【ハード・ロック/ヘヴィ・メタル】いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 | ディスクユニオンのスタッフが一年の中で印象に残った作品を紹介

  • HARDROCK & HEAVYMETAL
  • 注目ニュース

2022.12.23

  • LINE

  • メール
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル


猛威を振るったコロナも少しずつ日常に溶け込み、ライブやイベントなど音楽ファンにとっての日常が戻りつつある2022年。閉塞的な空気も少しづつ緩和され、日々のリリースも少しづつコロナ前に戻ってきたような雰囲気があります。毎年恒例になりましたTOP10は、国内アーティスト中心のピックアップとなりましたが、SCORPIONSやOZZYをはじめ、KREATOR,DESTRUCTION,STRATOVARIUSなどなど長きに渡りシーンを支える重鎮たちのリリースも多数ある一年でした。サブスク中心に打ちり替わりつつ音楽業界にあって、チェック漏れとなってしまうリリースも多いかと思いますので、ぜひこの機会に2022年のリリースを振り返っていただければ幸いです。

■ハード・ロック/ヘヴィ・メタル | 2022 RANKING



アーティストタイトルフォーマットレビュー
1アンラッキー・モルフェウス         / エヴォリューションアンラッキー・モルフェウスエヴォリューションCD約2年振りのニュー・アルバム。作品リリース毎に進化を続けるUnlucky Morpheusの新作は、美しいメロディと激しい演奏、より洗練された楽曲がアルバムを埋め尽くすファンの期待を裏切らない傑作。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
2アンラッキー・モルフェウス         / XIII Live at Toyosu PIT Blu-rayアンラッキー・モルフェウスXIII Live at Toyosu PIT Blu-rayBLU-RAYニュー・アルバム発表の少し前にリリースされたライブ作品。21年10月1日に豊洲PITにて行われたワンマン・ライヴを収録。コロナ禍でライブ自粛をしていた方にとってもうれしいライブ作品。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
3サウザンド・アイズ         / ビトレイヤー -Deluxe Edition-(2CD)サウザンド・アイズビトレイヤー -Deluxe Edition-(2CD)CD国産メロディック・デス・メタル・バンドの4thフル。日本人の繊細な感覚が生み出す慟哭のメロディと獰猛なサウンドが高次元で融合した世界トップ・レベルのメロディック・デスが詰め込まれた傑作。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
4アーチ・エネミー         / デシーヴァーズアーチ・エネミーデシーヴァーズCD現代エクストリーム・メタル最高峰バンドとしての実力を改めて示したニュー・アルバム。今までにはないタイプの楽曲も組み込むチャレンジ精神を持ちつつも、ファンの期待にも応える貫禄漂う一枚。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
5ハガネ  / Code ; 9021ハガネCode ; 9021CDこれまでのEPやシングルでも支持層を拡大してきた新生代ガールズ・メタル・バンドの旗手、初のフル・アルバム。爽快なメロディとパワフルな演奏で次世代を切り開くネクスト・ブレイク候補No.1。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
6ヴェールド・イン・スカーレット         / リインカーネイションヴェールド・イン・スカーレットリインカーネイションCD00年代に多くのメロデス・ファンを虜にしたSERPENT。その中心人物であったKeijaが現在率いるVEILED IN SCARLETでその名曲たちをカバー。CD2枚組全16曲の名曲たちが、新たな命を吹き込まれ現代に蘇る。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
7ジ・アンクラウンド / ウィットネスジ・アンクラウンドウィットネスCD亡くなったシンガー・SHALが病と闘いながらレコーディングした魂の2ndアルバム。J-POPを思わせる親しみ易さとハードロックのダイナミックさが融合した傑作。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
8ゼメス / ロンリネスゼメスロンリネスCDメロディック・デスの攻撃性と昭和歌謡的ノスタタルジーが同居する"慟哭の追求者"によるニューEP。スタイルを崩すことなくゲームミュージックやクラシック、ラテン音楽までも取り込んだ全曲キラーチューンの一枚。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
9メガデス / ザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!メガデスザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!CD前作『ディストピア』(2016年)以来、6年ぶりのニュー・アルバム。従来からの"MEGADETHらしさ"と"今"が同居する長きに渡りシーンの最前線に君臨する貫禄漂う力作。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
10聖飢魔II / ブラッディエスト聖飢魔IIブラッディエストCD「ゼウスの妨害」への反撃として制作された23年振り、13作目となる大教典。過去作曲にたざさわった全ての構成員が楽曲提供を行った一枚であり、レコードやカセットなど多様なフォーマットで配布された。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 渡 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。

■いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル


アーティストタイトルフォーマットレビュー
40 WATT SUN / PERFECT LIGHT40 WATT SUNPERFECT LIGHTCD94年から活動する英国の叙情派ドゥーム・メタルWarningの活動休止(現在は再活動)に伴い中心人物のPatrick Walker(Vo,Gt)が09年に始動させたバンドの22年3rd。いずれもPallbearer、Bell Witchなどを先導する音楽性だったが、本作はアコースティック/フォーク・サウンドへ大きく舵を切った作風。Patrickの寛厚な歌声と詩的にギターをなぞりながら、時にエレキ・ギターも合わせNeil Youngの様に堰を切ったサウンドで感情を爆発、馳せる日常の寄せて返す哀切と忘れ難い光景を写し出す。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
ALPHOENIX / EVIL WAYSALPHOENIXEVIL WAYSCD約5年ぶりのリリースと待ちまった甲斐がありました。前作と比べ制作陣も豪華になり曲も前身のマイプルーフから受け継がれる熱いギタースピリットと更にクリーンを多用して進化しつつも90年代生まれの方にはどこか懐かしいエモさを感じる一枚。個人的にはVo.thor氏 gt.shimpei氏が在籍してたNECKHUNT RESTAURANT、MYPROOFを遡った上で今作を聴くとバンド名「ALPHOENIX」の由来を深く感じる事ができます。
( 池袋店 / 岡 )
ARD / TAKE UP MY BONESARDTAKE UP MY BONESCDWINTERFYLLETHのメンバーであり音楽監督や哲学の博士号も取得する賢人Mark DeeksによるソロPJの22年始動作。氏はノーサンブリアの聖人Cuthbert(634-687)に傾倒。本作でもカスバートの遺体が数十年経っても腐敗しなかったという奇跡や聖遺物をテーマにしており、「ARD」は島の方言で「生まれ育った土地」を意味する。聖歌、ピアノ、チェロ等を用いた新古典主義の風趣と霊的に高められたドゥームサウンドが弔歌となる英国耽美派ドゥームの新たな銘碑。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
BEDSORE:MORTAL INCARNATION / SPLITBEDSORE:MORTAL INCARNATIONSPLITCDBedsore:SVNTH(ポスブラ)やNight Gaunt(ドゥーム)のメンバー等による伊プログ・デス。入り組む構成や静と動の意趣がドラマチックに次元を超えてくれば、初期OpethやDemilichから70'sプログに還元されるエンドレスな16分。 Mortal Incarnation:18年結成、「diSEMBOWELMENTを現代に」と謳われたデモに驚愕した国産Atmospheric Doom Death。日本らしい清らかな流れに沿うプログレッシヴな構成に、重圧サウンドと対比されるクリーントーンの残響が神聖ですらある14分。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
BlackLab / IN A BIZARRE DREAMBlackLabIN A BIZARRE DREAMCD大阪の女性サイケデリック・ドゥーム・デュオBlackLabの22年発表の3rdフル!BLACK SABBATHやELECTRIC WIZARDらを軸とする王道のドゥーム・サウンドを基本にしつつ、時に見せるポップな側面や、強烈に咆哮するスラッジーな展開まで聴くものを引きずり込む魅力にあふれた一枚!ライブも強烈なのでぜひ体感してほしいです!!
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾 )
BLOODBATH / SURVIVAL OF THE SICKESTBLOODBATHSURVIVAL OF THE SICKESTCDこれぞ「デス・メタル」!!!スウェディッシュ・デス・メタル・バンド、BLOODBATHの約4年ぶりとなる6thフル・アルバム。同郷LIKのTomas Akvikを新ギタリストとして迎え制作された本作は前作よりもかなり洗練された印象。これまでの初期スウェデス・サウンドにUSフロリダ勢を彷彿とさせるオールド・スクール・デスの要素をふんだんに取り入れたサウンドで、まるで真のデス・メタルを体現するかのような作品。腐敗臭漂うドロドロジャケットアートワークも超絶かっこいい!!!デスメタル・ファン必聴!!!!
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 結城 )
BLOODBATH ブラッドバス / SURVIVAL OF THE SICKESTBLOODBATH ブラッドバスSURVIVAL OF THE SICKESTCD前作から約4年振りとなる6枚目フル・アルバムが本作。気鋭デスメタルバンドLIKからGt.Tomas Akvikが参加!!BLOOD BATHの持つ陰鬱感とLIKのガツンと胸を抉られるようなリフは実に開放的、調和が気持ち良すぎます!!
( 新宿ヘヴィメタル館 / 和田 )
BLOODYWOOD / RAKSHAKBLOODYWOODRAKSHAKCD今年のフジロック出演でTwitterのトレンド入りも果たしたインドのメタルバンドのデビュー作。思いっきり歪んだ轟音とともに聴こえるシタールなどの民族楽器。初見の印象は「なにこれ?」でしたが聴けば聴くほどクセになる、スルメ的楽曲の数々に今ではすっかりハマってしまいました。日本をインドにしてしまいそうな彼らの今後に期待大!
( 北浦和店 / 岩舘 )
BLUT AUS NORD / DISHARMONIUM - UNDREAMABLE ABYSSESBLUT AUS NORDDISHARMONIUM - UNDREAMABLE ABYSSESCDフレンチ・ブラックの大いなる存在Blut Aus Nordの22年14th。特色である霊的な「アトモスフィア」と不協和音を用いた「アヴァンギャルド」の両性が結合した最終形態とも言うべき化身は、クトゥルフ神話の諸概念である宇宙的恐怖を顕現する超独創的コズミック・ブラックとして聴者をその触腕で支配する。作題の『Disharmonium(不調和)』は、自体が種である『Dissonant(不協和音) Black Metal』に呼応する語感があり、その流布を汲み啓示として命じたと思われる。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
BROTHERS GRIMM / HELM'S DEEPBROTHERS GRIMMHELM'S DEEPCD90's カルトPROG POWER METAL発掘再発!!これがまたWATCHTOWER meets CACOPHONYな感じで素晴らしいのです!!
( 新宿ヘヴィメタル館 / 村上 )
CELESTE セレスト / ASSASSINE / アサシーヌCELESTE セレストASSASSINE / アサシーヌCD2度の来日も果たすフランスのブラッケンド/ポスト・ハードコアバンド22年6th。その異様なライブは語り種で、地底と化した暗室の中でメンバー一同のヘッドライトが赤い閃光を放射する姿は一つ目の相貌。Blut Aus Nord,DsOに次ぐ第三のバンドとの評もあれば、未だに過小評価を拭えないもののその影響力と期待値は名門Nuclear Blastに移籍した事からも窺える。そうした出世作である本作は音の洗練はあれど、黒々しい爆音は媚びず初期衝動を呼び覚ます程にセンセーショナル。激情HCの推進力をドゥームメタルの荷重へと転化させながら曇り無き審美眼で射るセレスティアルな眺望は清々しいばかり。来日の招牌者であり盟友であるheaven in her armsからギターKatsuta氏が#5,#8に参加しており、この共演は“エモい”というもの。アートワークはブルガリアの写真家Mira Nedyalkovaのフォトグラフ。油彩画的な色ざしと水中花の様に少女を映写する水中写真を得意とした作風で知らる。少女の裸体と無数の手にはセクシャルな含意でなく崇拝される対象としての聖体、按手。神々しい存在に触れて益を授かる又は捧げる拝領の化躰に盲信する大衆の有り様と刹那的な美への肯定を感じる。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
CLASSLESS ACT / WELCOME TO THE SHOWCLASSLESS ACTWELCOME TO THE SHOWCD1曲目にはヴィンス・ニール、2曲目にはジャスティン・ホーキンスがゲスト参加し、まるで華やかにハードロックのバトンを受け取るような新星バンド。ドラマティックなラスト曲まで構成良く、通しで聴かせる充実のデビューアルバム。
( 吉祥寺店 / 山本 )
DARKTHRONE / ASTRAL FORTRESS<LIMITED SILVER VINYL LP>DARKTHRONEASTRAL FORTRESSLP(レコード)前作から1年とスパンを置かずにリリースされた20枚目となるフルアルバム。ここ数作の作風を踏襲したCELTIC FROSTルーツのレトロな感触ながら、DARKTHRONE固有の魅力である冷たい魔性のオーラは健在。長尺曲における雪原を踏みしめるかの北欧情緒に胸を打たれます。
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 時田 )
DARKTHRONE / ASTRAL FORTRESSDARKTHRONEASTRAL FORTRESSCDノルウェージャン"ブラック・ヘヴィ・メタル"のニュー・アルバム。ジャケットに配された『PANZERFOUST』の本質がこの作品であろう。ここ数作ブラック・メタルとしての評価が難しいというが本音で、特に本作はCELTIC FROSTからさらにドゥーム・メタル、エピック・メタルへと掘り下げられている。そういう意味で新たな形でトゥルー・ブラック・メタルを提示しているのがDARKTHRONE。それを深化させたのが本作である。
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 田村 )
EARTHLESS / Night Parade of One Hundred Demons / 百鬼夜行EARTHLESSNight Parade of One Hundred Demons / 百鬼夜行CD亜墨利加はサイケ・ロックトリオの22年6作目。画や題の通り「百鬼夜行」を掲げた本作。これまでのロックチューンやファズを効かせたスペーシーな趣もありながら、化け化けしいリフ、和太鼓を想起させるパーカッション、ハウリングの端々が尺八に聞こえたり、そういったイメージの合点が“YOKAI”的な体を成す。歌わずとも高い表現力を持つ演奏で2曲約62分を刻限一杯に使った極楽往生インスト絵巻。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
EGO DEPTHS  /  ELLAKKAIRAVERTTA  EGO DEPTHSELLAKKAIRAVERTTACD前作「Dyrtangle('15)」で覚醒を遂げたカナダ(ウクライナから移住)のStigmatheist氏によるドローン/フューネラル・ドゥーム22年5th。「Funeral=葬儀」であるからやはり“儀式”でなくてはならない。ダン・モイ (ベトナムのジョーハープ) やアステカの死の笛など様々な儀式楽器と喉歌を用いたチベット音楽的なムードに、霊力を高めた無限大なドゥームサウンドが異種混淆としている。ドローンの流転性や不意にブラストビートが噴火したりと山神の畏怖に当てられる様な霊験灼然な体験に合掌。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
HATH / ALL THAT WAS PROMISEDHATHALL THAT WAS PROMISEDCD元DYSTROPHYのPeter Brown(G,Vo)も在籍するUSはニュージャージー出身のプログレッシブ・ブラッケンド・デス・メタル・バンド、HATHの22年2ndフルアルバム。禍々しい空気感とドス黒い殺気が充満する中、突進力抜群の抉るようなリフや切れのあるリズムによる、テクニカルでサイケデリックな展開が危険なまでに退廃性を煽る。規格外の質量と速度、そしてそこから導き出される化物じみたエネルギーがリスナーの鼓膜を直撃する、殺傷力120点満点の一枚。もはや空気が震えています。
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 倉橋 )
IMPERIAL TRIUMPHANT / SPIRIT OF ECSTASYIMPERIAL TRIUMPHANTSPIRIT OF ECSTASYCD前作が賛否両論を巻き起こし、面妖な姿態やライブパフォーマンスでもカルト的支持を得るNYの黄金仮面三人衆22年5th。デス/ブラック・メタルという骨組みを解体してアヴァン・ジャズ、スペースオペラにバラライカや金管楽器の混入された奇妙奇天烈な曲譜が理解を超える。洗脳的なテクニックに黒々としたボイス、スウィングしすぎた破調は華美な装飾で実態を覆うペダントな皮肉としてユニークで、Baがトニー・レヴィン顔負けだから太陽も戦慄してしまう。過去作から本作まで暗黒変態メタルの金字塔を量産中。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出 )
INNUMERABLE FORMS / PHILOSOPHICAL COLLAPSEINNUMERABLE FORMSPHILOSOPHICAL COLLAPSECDハードコアシーンの活動でも知られるJustin Detoreによって結成されたボストン出身ドゥーム・デス・メタルバンドの2ndフル。 悲壮感、喪失感漂うサウンドと、重苦しいデスVoに攻撃的リフ、破壊的ドラムのコントラストが絵を描いたように表現された芸術作品。
( ハードロック&ヘヴィメタル部門 / 川村 )
INTROTYL / ADFECTUSINTROTYLADFECTUSCD2009年結成のメキシコ・フィメール・デスによる22年2ndアルバム。ブラジルにはNERVOSA人脈のCRYPTAや、ヨーロッパをみればデンマークKONVENTやオランダのSISTERS OF SUFFOCATIONなど、先駆者であるDERKETAやMYTHICを継承するような流れが近年見受けられ、その中でも2010年代の直前より活動している彼女達のサウンドは、公言しているDEICIDEやMONSTROSITY影響下の、スラッシュ激化より派生したUS初期デスの香りただよう硬派な内容。AUTOPSYなドロドロ系やスウェデス系とも異なるスタイル、というか本当DEICIDE+MONSTROSITYという感じ。ジリジリと地を這うようなリフや、やり過ぎないテクニカルさが光るオールドスクール・デス良作!これはカッコイイぞ!
( 新宿ヘヴィメタル館 / 大塚 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。