアをやっているからか、響きがとても現代的で、単なるクラシック作品とは一線を画しているのがポイント。クラシックともショーロともカテゴライズできない凄みがあります。伊藤ゴローさんとか藤本一馬さん、中島ノブユキさんなどが好きな方にもオススメです。  江利川
AZYMUTH / FENIX
惜しくも他界した鍵盤奏者ジョゼ・ロベルト・ベルトラミ不在のアジムスなどあり得ないとおそるおそる音を聴いてみれば、拍子抜けするくらいに最高なあのアジムス・サウンドでした。 ラテン・ブラジル館 A
再始動をはじめたアジムスの新作。ジャズやラテンにも勝る唯一無二のサウンド。 ラテン・ブラジル館 西木戸
CHICO SARAIVA E DANIEL MURRAY / GALOPE - DUO SARAIVA-MURRAY
DAVID FELDMAN / HORIZONTE
内容は言わずもがな。オーディオ的にもかなり優秀な録音と評判です。江利川
HAMILTON DE HOLANDA / SAMBADE DE CHICO
ブラジルが世界に誇れるトリオ!!このノリでこのインプロ。インストモノでは今一番良いです。 ラテン・ブラジル館 西木戸
JOAO CAMARERO / JOAO CAMARERO
JOAO DONATO / DONATO ELETRICO
21世紀のケン・エ・ケン!
KIKO HORTA E MARCELO KALDI / DUAS SANFONAS E UMA ORQUESTRA
サンフォーナの名手2人がブラス・オーケストラと録音したノルデスチ×ジャズ的作品。ジャンルを問わずクラシカルなアンサンブルとの録音が増えている昨今ですが、エルバ・ハマーリョの新作しかり、ブラジル北東部音楽にもその流れが到来している感があります。エルメートの路線を継承しているともいえるし、たとえばマリア・シュナイダーなどのラージ・アンサンブル好きにも推薦できます。  江利川
LETIERES LEITE & ORKESTRA RUMPILEZZ / A SAGA DA TRAVESSIA
LOURENCO REBETEZ / O CORPO DE DENTRO
ここ数年、非常に高水準な作品をリリースし続けているブラジル・ジャズ・シーンの象徴的存在であり同時に異端とも言える傑作。アート・リンゼイのプロデュースによる80'S的感覚も特筆。 ラテン・ブラジル館 A
実際にはこの作品がブラジルインスト部門で1位でしょう! アフロ・ブラジルも感じるとても大きな音楽です。WEB担当松崎
LUIS DO MONTE / FRACTAL
エルメート一派、QUARTETO NOVOのギタリスト=エラルド・ド・モンチの息子ルイス'16作!パスコアールも参加!ブラジリアン・ギター・ジャズ快作! 池袋店 佐藤(真)
MATHEUS BARBOSA / CAMINHO CERTO
初めてシコ・ピニュイロを知った時のような興奮を味あわせてくれた印象深い一枚。サンパウロ・ジャズ的な知性とミナスの深遠さが見事に結実した傑作。トニーニョ・オルタ参加です。 ラテン・ブラジル館 A
MURILO SANTIAGO / O MUNDO E CADA UM
サンバ・ミネイロの粋を久々にストレートに感じることのできた好作。オリジナル楽曲もハイレベル。 ラゴア
RICARDO SILVEIRA & JOHN LEFTWICH / COSMOS
Charlie Haden 、Joe Henderson・・・錚々たるメンバーです。ところで、彼らジャズ界のベテランや大物が集結したRickie Lee Jonesの「POP POP」というアルバムを覚えているでしょうか。頭にリボンをくっつけた女の子のイラストが描かれたジャケットの・・・。このアルバムはポップス・ファンのみならずジャズ・ファンも魅了し続けている素晴らしい作品ですよね。あの作品に参加しているベーシストJphn Leftwichがブラジルのジャズ・ギタリストRicardo Silveiraとの共同名義で発表した新作がリリースされました!しかも全面的にHubert Lawsが参加しています。冬のキーンとした空気によく似合う透明感溢れる大人のLatin Jazzです JazzTOKYO 中村
SERGIO KRAKOWSKI / PASSAROS - THE FOUNDATION OF THE ISLAND
現代ジャズ重要アーティストDavid Binney、Anat Cohenの作品にも参加するパンデイロ奏者Sergio Krakowksiのデビュー作。空間系ギター、耽美なピアノ、多彩なパンテイロのリズムサウンドが融合したクールなコンテンポラリー・ジャズ。 新宿JAZZ館 中島
SYLVIO FRAGA QUINTETO / CIGARRA NO TROVAO
リオのSSWシルヴィオ・フラーガの新作。バックで変なドラムが進行してたり現代ジャズらしさを随所に感じさせつつ、これぞリオ!な適度なゆるさが真夏日にはぴったりのチル感あり。  江利川
PHILIPPE BADEN POWELL / LUDERE
ドラムのダニエル・ヂ・パウロふくめ今注目の面子が揃ってます。江利川
TRIO CURUPIRA / VINTE
エルメート・バンドの一員、アンドレ・マルケス率いるトリオ新作。年明けのエルメート来日公演が今から楽しみ。江利川
V.A. (IRINEU DE ALMEIDA E O OFICLEIDE) / IRINEU DE ALMEIDA E O OFICLEIDE - 100 ANOS DEPOIS
ミュージック・マガジンなどで大好評でした。あのピシンギーニャにも影響を与えたというイリネウ・ヂ・アルメイダのトリビュート。江利川
ZELI SILVA / AGORA E SEMPRE
セールス的にはこのカテゴリー随一。豪華ヴォーカル陣を迎えた最高に洒脱で洗練されたサンバ・ジャズ。江利川
アンドレ・メマーリ&アントニオ・ロウレイロ / メマーリロウレイロ・デュオ
いまやブラジルを代表する器楽奏者となりつつある二人のコラボレーション。2人ともマルチ・プレイヤーということもあり多重録音を交えたアンサンブルは静謐ともいえるが、かなりディープ。『ジェスト』とならび他に類をみない作品かと。  江利川
グレッチェン・パーラト / グレッチェン・パーラト
今年遂に復刻を果たした、現代ジャズを代表する女性ヴォーカリストのデビュー作 。ジョビン、ジャヴァンからビョークまでを取り上げた選曲も◎なジャズボッサ名盤。 新宿JAZZ館 中島
ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート / DDG4
ブラジル音楽を好きになったきっかけの一つでもあります。過去作品も最高ですが、2016年今作もまたクオリティを更新しています。来日公演も、全員が本当の家族のような熱いグルーヴでした!鎌倉カフェ・ディモンシュにもまた行きたいです。 渋谷ジャズレアグルーヴ館 篠原




【 ARGENTINA / URUGUAY 】

MATIAS ARRIAZU / PETEI PO
リリアナ・エレーロほかアルゼンチン音楽の重要作品に多く関わり、シーンを支えてきた天才ギタリスト/プロデューサー、マティアス・アリアスの初ソロ・アルバム。アカ・セカ・トリオのドラマー=マリアーノ・カンテーロと繰り広げる、フラメンコともブラジリアンとも違うリリカルかつエモーショナルなセッションはかなり衝撃的。カルロス・アギーレ(#6)、レア・フレイリ(#7)の2曲を除きレパートリーも全てがオリジナルと、作曲家としての才能も超一級。8弦ギターの響きも独特。Twitterで凄く反響がありましたね。 あと今年のアカ・セカ・トリオの初来日公演は感動しましたね。また来て欲しいです。 江利川

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8 (ARGENTINA) / 8
CECILIA ZABALA / EL COLOR DEL SILENCIO
CECILIA ZABALA & PHILIPPE BADEN POWELL / FRONTERAS
DARIO JALFIN / LA ILUSION
DIEGO SCHISSI QUINTETO / TIMBA
もはや説明不要。アルゼンチン・ジャズを代表するピアニスト/コンポーザー、ディエゴ・スキッシの久々となるスタジオ録音作です。タンゴを連想させる編成ではありますが、まったく異なるアンサンブルを構築していて、とても聴き応えがあります。いまアルゼンチンの音楽シーンはとても充実していて、仕入をする立場としてはとても楽しいです。これからもご期待ください。  江利川
FEDERICO SIKSNYS ENSAMBLE ROJO / MAT 2
バンドネオン名手で作編曲家のフェデリコ・シクスニスによるタンゴ×ジャズ・インストゥルメンタル傑作。個人的にブラジルのローレンソ・ヘベッチスと並列して楽しめる一枚でした。 ラテン・ブラジル館 A
FLORENCIA OTERO / EL JUEGO VERDADERO
GABY ECHEVARRIA / PINTARTE
JUAN "POLLO" RAFFO / BRINDIS, MUSICA DE FLORES VOL 4
LAS QUINCE LETRAS GRUPO / LAS QUINCE LETRAS GRUPO
LOLI MOLINA / RUBI
LUCHO GUEDES / SOY UNA TARADA
ブラジル全般、ミナス~ネオ・フォルクローレばかりの私が、初めて買ったタンゴ系ミュージシャンの作品。大作2枚組。コンテンポラリーなフォルクローレ要素もありガッチガチのタンゴ作品ではありませんが、重厚でふくよかな弦楽アンサンブルと、エモーショナルな歌は雰囲気充分。一方で打楽器を一切使用しておらずリズムが強く出ないため、全編通してメロウで聴きやすい作品だと思いました。時折1分程度の台詞のみのトラックが挟まれますが、筆者にはスペイン語が解らず、学の無さが悔やまれましたが、それを差し引いても充分楽しめました。 池袋店 山田
LUNA MONTI & JUAN QUINTERO & MONO FONTANA & FACUNDO GUEVARA / SOLO LUZ - HOMENAJE A RAUL CARNOTA
MELINA MOGUILEVSKY / MUDAR
今年のアルゼンチン音楽はとにかく凄かった。毎回のアルゼンチンから届けられる新作が楽しみでなりませんでた。そんな中でも圧倒的な存在感を放っていたマリーナ・モギレフスーの新作。1曲目から息できなくなるような音に完全にやられました。前作と変わらない妖艶なメリーナのヴォーカルに、深化を遂げた音作り。夜中にヘッドフォンで聴いていると気が狂いそうなくらい美しい世界。 ラテン・ブラジル館 西原
MERCEDES BORRELL / COMO EL RESTO DE LA GENTE
日本の有名なヒップホップのプロデューサーさんや音楽評論家さんも絶賛のアルゼンチンの新歌姫。アルゼンチンに住んでいた日本人のかたに、みんなで教わりみんなで聴いて感動している一連の流れの最初の入荷作品。 WEB担当 松崎
NADIS / ALQUIMIA PLANETARIA
NICOLAS BOCCANERA TRIO / FRICCION Y FICCION
アルゼンチン・ジャズの隠れベスト。ヨーロッパ・ジャズを思わせるエレガントなピアノ・トリオ作品。江利川
NORA SARMORIA / TRES LIBROS
QUIQUE SINESI / CUCHICHIANDOS VOL.2
RAMIRO CUBILLA / UNIVERSOS
アルゼンチンのSSW、ラミロ・クビージャのデビューアルバム。不思議なコード進行が心地よい今年の注目作。00年代から多様に発展し続けるアルゼンチン音楽シーンが、今、熱いです。ミュージックマガジン2016年10月号でも特集されています。 渋谷ジャズレアグルーヴ館 篠原
RODRIGO CARAZO / OIR E IR
コルドバ出身の美メロSSW新人。エモいメロディーと、牧歌的なフォルクローレの響き。ブラジルやアルゼンチンのここ最近の「新世代ロック」的な動きから目が離せません! ラテン・ブラジル館 西原
VECINA / DESPUES DE LA MUDANZA
ウクレレやクアトロ・ベネスエラーノに小型アコーディオンを弾き唄うブエノス・アイレスの女性デュオ、ベシーナの春の柔らかい陽光が似合いそうな優しくて愛らしいハーモニー。女性ならではのチャーミングなフレーバーを散りばめた愛らしい楽曲がたくさんです。カフェ・ミュージックとしてもオススメ。手の込んだジャケットワークにもこだわりを感じます。 JazzTOKYO 中村
アカ・セカ・トリオ / アカ・セカ・トリオ・ベスト
アカ・セカ初期2作のリマスター盤。「アルゼンチン音楽」という敷居を下げ、南米音楽ファンに広く楽しんでいただきたい、全27曲入りの濃密な1枚です。 横浜関内店 神保
アンドレス・ベエウサエルト / アンドレス・ベエウサエルト
現代アルゼンチン音楽における最重要アーティストのひとりとして揺るぎない人気を誇るアンドレス・ベエウサエルト。本作は2015年の初来日時における東京公演を収録したライブ録音作。ピアノ音楽フェスティバル出演時のもの。 営業部 吉田
エルナン・ハシント / ルア
オホ・デ・アグア / オホ・デ・アグア
セバスティアン・マッキ / ピアノ・リソート 
ドス・オリエンタレス / テルセル・ビアヘ ~ 三度目の旅
今年最も嬉しかったのはドス・オリのお二人にお茶の水JazzTOKYOでインストア・ライブをやっていただいたこと。この仕事をやっていて良かった!と思えた瞬間でした。江利川
ハシンタ・クルセージャス / エル・パハロ・アズール~青い鳥
これ、面白いです。ポイントはバークリーで学んでいた経験と、NY録音であるという点。現地ミュージシャンとのアルゼンチン録音だったらこんな音にはならなかったでしょう。ジャズ的なキメ、リリシズムとフォルクローレのエモーションが違和感なく調和しています。ネオ・フォルクローレにはピアノやギターの響きを強調した作品が多い傾向があるように思いますが、今作は管弦含むラージアンサンブル作品というのもミソ。でもしっかりアルゼンチンのフィーリングは感じらるところが不思議です。次作が今から楽しみな、ハシンタ・クルセージャス、デビュー作。 池袋店 山田
フロレンシア・ルイス&モノ・フォンタナ / パルテ
モノ・フォンタナの幽玄シンセ!江利川





【 SALSA 】

DIEGO EL CIGALA / INDESTRUCTIBLE
2016年度USサルサ、ベスト作品と断言しちゃいます!! フラメンコ界最大のスターであり、世界的なシンガーとなりつつあるディエゴ・エル・シガーラの新譜は超豪華な面子の参加したサルサ・アルバム! 現行のファニア・オールスターズが参加したサルサ愛溢れる内容に全ラテンファンが涙!!!  江利川

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ALBERTO RODRIGUEZ / LA SALSA DE LOS 70
ANIBAL DE GRACIA / DEJANDO HUELLAS
AYMEE NUVIOLA / EL REGRESO A LA HABANA
上半期の大ヒット!歌声、面子ともにパーフェクト!江利川
BOBBY VALENTIN / MI RITMO ES BUENO
ニューヨーク・サルサ、ファニア・レーベルの生ける伝説、ボビー・ヴァレンティン久々のスタジオ録音新作。気合いとか、義理人情とか、男気とか、握り拳とか、そういうものをリアルに感じさせてくれる最高のサルサ兄貴!こういう人が選挙に出ていたら思わず投票してしまうかもしれません。 ラテン・ブラジル館 A
CARLOS D'CASTRO / LEGEND
EL GRAN COMBO / ALUNIZANDO
FERNANDITO JUNIOR / UN NUEVO CAPITULO
HECTOR "PICHIE" PEREZ / EL SON DE MI TIERRA
IRE OYALE / SALSEROS DEL MUNDO
意外にもと言ったら失礼ですがロング・セラーでした 江利川
JOHNNY VENTURA / TRONCO VIEJO
JOSE JOMAR Y SU ORQUESTA KY4 / HOY TENGO GANAS DE TI
JOSE LUGO & GUASABARA COMBO / DONDE ESTAN
JOSHUAH DE JESUS & BUENA VIBRA SEXTET / HECHO A MANO
LARRY HARLOW & MARLOW ROSADO / HARLOW MARLOW VOLUME ONE - PASSING THE TORCH
これもインパクト特大でした 江利川
LOS HACHEROS / BAMBULAYE
LOS HERMANOS GONZALES / NO ME FALTA NADA
TROMBORANGA / SANGRE, SUDOR Y SALSA
VICTOR ANTONETTI JR. / ORQUESTA ANTONETTI PA' RATO
WILLIE ROSARIO / EVIDENCIA
ハーロウ、ボビー・ヴァレンティンと上半期相次いだサルサ・ビッグネーム系の新作ですが、やはり最年長のロサリオに敬意票。 ラゴア
サルサ・スウィンゴーサ / カンタンド





【 LATIN JAZZ 】

GONZALO GRAU / PLURALIZATE
2016年は本当にラテン・ジャズの当たり年だったと思います。その中でも地味ですがとても美しいGONZALO GRANの作品を。ラテン・ジャズ・ファン以外にもサルサ、キューバ音楽好きにも是非。 ラテン・ブラジル館 西原


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ALFREDO RODRIGUEZ / TOCORORO
今年は映画『キューバップ』の公開、DVD/CD/LP化で往年のキューバ音楽ファンからも熱い視線を浴びるキューバ音楽。アルフレッド・ロドリゲスの新作は、これからのキューバとアメリカ、そして世界との新時代の幕開けを感じさせる一枚。新作も最高すぎたリチャード・ボナ参加のタイトル曲がなんといっても素晴らしい。ラテン・ブラジル館 西原
毎作、想像を超える対策を生み出す次世代ピアニスト。人選など全てにおいて旬な作品。 ラテン・ブラジル館 西木戸
ANDY GONZALEZ / ENTRE COLEGAS
ARTURO O'FARRILL / BOSS LEVEL
BRIAN LYNCH / Madera Latino: A Latin Jazz Interpretation on the Music of Woody Shaw
CAMILA MEZA / TRACES
JazzTheNewChapterの柳樂さんが「今すぐ聴いて欲しい2016年700枚」で選んでくれました。江利川
DAVID VIRELLES / ANTENNA(EP/10" VINYL)
ECMから10inchでリリース!江利川
EDWARD SIMON / LATIN AMERICAN SONGBOOK
現代ジャズ屈指のピアニスト、エドワード・サイモンによるラテン音楽名曲集。M2アルゼンチンのピアニスト/作曲家アリエル・ラミレス「アルフォンシーナと海 」での繊細かつ美しいアレンジは絶品。 新宿JAZZ館 中島
HAROLD LOPEZ-NUSSA / EL VIAJE
ワールドワイドに成功する可能性のあるキューバンジジャズのお手本のような作品。 ラテン・ブラジル館 西木戸
JANE BUNNETT / ODDARA
LITTLE JOHNNY RIVERO / MUSIC IN ME
ジャケットにコンガが映るラテン系作品にハズレなし!名打楽器奏者の内なる力が湧き出すラテン・ジャズ快作。ソノーラ・ポンセーニャ・フリークの立場でも涙しながら昇天。 ラゴア
MIKE FREEMAN / BLUE TJADE
OMAR SOSA & JOO KRAUS & GUSTAVO OVALLES / JOG
PEDRITO MARTINEZ / HABANA DREAMS
NY~キューバを象徴するスーパーグループ、全てにおいて素晴らしい!! ラテン・ブラジル館 西木戸
RAUL AGRAZ / BETWEEN BROTHERS
RICHARD BONA / HERITAGE
リチャード・ボナとNYラテンのトップアーティストによるスーパーユニット。絶妙なサウンド!! ラテン・ブラジル館 西木戸
ROBERTO FONSECA / ABUC
キューバ録音特有のあのひなびたサウンドが最高です。江利川
SANTIAGO LARA / FLAMENCO TRIBUTE TO PAT METHENY
堂々としていて不純な物が一切入っていない超絶クリーンな音が特徴の「メセニーサウンド」meets 情熱溢れるフラメンコ!意外な組み合わせですがこれがかなり面白いです。数あるメセニー・トリビュート作品の中でNo.1だと思います。明るく鋭く音の立ち上がりと歯切れのよさが特徴のフラメンコ・ギターで奏でる「メセニーサウンド」、FUSION好き、ギター好き、そしてフラメンコ・ギター好きを虜にすること間違いなしです。 JazzTOKYO 中村
WILSON CHEMBO CORNIEL / LAND OF THE DESCENDANTS
イシス・ヒラルド・ポエトリー・プロジェクト / パドレ
ビート・ミュージックからジャズ、フォークロアや教会音楽までを吞み込んだ、これまでに聴いたことのない音楽。10年20年後も聴き続けるであろうニュー・マスターピース。  江利川
スノーボーイ & ザ・ラテン・セクション / ニューヨーク・アフターヌーン




【 CUBA / CUBAN JAZZ 】

■ 高橋慎一 / キューバップ(DVD)
キューバからリリースされる新作が軒並みCD-Rと、当社的にはキューバものの新譜に苦戦した年でしたが、そんな中でも映画「キューバップ」のDVD/CD/LP発売が大きな起爆剤となりました。ラテンジャズでも取り上げたアルフレッド・ロドリゲスやダヴィ・ヴィレージェスらルーツを超えて活躍する才能も目立つようになってきました。キューバ人ミュージシャンの更なる活躍に来年も期待!  江利川

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V.A.(キューバップ) / キューバップ OST
V.A.(キューバップ) / キューバップ OST(LP)
AXEL TOSCA LAUGART / AXEL TOSCA LAUGART
映画 「CU-Bop」でフィーチャーされていた気鋭ピアニストの初アルバム。Jeff "Tain" Watts、James Genus、Keyon Harroldなど人気ジャズメンも参加、NYの新たな方向性を打ち出した重要作。 新宿JAZZ館 中島
CESAR LOPEZ / SONAJERO
ADONIS & OSAIN DEL MONTE / PA'L MONTE
現在最高のルンバ楽団だそうです 江利川
CALLE REAL / DIME QUE
ISSAC DELGADO / MADE IN HAVANA
JOVENES CLASICOS DEL SON / EL BAR DE PACO
LOS JUBILADOS / LA LLAVE DEL SON
CD-Rのみのリリースなのが残念ですが、非常に好評だった一枚。
SON DEL NENE / ME FALTABAS TU




【 AFRO, EURO, ASIA etc. 】

BRUNO PERNADAS / WORST SUMMER EVER
今年出会えた最も素晴らしい才能。ポルトガルのミュージシャン、ブルーノ・ペルナーダスとの出会いは特別なものでした。最初は期待せずにオーダー書の中に記載されていた無名のミュージシャンの音源をチェックした時の興奮といったら。2016年に発表した2枚のアルバムからジャズ・サイドの「WORST SUMMER EVER」を。まるでどこか辺境の地に残された幻のジャズ・ロックのような、時代も国も超越したような世界に驚かされました。彼の才能はまだまだ無限だと思います。次回作が最も楽しみな人。世界にはまだ見ぬ凄い音楽がたくさんある、それをどれだけ届けられるか。2017年もスタッフ一丸で素晴らしい世界の音楽をお届けしたいです。 ラテン・ブラジル館 西原


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FRANKIE REYES / フランキー・レジェス / BOLEROS VALSES Y MASMARIA SABINA / MUSHROOM CEREMONY OF THE MAZATOCOTE SOUL SOUNDS / オコーテ・ソウル・サウンズ / A PESAR LA VIDA / NOT YETEQUIKNOXX / BIRD SOUND POWER

BRUNO PERNADAS / THOSE WHO THROW OBJECTS AT THE CROCODILES WILL BE ASKED TO RETRIEVE THEM
ブルーノさんはまだ世界に発見されてませんが、この先間違いなく注目されます。みんなより先に聴いてみんなに教えてあげよう! WEB担当 松崎
SILVIA PEREZ CRUZ / DOMUS
スペイン~カタルーニャの注目女性アーティスト。主演した映画のサントラとして制作された一枚でソングライティングから楽器の演奏まで多彩な才能を感じさせます。そしてなんと言ってもジャケットが魅力的。本人が寂しげに佇むCD版も美しいですが、デザインの異なるアナログ盤も素晴らしいです。私はそちらを買いました。 ラテン・ブラジル館 A
ALINE FRAZAO / INSULAR
アフリカン・ネイチャリズムと中世ヨーロッパの風情が解析されたような至高の1枚。 ラゴア
CHASSOL / ULTRASCORES II / LP
ベスト的なコンピかと思ったんですが、新作と言っても良いかなというくらい色々入ってました。引き続き注目のアーティストです。WEB担当 松崎
ANTONIO ZAMBUJO / ATE PENSEI QUE FOSSE MINHA
BOMBINO / AZEL
トゥアレグ族出身のボンビーノ。彼の楽曲は未踏の地への想いを募らせるばかりだ。そうだ、旅へ出よう!! 新宿レコードアクセサリー館 鈴木
KONONO NO.1 / KONONO NO.1 MEETS BATIDA
KONONO NO.1と、SOUNDWAYからのリリースでお馴染みのアンゴラのBATIDAのコラボ作。808系ドラムマシンの(いい意味で)チープな響きと、電化親指ピアノの絡みが最高に気持ちよい。仕事中最もよく聴いた一枚(仕事捗ります)。 ラテン・ブラジル館 西原
ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンド / 俺たち兄弟、都会を行く
きらびやかなメトロポリス・バンコクの道端で黙々とガイ・ヤーン(鶏肉グリル)を作るイサーン出身男性(中年)は、屋台で稼いだ有り金はたいてB○Wをゲットし、その車で故郷に戻り豪遊、そして財を使い果たした彼はまたバンコクに舞い戻り同じ場所で屋台営業再開、、、友達に聞いたそんな話を思い出しました。モーラムを聞き続けるとみえてくるハイプな魅力を是非体感してください。 ラテン・ブラジル館 鈴木
ディージェイ・キャタピラ / トロトロ
攻撃的にはなたれるスカスカビートが聴くほどにクセになる! WESOME TAPES FROM AFRICAよりぶちアゲ系ガーナ産アシッド・ハウス。アルタ上階のギャルショップでかかっていても違和感なし? ラテン・ブラジル館 鈴木
POREST a.k.a MARK GERGIS / TOURRORISTS!
2006年のリプレスですが、3.LET'S ROLLの歌詞"TERRORISTS ARE REALLY JUST PEOPLE LIKE ME AND YOU"等、今の時代多くの方に知って欲しいので。怒りも皮肉も疎外もポップな音楽性に昇華されているところが最高です。 ラテン・ブラジル館 鈴木
FRANKIE REYES フランキー・レジェス BOLEROS VALSES Y MAS
チャンスザラッパーがお風呂で聴く音楽に選らばなかった理由がわからないほどお風呂なサウンドで、Oberheim Electronicsのシンセサイザーを最大級に堪能できる一枚。2016年のバスロマン大賞!
MARIA SABINA  MUSHROOM CEREMONY OF THE MAZAT
テオナナカトルというキノコを食べる。そして儀式をする。メキシコ南部のインディアンMaria Sabinaという伝説的なシャーマンの神事での歌。
OCOTE SOUL SOUNDS オコーテ・ソウル・サウンズ A PESAR LA VIDA / NOT YET
チコ・マンとクアンティックというわかってる風な男達を呼んできて、やたらとヴィンテージな音でキメてきたOCOTE SOUL SOUNDSの7インチ。歴史の改竄に挑んでいるかのような印象。昔ペルーにこういうバンドがいたとしても不思議ではないです。この流れでラテンヴィンテージ音源のCD復刻をするソノラミコレーベルもつられて売れて欲しいなと祈っています。いつも売れ残るから。 WEB担当 松崎
EQUIKNOXX / BIRD SOUND POWER
海外のメディアで年間ベストの上位に選ばれてたりする聴いたことないような音楽。12月に来日もしてたりします。物凄くレフトフィールドでオルタナティブなダンスホールと言えばいいのか、何と言えば適切なのかわかりませんが、非常にシンプルな電子音の反復でノリが凄い。鳥のイメージに取り付かれた男Gavin “Gavsborg” Blairさんはビーニーマンなんかをプロデュースしてきた真っ当なジャマイカのダンスホールのプロデューサーだそうです。2017年はこういうハイブリッドな作品をその他の国からも期待したい! WEB担当 松崎
Beatenberg / ハンギング・ガーデンズ・オブ・ビーテンベルグ<タワーレコード限定>
南アフリカはケープタウン出身バンド、ビーテンベルグ。満を持しての日本盤がTOWER RECORDS限定商品として登場! 2015年4月に発表された【南アフリカ・ミュージック・アワード2015】主要3部門をトリプル受賞した本国大ヒット・アルバム。素直な気持ちで聴いて欲しい。タワーレコードだけで買えます! WEB担当 松崎




【 RE-ISSUE CD 】

フェルナンド・オリー / テンポ・プラ・トゥード
1981年リリースの1stアルバムが今回国内盤CDで初登場!この哀愁漂う極上メロディに皆酔いしれ! ラテン営業部 Lenny


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CARTOLA / TODO TEMPO QUE EU VIVER
HAILU MERGIA & DAHLAK BAND / WEDE HARER GUZO
昨年ここ新宿でのDJも強烈すぎたATFA(AWESOME TAPES FROM AFRICA)による最新復刻。エチオピアのハイル・メルギアが残したカセット・オンリーのアルバムがついにリイシュー。同レーベルから再発された『TCHE BELEW』の世界をさらに推し進めたような奇跡のエチオ・レアグルーヴ。78年にリリースされたとは信じがたい、とても現代的な鳴りをしてます。いまだ密かに活動を続けるハイル・メルギア。是非生でライブ見てみたい! ラテン・ブラジル館 西原
HARETON SALVANINI / SP73
出るぞと思ってたら本当に出た! この世に残ってるのが不思議な程。  WEB担当 松崎
IVAN LINS / ANOS 70
本当はイヴァン・リンス派じゃなくてジャヴァン派なんすけど、こんな未発表音源が出るなんて、さすがにピックせざるをえないじゃないですか! ラゴア
IVAN LINS & GERALDO FLACH / MUITO BOM TOCAR JUNTO
JAIME ROOS / 7 Y 3 (F)
ウルグアイのSSW。LSD体験で何故か開花した南米ROCKの人たちの土着性をチープな電子楽器が再び刺激した作品。86年作。 WEB担当 松崎
JARDS MACALE / ANOS 70
個人的にはもっともテンションあがったハコのひとつ。江利川
JOSE MAURO / OBNOXIOUS
LENY ANDRADE / ALVOROCO
LUIS ALBERTO SPINETTA / KAMIKAZE
こちらも新発見!叙情的なメロディに乾杯! ラテン営業部 Lenny
MARCOS VALLE / MARCOS VALLE (1983)
1983年リリースのリイシュー盤。ノリノリのディスコ・サウンドからまったりAORまで勢ぞろい!パーティー・ピーポーには持って来いの1枚! ラテン営業部 Lenny
MINAS / NUM DIA AZUL
オルランドとパトリシアが織り成す超アズール(クール)な作品! ラテン営業部 Lenny
NOVOS BAIANOS / E FERRO NA BONECA
PEDRO SANTOS / KRISHNANDA
ロー・ボルジェス、ミルトン・ナシメントなど、ミナス音楽好きは必聴! 北浦和店 入野
SANDRA DE SA / ANOS 80 - BOX (4CDS)
SHANGO DANCE BAND / SHANGO DANCE BAND
SPINETTA / SOLO EL AMOR PUEDE SOSTENER
80年リリース。キャリア唯一の全編アメリカ録音の英語詞作品であり高度に洗練されガラスの様に繊細なJAZZY-AOR。彼の他作とは異色だがトータル・コーディネートされた素晴らしい作品。 吉祥寺店 森田
SPINETTA JADE / ALMA DE DIAMANTE
AORファンである私には新発見! アルゼンチンの宝! ラテン営業部 Lenny
STAN GETZ / GETZ/GILBERTO '76
今年発掘された作品で断トツのセールスを記録。ジャズ/ブラジル音楽ファンだけでなく音楽界を揺るがした奇跡のライヴ音源。 新宿JAZZ館 中島
TEE MAC FEAT. MARJORIE BARNES / NIGHT ILLUSION
"80'sレアグルーヴ!このサウンドを作ったのは誰だぁあ!? ディスコサウンドにフルートを加えた究極のうまみサウンド! " ラテン営業部 Lenny
V.A. (JAMAICA JAZZ) / JAMAICA JAZZ 1931-1962
売れに売れた一枚。
YISHAK BANJAW / LOVE SONGS VOL.2
エヂソン・マシャード / エ・サンバ・ノヴォ
1000円+税で買える衝撃!これはとりあえず買うでしょう。 WEB担当 松崎
オムニバス (フィーリン・ハーモニー) / フィーリン・ハーモニー
徐々に認知度を高めつつあるフィーリン、コーラスモノを集めたコンピレーション。ジャズコーラスに大きく影響を受けていると思われる甘美なハーモニーと、まったりとろけるような演奏、至福です。ジャズの会議の席でかけたところ、スタッフからの反応も上々でした。普段キューバンを聴かない方にこそおすすめできる逸品だと思います。 池袋店 山田
グルーポ・ロス・ジョージ / グルーポ・ロス・ジョージ
LOS VANVANも再発されましたが、キューバには特有のFUNKがあって、それはUSの影響は強いんだけど独特のものです。 WEB担当 松崎
サウル・バルボーサ / ウ・アーロ・テンポ・イ・ウ・ベント
個人的にはプロダクション・デシネさんの今年最良の仕事!こういった作品を再発するのはトレンドや古物的な価値観だけで動くとできない仕事だと感銘をうけました。内容のほうはぜひ買って聴いて確認してください。WEB担当 松崎
ジェラルド・バティス / アマリロ: グラバシオーネス・オリジナルズ 1980-1987
情感豊かなメロディが胸を打つトロピカル・フュージョン。インスト曲が中心ですが耳障りが良く懐が深い1枚。ヴォーカル曲も◎!!! 
フレッド・クラメル / FARHANA
ベッチ・カルヴァーリョ / すばらしき世界
ヨースケ・バオバブ&ヒデ・モリモト / リトモ・デ・ソダーデ




【 RE-ISSUE VINYL 】

ARTHUR VEROCAI / ARTHUR VEROCAI

今年は南米、ワールド音楽のリイシューの当たり年! とんでもない量出ました。そのどれもが誰もが待ち望んでいたであろう復刻だったため、いまだに欲しいもの全ては手に入れられてない方も多いんじゃないでしょうか? ブラジル音楽を筆頭に過去の音楽に対する評価が少しずつ変わり、これまで見向きもされなかった音楽が求められるようになる。そんな傾向が顕在化した2016年だったように思います。全てではありませんが注目すべきタイトルを以下に一挙掲載!

間違いなく本年最重要リイシュー。オリジナルは3,000 USD以上もする超レア盤。見つけたら買いです!過去二回復刻され、その度に人気を増してきた魔術的なアルバム。 ラテン・ブラジル館 金田


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GERALDO PINO / ジェラルド・ピーノ / BOOGIE FOREVER






   
PIERO UMILIANI / ピエロ・ウミリアーニ / LA RAGAZZA FUORISTRADA STEFANO TOROSSI / ステファノ・トロッシ / FEELINGS ELOAH / エロアー / OS ORIXAS PHIRPO Y SUS CARIBES / フィルポ・イ・ス・カリベス / PARRILLA CALIENTEARCO IRIS / アルコ・イリス / ARCO IRIS

ALEKE KANONU / ALEKE
一度聴いたら最後・・・うねる漆黒のグルーヴにハメられるアレケのアフロ・ジャズ・ファンク! お茶の水ソウルレアグルーヴ館 大瀧
ALOGTE OHO JONAS & HIS SOUNDS OF JOY / MAM YINNE WA
リイシューじゃなくて現行バンドらしいのですが、とにかく凄い。WEB担当 松崎
ARNOLDO MEDEIROS / O HOMEM, O POETA
どうしても値段安くできなかったんです...申し訳ありません。でもオリジナル買うのに比べれば10分の1です。江利川
ARTHUR VEROCAI / SYLVIA / NA BOCA DO SOL
ARTHUR VEROCAI( CONTINENTAL / 1973 )のリイシューに合わせて人気の高い2曲を7インチ・カット。今回はマスターテープからのリプレスとなり、オリジナル盤とは高音の出方などが若干違っています。既にオリジナル盤を所有している方も持っておきたい一枚だと思います。 ラテン・ブラジル館 金田
BLACK DISCO (AFRO) / NIGHT EXPRESS
2曲目聞いたら凄かったのでぜひ! WEB担当 松崎
CAETANO VELOSO & GAL COSTA / DOMINGO
やはりこういうのを名盤とか定番と呼びたい。意外にも今年売れに売れた再発。
CASSIANO / CUBAN: 18 KILATES
ワールド×バレアリック的にも名盤 江利川
CELIA / NA BOCA DO SOL / A HORA E ESSA
CELIA激レアEP、オリジナルのままのカップリングです。A SIDEはARTHUR VEROCAIプロデュースによる壮大なサイケ・ファンク、B SIDEもERASMO CARLOSによるグルーヴィーな人気曲です。 ラテン・ブラジル館 金田
GERALDO PINO / BOOGIE FOREVER
GUTS & MAMBO / BEACH DIGGIN' VOL. 4
PURA VIDAを拠点に活動を続けるLAのMAMBOと仏ビートメイカーGUTSによる、絶妙なセレクトでトレンド感とチル感を両立させた夏の定番レア・グルーヴ・コンピ。4作目は過去最高のゆるさ!過去3作のアナログは現在入手困難となっており、DISCOGSでは150USD以上で取引されるくらい人気です。今作もプレミア化必至!! ラテン・ブラジル館 金田
HANNA / ALMIR RICARDI / DEIXA ROLAR / TO PARADO NA TUA
フロアキラーなトラックをランダムに2曲セレクトし、EPで再発する英MR BONGOの人気シリーズBRAZIL45。54作目はオブスキュアなブラジリアン・ソウル・シンガーHANNAと、ブラジリアン・ソウル系コンピ常連ALMIR RICARDIをチョイス。近年再評価されつつある、レイター70'S~80'Sブラジリアン・ディスコ・ブギーなカップリング。 ラテン・ブラジル館 金田
HARETON SALVANINI / SP73
HYLDON / NA RUA, NA CHUVA, NA FAZENDA
IBRAHIM FERRER / BUENA VISTA SOCIAL CLUB PRESENTS IBRAHIM FERRER
CUBAの生ける伝説の99年作がRSDで初LP化。時代背景に左右されない、タイムレスで永遠普遍な名作。個人的に一生聴くであろう一枚。 渋谷中古センター 山本
JOAO GILBERTO / JOAO GILBERTO (1973)
今年のリリースではないですが、今年大々的に宣伝したら売れに売れた名盤。一家に2枚くらいあっても良いと思います。
JOE BATAAN / CALL MY NAME
キング・オブ・ラテン・ソウル、JOE BATAAN2005年復帰作。この再発を待ってました。旨みたっぷりのM1。キラーボム。 池袋店 佐藤(翼)
JOSE MAURO / OBNOXIOUS
来年もQUARTINの再発は続きます。ジョゼ・マウロの未発表音源も出るとか!江利川
LATA RAMASAR / ALESSANDRO ADRIANI REMIX - PROMO
REMIXとはいえ怪しくしぶすぎる一枚。これを渋谷の大箱で26時ごろに聴きたいです(どなたかお願いします)!畳み掛けるように繰り返されるドラムマシンに乗る"FOREVER SHE MAY LIVE"♪に痺れます。最高のセンス! ラテン・ブラジル館 鈴木
LETTA MBULU / DICK KHOZA / AFRO FUNK GEMS VOL.7 - FUNKY SOUTH AFRICA
UK MUKATSUKUのアフリカン・7インチ・シリーズ。LETTA MBULUとDICK KHOZA、南アフリカの人気アーティスト2組のリエディットを収録。 ラテン・ブラジル館 金田
LUIZ CARLOS VINHAS / O SOM DE LCV / TANGANICA (TAPECAR VERSION)
1968年アルバムからのシングル・カットとなるサイケ・エキゾ風バージョンと、TAPECARからこちらもまたシングルでリリースされたオルタナティブ・テイク、LUIZ CARLOS VINHASによる2つのTANGANICAを収録したブラジルEPコレクターにとって嬉しい再発です。 ラテン・ブラジル館 金田
MIGUEL DE DEUS / BLACK SOUL BROTHER
MINAS / NUM DIA AZUL
MULATU OF ETHIOPIA / MULATU OF ETHIOPIA
再プレスなのか久々の入荷! エチオピア特有のあの怪しい旋律にどす黒いノリで、音数少ないのにとても濃いです。つまりそういうやつです。 WEB担当 松崎
ORCHESTRE RAIL-BAND DE BAMAKO / MOKO DIOLO / TAMADIARA
SALIF KEITAも参加していた、西アフリカはマリ共和国のジャズ・ファンクバンドによる'72年作の楽曲。おしゃれなイラストとシルクスクリーンのような質感のジャケットで、コレクションに入れておきたい一枚です。 ラテン・ブラジル館 金田
PAT THOMAS / COMING HOME
PEDROS SANTOS / KRISHNANDA
ROBSON JORGE & LINCOLN OLIVETTI / ROBSON JORGE & LINCOLN OLIVETTI
SAHARA ALL STARS OF JOS / SAHARA ALL STARS OF JOS
SANDRA DE SA / EQUIPE RADIO CIDADE / OLHOS COLORIDOS / BONS TEMPO: SAO PAULO (GOOD TIMES)
SHANGO DANCE BAND / SHANGO DANCE BAND
SORY BAMBA DU MALI / DU MALI
SPINETTA-GARCIA-FERRON / SPINETTA LOS AMIGO
STEPHEN ENCINAS / DISCO ILLUSION / LYPSO ILLUSION (REPRESS)
享楽的な展開と怪しいシンセがたまらないトリニダード・トバゴのオブスキュア感溢れるディスコ!インストのB面も使い分けられて便利な一枚。 ラテン・ブラジル館 鈴木
TEE MAC FEAT. MARJORIE BARNES / NIGHT ILLUSION
TOM ZE / FABRICATION DEFECT
トロピカリア重要人物の'98年作。の初LP化。陽気でちょっと変なブラジル音楽です。 お茶の水駅前店 山本(大)
TSEGUE MARYAM GUEBROU / EMAHOY TSEGUE-MARIAM GUEBRU
下北店のお髭のお兄さんも気に入っている最高の一枚。アップルのCMで使われるほど。じわじわ有名になってきました。
V.A. (DIGITAL ZANDOLI) / DIGITAL ZANDOLI - ZOUK & DIGITAL FUNK FROM FRENCH WEST INDIES
80年代の西インド諸島に残された電子ズーク&ディスコのコンピ!現在のビート・ミュージックとも呼応するかのようなデジタル・ビートに完全にノックアウトです! ラテン・ブラジル館 西原
V.A. (MR BONGO RECORDS CLUB COMPILATION) / MR BONGO RECORDS CLUB COMPILATION
V.A. (VENEZUELA 70 COSMIC VISIONS OF A LATIN AMERICAN EARTH) / VENEZUELA 70 COSMIC VISIONS OF A LATIN AMERICAN EARTH - VENEZUELAN EXPERIMENTAL ROCK IN THE 1970S
COSMIC VISIONS OF LATIN AMERICAN EARTH ! 70年代ヴェネズエラで突如爆発したロック、ラテン、ファンク、果てはテクノまで。混沌としたシーンの貴重過ぎる記録。 渋谷ジャズレアグルーヴ館 大塚
VITOR ASSIS BRASIL / DESENHOS
VITOR ASSIS BRASIL / TOCA ANTONIO CARLOS JOBIM
WILLIE BOBO / DIG MY FEELING
渋谷ジャズ/レア・グルーヴ館にいるとSOUL/FUNKなどグルーヴのある音楽を聴きたくなります。部屋でもフロアでも、これ聴いて踊ってください。 渋谷ジャズレアグルーヴ館 篠原
YISHAK BANJAW / LOVE SONGS VOL.2
クラヴォ & カネラ / プレソ・ヂ・カーダ・ウン [それぞれの価値]
ブラジルの70年代マイナー男女混声6人組グループの名作からハイライト2曲をEP化。オリジナルはインディー・レーベルからのリリースのため、素晴らしい内容に反してプレス枚数が非常に少ないとされており、ブラジリアン・レア・グルーヴの中でも最も入手困難なアルバムのうちの一枚。初回生産分は70年代当時の国内盤風仕様となっており、EPコレクターなら思わずニヤリとしてしまいます。解説文とタイトル曲の歌詞対訳もついており、かなり読み応えがあります。 ラテン・ブラジル館 金田
ジェラルド・バティス / AMARILLO : GRABACIONES ORIGINALES 1980-1987
数多の素晴らしい楽曲は依然日の目を浴びず世界各地で眠っています。ご本人にも喜んでいただけたリリースとなりました。 レーベルWorld's Trees主宰 田嶋
PIERO UMILIANI ピエロ・ウミリアーニ LA RAGAZZA FUORISTRADA
今年買って一番良かったと思えたサントラ作品です。音も悪くないしボーナスCDも付いてるし、YOUTUBE等では聞けない収録曲にとんでもない曲が入っているので是非買って聴いてください。 WEB担当 松崎
STEFANO TOROSSI ステファノ・トロッシ FEELINGS
こちらもサントラでジャズファンク的な作品。とっても素晴らしいです。オリジナルはこちらもレアです。以前復刻されたようですが今回のがオリジナルジャケのようです。
ELOAH エロアー OS ORIXAS
アフロルーツ・ブラジル信仰に登場する神々の歌を収録したフォークロア・アルバム。個人的には映画もののけ姫的な盛り上がりをみせる一枚。WEB担当松崎
PHIRPO Y SUS CARIBES フィルポ・イ・ス・カリベス / PARRILLA CALIENTE
とにかく A.1のフェラ・クティ(ホット)のカバー最高でござる!新宿ラテン・ブラジル館西原
ARCO IRIS アルコ・イリス / ARCO IRIS
アルコ・イリスの1STアルバムがLP復刻。こういう音楽に出会えるから南米のロック系もチェックしてしまう。仄暗さが独特で、例えるなら、映像が綺麗な白黒映画みたいでしたよ。WEB担当松崎