【特集】メロディック・デス・メタルの新星、Omelasインタビュー!!

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2022.02.21

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2018年に結成されたメロディック・デス・メタル・バンドOmelas。結成発表時はアーティスト写真もなく、デモ音源のリリースのみであったが、その懐古的かつアグレッシヴなサウンドは話題を呼び、2018年11月3日に行われた主催イベントから活動を開始した後も積極的なライヴ活動を行っている。2019年7月に自主制作のEP『Machine Doll/Sword』をリリースした彼らだが、結成4年目にしてついに1stフルアルバムの『DAWN』をリリースする。
今回はそんな彼らに結成当初のいきさつから、新譜制作の裏話までインタビューを試みた。


――この度はアルバムリリースおめでとうございます。2018年に電撃的に結成を発表しましたが、その際のいきさつを教えてください。

Toshiaki: CocoさんがGhost Criesを辞めた後ですが、それで歌わなくなるのがもったいないと思ったのがきっかけです。元々理想のメロデス・バンドを作りたいという想いがあったので、これを機に理想のメンバーを集めた、という流れです。
Coco: 本当は暫くゆっくり、バンドから離れてみることも考えたのですが…Youさんが書いた曲を聴いて「これは世に出さないといけない」と思って、この船に乗ることに決めました。


――Youさんが書いた曲というのが当初デモ音源として公開された「Truth About Us」ですね。

You: はい。自分も理想のメロデス・バンドをいつか組みたいと思っていたので、メインコンポーザーとして参加することにしました。
Shibuki: 僕も当時どこにも所属していませんでしたが、Toshiakiさんに声を掛けていただき「Truth About Us」のデモを聴いてカッコよかったので参加しました。
尋: ヴォーカルの歌唱力とドラムの激しさに惹かれて、あとは自由気質な僕を許してくれる素敵な雰囲気があったので最後に合流したのが僕です。


――なるほど。「Truth About Us」をきっかけに集ったメンバーといっても過言ではないですね。
その後、Shibukiさん作の曲や今回のアルバムでは尋さん作の曲もございますが、楽曲制作について何かこだわりはありますか?

You: 初めてメインコンポーザーとしてアルバムを作成しましたが、ブルータルとキャッチーが共存する最高な作品が出来たと思います。楽曲制作のこだわりは一度聴いたら覚えられるような、口ずさめるフレーズを意識して書いています。
Shibuki: 曲単位で言えばキャッチャーさと難解さのバランスと、それらをどういう構成で組み立てるかを意識しています。アルバム単位としては聴いていて飽きないことを意識しています。色々な方向性の楽曲やアレンジにそれらが表せたかと思います。
尋: 僕は今回のアルバム制作にあたって新曲を書き下ろすことになって、メインコンポーザー2人では作らなそうな楽曲にしたいなぁ…OmelasらしくなくOmelasらしいちょっと違う雰囲気だしたいなと、意識していました。カレーの福神漬け的な。


――タイプの違う3人の曲がアルバム楽曲のバリエーションを豊かにしているのですね。

Toshiaki: 作曲陣が大好きな曲を作ってくれるので大変満足しています。

――作詞についてはほぼ全曲Cocoさんが担当されていますが、なにかこだわりや、意識した世界観はありますか?

Coco: 最初から決めていたわけではないのですが、自然とどの楽曲も「此処から何処かへ旅立つ」というテーマが根底にあるなというのは、書き終わってから気づきました。Omelasのバンド名にもなった小説がそのような内容の物語なので、初めてのアルバムの楽曲にそのような関連性を持たせられたのは良かったと思っています。

――書き終わってから気づいたということは偶然にも一貫した世界観をイメージしていたのですね。

Coco: 楽曲ごとの物語は実際には異なるはずなんですけど、不思議ですね。「此処から何処かへ旅立つ」とあっても、「此処」から見る物語なのか、「何処か」から振り返るのか、視点を変えるだけでも全く違ってくるので面白いです。

――ありがとうございます。それでは次にレコーディングについてお聞かせください。

尋: 楽しく有意義な自問自答でした。いままでアドリブを混ぜたり、定期的に変えていたソロやフレーズをしっかり形に決める楽しさと悩みがありました。
You:音源や機材、環境を一新して臨みました。収録曲が多いので中々大変でしたが、楽曲に命が吹き込まれていくのを感じながら楽しんで録ることができました。
Toshiaki: 頑張りました、あと長時間同じ姿勢でRECするので身体が痛くなりました…

――皆さん環境を一新されたり、新たな挑戦があるレコーディングだったと。CocoさんのVoレコーディングはいかがでしたか?

Coco: 私もレコーディング初日で腰を痛めて…個人的にはデスヴォイスの収録をハンドマイクに切り替えて臨んだことが新しい取り組みでした。

――今回は結成4年目にして初のフルアルバムをリリースされますが、今後の活動や、またどのような音楽を作っていきたいかお聞かせください。

You: 今回のアルバムを引っ提げて日本のメロデス・シーンに新しい風を巻き起こせるよう、尽力したいと思います。
Coco: 私もまずは新しい楽曲を含めて早く生の演奏でお客さんに楽しんでいただきたいです。
Shibuki: リリースをコンスタントにできたらいいなと思っています。更に楽曲をブラッシュアップさせていきたいですね。
Toshiaki: 活動については現メンバーで楽しく切磋琢磨出来ればよいなと思います。あとは長く音楽続けていきたいです。
尋: Omelasはこうして進むよりとりあえず進む、ってイメージなので見据えるのは他のメンバーにお任せして。メンバーがいて音を鳴らしたらOmelasになるような気がします。

――力強いコメントありがとうございます。最後に皆さんから一言お願いします。

Coco: これまで支えてくれた皆様にまずは感謝したいです。音楽で恩返しができるよう頑張ります!
You: ギタリストとしてもコンポーザーとしてもさらに上を目指していきますので、応援よろしくお願いします。
Shibuki: Omelasの1stフルアルバム「DAWN」買ってください!
Toshiaki: ライヴに来てくれると嬉しいです!
尋: ステージで何してても許してください!!!!!!!!


◆Omelas - Burning Queen (OFFICIAL MUSIC VIDEO)


◆Omelas 1st Album "DAWN" Trailer


アーティスト:Omelas (オメラス)
タイトル:DAWN
発売日:2022年3月23日(水)
レーベル:Repentless (リペントレス)
フォーマット:CD
規格番号:RETS-0030
税抜価格:¥2,700円 / 税込価格¥2,970

<収録曲> 
01. Burning Queen 
02. My Name,The Jewel,And Love 
03. Hope 
04. Life 
05. Vega 
06. Dawn 
07. Machine Doll (Re-Recording Version) 
08. Cowards' Say 
09. Pharos 
10. Worth 
11. Crybaby 
12. Eclipse 
13. Truth About Us

Omelas are
Coco - Vocals
You - Guitar
尋 - Guitar
Toshiaki - Bass
Shibuki - Drums

Omelas official site
https://www.omelas.website