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envy以降の所謂「叙情系ハードコア」と言われる数多くのバンドとは全く異次元の質感、内包されたメッセージも歌詞カードだけ読めばまるでラブソングの様なワードのチョイスをなんのためらいもなく金切り声と怒号、そしてポエトリーリーディングで交錯する。
非常にカルトな音楽には間違いないが窓口は広い。逆に難解さは全くといっていいほど鼻につかず簡単に言えばポピュラーな推理小説を紐解いて行くような緊張感に似ている。主人公と対象(このシングルでは恋人や世界)がとても明確である意味キャッチ―とも言えよう。 各場面に散りばめられたギターの不協和音や虫の様に蠢くボヤけたベースラインそして狂気に走る人間をワザと煽る様なドラムプレイその全てが同時にスピーカーから言葉を運んであなたの耳が浸食された時weeprayだけが許された美しさに気付くだろう。
ドゥームやサイケ愛好家は勿論、陳腐なジャンル名に成り下がった「カオティック」という本当の意味を知りたい人こそ彼らの音楽をほっておかないはずだ。 印藤/SEI WITH MASTER OF RAM
weepray