3,850円(税込)
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【国内盤】
【2018年2月9日発売】
スウェーデンが生んだ不世出の鬼才クリストフェル・ユンソン!彼が15年間温め続けてきたオペラ・プロジェクトが遂に白日の下となる!セリオンのニュー・アルバム『ビーラヴド・アンチクライスト』発売!CD3枚に及ぶロック/メタル史上に残る一大巨編を刮目せよ!
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】
スウェーデンの首都ストックホルムで、'88年にデス・メタル・バンドとしてスタートしたTHERIONは、常に進化と新化を繰り返し、深化し続けてきた稀有なるバンドだ。これまでに『OF DARKNESS…』('91)、『BEYOND SANCTORUM』('92)、『SYMPHONY MASSES:HO DRAKON HO MEGAS』('93)、『LEPACA KLIFFOTH』('95)、『THELI』('96)、『VOVIN』('98)、『DEGGIAL』('00)、『SECRET OF THE RUNES』('01)、『LEMURIA』('04)、『SIRIUS B』('04)、『GOTHIC KABBALAH』('07)、『SITRA AHRA』('10)と、オリジナル・スタジオ・フルレンス作だけでも12枚をリリース。'90年代の早い段階において、激烈なる轟音にクラシカルで耽美なムードをまとわせる手法を既に実践していた彼等は、以降、何度もメンバー・チェンジを繰り返しながら、シンフォニックでドラマティック、神秘的かつ幻想的なサウンドに磨きを掛けていった。
大きな転機となったのは第5作『THELI』で、重厚なるオーケストレーションとオペラティックなコーラス・ワークを大胆に採り入れた同アルバムにて、デス・メタル期の完全なる終焉を高らかに宣言。続く『VOVIN』では、遂にメタル・ヴォーカル不在となり、全編に合唱隊を配し、オペラティックな路線がさらに強化されるも、彼等──いや、もはやとっくに唯一のオリジナル・メンバーとなっていた首魁クリストフェル(g,vo)が、決して暗黒の使途たるメタルの本質を失わなかったのは特筆されるべきであろう。また、'12年にはフレンチ・ポップをデカダンに料理した異色のカヴァー集『LES FLEURS DU MAL』を発表し、もはや何をやってもその孤高性が揺らぐことはないと証明して見せた。
そして──活動30周年を迎える'18年、クリストフェルは念願だったロック・オペラ作をリリースする。ロシアの思想家で哲学者、ウラジミール・ソロヴィヨフの著作『A Short Tale Of The Antichrist』をベースに、時に優美に、壮麗に、荘厳に、重厚に──クリストフェルによるオリジナル・ストーリーが綴られるこのアルバム『BELOVED ANTICHRIST』は、何とCD3枚組で全46曲、3時間半にも及ぶ正に超大作。バンド・ラインナップは、クリストフェル以下、クリスティアン・ヴィダル(G)、ナーレ・ポールセン(B)、サミ・カルッピネン(Ds)で、シンガーには、お馴染みトマス・ヴィクストレムとその実娘リンニア、ロリ・ルイス、キアラ・マルヴェスティティなど、総勢15人が名を連ね、29もの登場人物(その中には、ソロヴィヨフのオリジナル通りのキャラクターもいれば、クリストフェルが新たに加えたキャラクターもいる)を演じ、歌い分けている。
「これは劇場での上演を想定したロック・オペラで、メタル・ファンではなく、一般にミュージカルなどを好む観客に向けて書かれている。だから、拒否反応を示すメタラーも中にはいるかもしれないけど、このバンドはずっとそんな調子で、これまでもアルバムを出す度に、約半数のファンが離れていったんだ。でも、少なくともCD1枚分はTHERIONらしい部分もあるから安心してくれ(笑)」とはクリストフェルの弁。音楽的挑戦を止めない彼、そしてTHERIONが、本作によりさらなる高みへと昇り詰めるのは疑うべくもないだろう…!
【インストゥルメンタリスト】
クリストフェル・ユンソン(ギター/キーボード/プログラミング)
クリスティアン・ヴィダル(ギター)
ビョーン・ナーレ・ポールセン(ベース/ギター)
ヨハン・クルベリ(ドラムス)
サミ・カルッピネン(ドラムス)
ピーター・ヤン(ピアノ/オルガン)
ミカエル・ノード(スライド・ギター)
THERION / セリオン