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限定生産・ランパルのHMV (EMI) 系録音全集

ジャン=ピエール・ランパル(1922年1月7日 - 2000年5月20日)は、国際的な名歌手、ピアニスト、そしてヴァイオリニストに匹敵する高い評価と、多くの聴衆を引き付けた最初の現代ソロ・フルート奏者といえるでしょう。彼のスタイルは、非常に美しい音と驚異的な妙技によって特徴づけられ、壮大なる直感という意味を超えていました。高度に洗練された音楽性、非の打ちどころのないフレージングの優雅さ、音色の微妙な味付け、そして非常に魅力的な存在と見事な精神の感覚・・・など特別な資質の持ち主でありました。フルート奏者のレパートリーにおける現代の基準、そして新曲の作曲は、当時のエラート・レーベルとの共同により、プーランク以降の現代音楽、バロック時代の膨大な作品を復活させ、彼の才能と存在はゴールウェイやパユなどのフルート奏者の次世代のために道を開いたのです。今回発売するものは、ランパルの没後15年を記念して、EratoとEMIのすべての音源を収録するシリーズ。その第4弾です。今回発売の音源は「パーロフォン」「デュクレテ・トムソン」「ディスコフィル・フランセ」「パテ」などのHMV(のちのEMI)音源を収録したものです。ソリストの前に首席を吹いていたパリ・オペラ座管弦楽団(シャンゼリゼ劇場管弦楽団)の録音でのソロ・フルートの部分。パリの名手たちによるアンサンブルでフルート吹かず指揮者としての演奏。名指揮者リステンパルトや、ラクロワとの共演、さらにDISC16にはランパルのインタビューが収録された貴重な音源満載のボックスです。  (資料提供:ワーナーミュージック・ジャパン)

【曲目】
[CD1]ベートーヴェン:『6つの民謡主題と変奏曲Op.105(抜粋)』『10の民謡主題と変奏曲Op.107(抜粋)』『三重奏曲ト長調WoO.37』, ドビュッシー:『フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ』, J.S.バッハ:『ソナタBWV.1020&1035』

[CD2]J.S.バッハ:『ソナタBWV.1030~1034』『パルティータBWV.1013』

[CD3]メンデルスゾーン:『夏の夜の夢~スケルツォ』, ベッリーニ:『歌劇「ノルマ」~清らかな女神よ』, ファリャ:『クラヴサン協奏曲』, マリピエロ:『「対話第4番」より』, ラヴェル:『序奏とアレグロ』『マダガスカル島民の歌』

[CD4]ストラヴィンスキー:『管楽八重奏曲』, オネゲル:『室内協奏曲』『ロマンス』, アマーブル・マシス:『パストラーレ』, アンリ・ガニュバン:『陽気な男たちの行進曲』, アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ:『協奏曲ハ長調』, ゴセック:『ロンド ニ長調』

[CD5]J.S.バッハ:『ソナタ BWV.1067』『グラン・パルティータK.361*』『アダージョ 変ロ長調K.411*』『アダージョ ヘ長調K.410*』

[CD6]モーツァルト:『セレナード第11&12番*』『アダージョとロンド ハ短調K.617*』, ルーセル:『ディヴェルティメントOp.6』『セレナードOp.30』

[CD7]J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第2番BWV.1047』, モーツァルト:『フルート協奏曲第1&2番』『アンダンテ ハ長調K.315』『ロンド ニ長調K.anh.184』

[CD8]ヴィヴァルディ:『協奏曲集Op.10(全曲)』, モーツァルト:『フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299』

[CD9]J.S.バッハ:『管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067』, チマローザ:『協奏交響曲ト長調』, ハイドン:『ノットゥルノ第1番ハ長調』, J.S.バッハ:『三重協奏曲イ短調BWV.1044』

[CD10]ヴィヴァルディ:『フルート協奏曲RV.429, 441, 436, 427, 440, 438』, テレマン:『組曲イ短調TWV 55:a 2』

[CD11]テレマン:『協奏曲ニ長調TWV 51:D A1』, ハイドン:『協奏曲ニ長調H.VIIf D1』『ソナタ第1番ハ長調Op.87』

[CD12]ハイドン:『ソナタ第8番ト長調Op.90』. ヴィヴァルディ:『忠実な羊飼いOp.13(全曲)』

[CD13]テレマン:『ソナタ ヘ短調TWV 41:fis 1』『ソナタ ロ短調TWV 41:h 4』『トリオ・ソナタ変ロ長調TWV 42:B 4』『協奏曲第1番ニ長調TWV 42:D 6』, シューマン:『3つのロマンスOp.94』、ショパン:『ロッシーニの主題による変奏曲』, シューベルト:『「しぼめる花」の主題による序奏と変奏D.802』

[CD14]ハイドン:『四重奏曲Op.5(全6曲)』, ベートーヴェン:『セレナード ニ長調Op.25』

[CD15]ヘンデル:『「リナルド」~愛する妻よ』, テレマン:『カンタータ「全ての人々よ、聞きなさい」TWV 1:921』, J.S.バッハ:『カンタータ第13番「わが溜め息、わが涙は」~第5曲アリア』『カンタータ第123番「最愛なるインマヌエル」~第4曲レチタティーヴォ&第5曲アリア』, ラモー:『テティス』, ラヴィ・シャンカール:『魅惑の夜明け』『朝の愛』

[CD16]ランパルへのインタビュー(1969年, 1970年代)


《演奏》ジャン=ピエール・ランパル(フルート)*印曲は指揮のみ