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【輸入盤】
メタルのオリジネイターがその嗅覚を研ぎ澄ましながら構築するモダンなヘヴィ・サウンドが今蘇る…!
真のオリジネイターにしてヘヴィ・メタルの始祖:ブラック・サバスの創設メンバーの一人であり、優れたソングライターとしても知られるアーティスト、ギーザー・バトラー。彼が発表した3枚のソロ・アルバムが、CDとアナログ盤で一挙再発売に! こちらは再結成ブラック・サバスでの活動を経て、約8年振りのソロ・プロジェクト・アルバムとして2005年に発表した作品『OHMWORK』!
◆メタル・シーンの絶対的帝王、オジー・オズボーンと共に60年代後半から音楽活動を始め、1969年にブラック・サバスを結成、ドゥーミーでヘヴィなサウンド・スタイルをシーンに提示し、その後ヘヴィ・メタルというスタイルの始祖として崇め奉られる存在へと昇り詰めていくこととなったこの真のオリジネイター・バンドの創立メンバーの一人が、このギーザー・バトラーだ。ベーシストとしてバンドのサウンドの要ともいえるボトムをしっかりと支え、そしてオカルトや黒魔術といったバンドが持つイメージに大きく貢献することとなった歌詞を数多く手がけ、バンドの世界観やサウンドの個性に非常に大きな貢献を果たす、メタル・シーンにおける重要アーティストの一人である。
◆90年代という時代は、70年代にロック・シーンにおける象徴的なリーダー達にとって試練の時だったと言えるだろう。現在ではロック史における重要な時期としてとらえられているが、当時はノスタルジックな時代としてとらえられており、ロックの夜明けの時代に活動していた人々にとっては、新しい時代の幕開けと共に「オルタナティヴ・ロック」という革新的で新鮮な波がミュージック・シーンを支配していたため、その時代の波にもがきながら活動せざるを得なくなっていたのだ。
◆しかし、ヘヴィ・メタルのオリジネイターである超ヘヴィ級なボトムを支えるチーフ・マスターにして、ブラック・サバスというバンドのトレードマークともなった強力なリフとその歌詞世界を構築してきたベーシスト、ギーザー・バトラーは、その困難な時代でも過去の栄光に寄り添いながら過ごすのではなく、常に前を向き、新たなサウンド・スタイルを模索し続けていった。その時代にあるヘヴィネスを貪欲に取り入れ、自らが構築してきたヘヴィ・メタルをよりモダンなサウンドへと昇華させながら、1995年から2005年の間に3枚の突出したメタル・アルバムをリリースしてきたのだ。
◆そんな彼が様々な名義でリリースしてきたソロ・プロジェクト・アルバム全3枚が、今回BMGより再リリースされることとなった。CDとアナログ盤という2形態でそれぞれリリースされる3枚の作品(1995年の『PLASTIC PLANET』、1997年の『BLACK SCIENCE』、そして2005年の『OHMWORK』)は、新たにアップデートを施したジャケット・デザインを採用したものとなっており、また、この3枚の作品がアナログ盤としてリリースされるのは、今回が初となる。
★★★『OHMWORK』(2005年作品)★★★
ギーザー・バトラー ─ ベース、キーボード
クラーク・ブラウン ─ ヴォーカル
ペドロ・ハウズ ─ ギター
チャド・スミス ─ ドラム
1997年のOZZFESTで復活したブラック・サバスに参加し、その後サバスのメンバーとしての活動を経て、2005年にGZR名義で発表したのがこの『OHMWORK』だ。前作同様クラーク・ブラウンをヴォーカルに、ペドロ・ハウスをギターに迎え、ドラマーには新たにチャド・スミスを迎えたラインナップでレコーディングが行われている(セントルイスをベースに活動するベテラン・ドラマーで、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーとは同名異人)。
この『OHMWORK』では、90年代にリリースした前2作にあったインダストリアル・メタルの要素は影を潜めているが、過去の栄光に立ち戻ることはしない、というギーザーの信条はそのままに、音楽の熱心なファンの一人として当時のモダンなヘヴィ・サウンドを貪欲に取り入れたヘヴィ・サウンドが展開している。アクセル全開で突き進む「Aural Sects」やネオ・サイケデリアな「I Believe」といった楽曲を収録するこの『OHMWORK』は、ギーザー・バトラーのソロ・アルバム・トリロジーのグランド・フィナーレを最高の形で迎える作品となった。
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※メーカーインフォメーションより
GEEZER BUTLER