2025.01.20
2022年に約20年振りの復活作となる『Call Of The Abyss』をリリースし、順調に活動を続けるCHAOS CONTROLが、新たに元Silexのブラジル人シンガーのダン・フィゲイレド (Vo)と、THE BARRELSでも活動するTamotsu (Gt)を正式メンバーに迎えて、ミニ・アルバム『Lost In Time』をリリースする。
前作『The Legacy Within』に引き続き、ライヴのサポート・メンバーでもあるRosana:miho (Ba)と摩天楼オペラの響 (Ds)がレコーディングにも全面参加したこの『Lost In Time』は、ARTILLERY風味のスラッシーな激走曲“World Of Insanity”、LOST HORIZON+NOCTURNAL RITES的なメロディック・パワー・メタル調ナンバー“Until The End”など、メロディ&突進力が増大した強力な新曲4曲と、『Call Of The Abyss』収録曲を現編成の5人でリレコーディングした2曲が収録されている。リーダーの金子裕幸 (Gt)、ダン、Tamotsuの3名に話を聞いてみた。
Q:まずは今回ダン・フィゲイレド (Vo)さんと、Tamotsu (Gt)さんが正式加入されましたが、どのような経緯で加入が決まったのでしょうか?
金子裕幸:Tamotsu君は、昨年からライヴでサポートをして頂いていて、プライベートでも親交がありまして、是非お願いしたいと自分から打診させて頂きました。ダンさんは、ベース・サポートをして頂いているmihoさんのセッション・ライヴを観に行かせて頂いた際に、ヴォーカルをダンさんが務めていまして、それが知り合うきっかけになり、音楽的な背景や趣味趣向が近く、すぐに意気投合しまして連絡を取り合うようになりました。バンドとしても正式なヴォーカリストを探していたのですが、ダンさんも丁度バンドを探していた事もあり、お声がけをさせて頂いて直ぐに話がまとまったといった次第です。
Q:なるほど、音源の準備をされているのはSNS等でも公開されていましたが、正式メンバーも併せて発表されていたので驚きました。
金子:驚かれた方もいるかなと思いますが、活動出来ていない間に粛々と準備していました。(笑)
Q:ダンさん、Tamotsuさんは加入の話を貰った時率直にどう思われましたか?
ダン・フィゲイレド:絶対に逃せないチャンスだと思いました。正式な誘いを受ける前から金子さんとは何曲か一緒に仕事をしていたのですが、お互いのアイデアもとても合っていて、相性も凄く良かったですね。また、同年に親友のLouis Sesto (ex.SOUL DOCTOR,ex.BLINDMAN他)に誘われてTokyo Rock Blasterというセッション・バンドでmihoさんと共演もしていたので、私にとってこの加入はとても自然な流れでした。
Tamotsu:僕はBARRELSでの活動もしていますが、既にCHAOS CONTROLをサポートしていましたし、雄々しいメタル・サウンドのBARRELSとは音楽性もだいぶ違うので、CHAOS CONTROLの様なモダン寄りなサウンドの自分ももっと表現できたらなといった考えでメンバー加入の話を承諾しました。また、金子さんとのギターのコンビネーションももっと深めて行きたいと思っていました。
Q:復帰されてからフル・アルバムを2枚リリース、今作はミニ・アルバムとなりますが、2作品を経て作曲面で何か変わった点はありますか?
金子:あまりパワーメタルという型に拘らずに作曲に臨めたかなと思っています。1作目(『Call Of The Abyss』2022年リリース)は、音楽活動から退く前にやり残した事の具現化、2作目(『The Legacy Within』2023年リリース)は自分自身のルーツや影響を受けた音を形にするイメージで曲を作りましたが、今作は今自分が演りたい事をストレートに音にしたと言ったところで、土台のジャンル的な事はあまり考えずに自由にやらせて頂けたかなと思います。
Q:ダンさん、Tamotsuさんは今作に収録される楽曲を聴いた時にどのような印象を持たれましたか?
ダン:聴いたときの印象は、濃密でダークな雰囲気が私の心を支配していくような、そんな感じだった!ダークな要素とメロディックな要素のバランスを追求する姿勢に私は常に惹きつけられたし、今作ではその両立を見事に実現しています。私は、金子さんはこの4曲の新曲で更に進化していると思います!
Tamotsu:はやい!エモい!むずかしそう!(笑)と言うのは冗談ですが、最初にデモが送られてきた時、この楽曲たちに自分がどうアプローチすればダンが先述しているような世界観を広げられるかを考えていました。
Q:リズム隊は前作から引き続き、Rosana:mihoさん(Ba)、響さん(Ds)ですが、前作よりも更に勢いが増したような感覚を覚えましたが、その点如何でしょうか。
金子:お二方のリズム隊が素晴らしいのは言うまでもないですが、まだ数こそ少ないですが同じステージでライヴを重ねた事で、前作よりも高い解像度で各パートのイメージも出来ましたし、全体的な音の纏まりにも繋がったのではないかと思っています。
Q:金子さんから見てダンさんの歌、Tamotsuさんのギターはどうでしょう?
金子:自分は特にダンさんの低音が好きで、痺れますね!メタルを歌う為に必要な要素が詰まった非常に魅力的な声だと思います!Tamotsu君のプレイは、流行りのシュレッド的なプレイとは異なっていて、自分や更に上の年代が狂喜したような、所謂ギター・ヒーローのバイブスを色濃く感じさせるような、聴き応え満載のギター・プレイだと思います。
Q:ダンさん、Tamotsuさん、作品において特に拘った点や、気を付けた点に、ご自身のプレイについて解説をお願いします!
ダン:私の最大のテーマは、個人的な挑戦でもありましたが、作品や金子さんのマインドを吸収し、同じ場所に立てるようにすることでした。全てがあまりに自然で、凄く驚いたよ。(笑)レコーディングについては、私は常に“解釈”に重点を置いています。それと、他のヴォーカリストの歌を聴くとき、リスナーが音楽に没頭できるように、どのように彼らに働きかけるかを考えているのがとても楽しい。次に音色に重点を置いているよ。今回の結果には本当に満足しています!
Tamotsu:とにかく金子さんのギターを聴いて彼のタイム感に合わせてグルーヴを出す事に念頭を置いていましたね。普段自分がレコーディングの仕事をする時は基本的に最初からギターが入ってないので誰かのギターが既に録音されてる上で自分のギターを載せるというのはわりかし新鮮でしたね。プレイ面に関してはギターソロ等は普段の自分より結構手数が多く弾きまくっていますね!“Call Of The Abyss”のギターソロなんて速すぎてもうなんだか分かりません。(笑)
Q:Tamotsuさんの話にも“Call Of The Abyss”があがりましたが、今作は6曲収録の内2曲は1stフル・アルバムの楽曲の再録となっていますが、この点はどうでしょうか?
金子:新曲4曲に加えて再録2曲ではありますが、4+2という感覚ではなくて、しっかり6曲になったという感覚です。
Q:確かに似て非なるヴァージョンにアップデートされているような印象を持ちました。それぞれ各楽曲に関して、簡単に解説をお願いします。
1.World Of Insanity
金子:ベイエリア・スラッシュのような、タフなリフを特徴としたスラッシーな楽曲かなと。開幕を飾るに相応しい勢いや、一聴してわかりやすいインパクト等に重点を置いています。四の五の言わずにとにかく頭振って頂きたい楽曲ですね!
2.Lost In Time
金子:今回のリード曲になりますが、これまでに出した作品やライヴでの経験等をフルに曲に落とし込む事が出来たかなと。楽曲として自分自身がこれまで制作した楽曲の中で、一番納得いく仕上がりになりました。ダークなのにどこか爽やかというか...説明が難しいな。(笑)インテレクチュアル・スラッシュ、パワー・メタル、エモーショナルなテイスト等、様々なレイヤーを感じて頂きたいです。
3.Until The End
金子:正統派直球なテイストをCHAOS CONTROLなりの解釈で仕上げたパワー・メタル・ナンバーですね、新曲4曲の中で最もわかりやすい楽曲かと思います。がんがん拳突き上げて頭振って頂きたいですね!この曲では、ダンさん作詞という点もポイントです!
4.Crimson Trail
金子:これまでのCHAOS CONTROLのスタイルに最も印象は近いのではないかと思います。ただ特定のポイントを尖らせるという方向ではなく、全方位的に目いっぱいまで幅を広げる事を意識して仕上げました。一聴するとデスラッシュのようなアグレッションを感じるかもしれませんが、かなり色々な要素が詰まっていて楽しんで頂けるのではないかと思ってます。
5.Rebellious / 6. Call Of The Abyss
この2曲に関しては、楽曲自体は既出でライヴでも定番となっている2曲です。
新体制のお披露目といった意味合いもありますが、「本来こういう形にしたかった!」が詰まっています。オリジナル・ヴァージョンと聴き比べて頂く等、是非楽しんで頂きたいです!
Q:本編とは異なりますが、ディスクユニオンでの先着購入特典でデモ音源を特典にされていますが、こちらはどうでしょうか?
金子:2ndアルバムをリリースした後に、曲を書き溜めていたのですが、自分が作ったデモをダンさんに歌って頂いたのですが、これまでの作品や、本作ともまた異なるテイストのミドルなナンバーです。番外編的に楽しめる音源もあって良いかなと思い、今回特典にさせて頂きました。本編にしても特典にしてもいずれも爆音で聴いて頂きたいですね!!
Q:今後の活動予定について教えてください。
1/26(日)に渋谷のGarret Udagawa、2/8(土)に大阪の梅田BANGBOOにて、Mana Diagramと2Manライヴをやらせて頂きます。新体制でのお披露目になりますので、是非観て頂きたいです!後はまだ内容は確定していませんが、4/5(土)にGarret Udagawaでライヴを行う予定があります。
Q:最後に読んで下さっている方へ一言お願いします。
いつも応援やサポート本当にありがとうございます。新体制での音源リリースやライヴと、ここから新たな幕開けになります。是非聴いて頂いて、会場で一緒にブチ上りましょう!!
◆CHAOS CONTROL "World Of Insanity" MV
◆CHAOS CONTROL "Lost In Time" trailer
◆“World Of Insanity” 配信先link
https://diskunion.lnk.to/czXoohko
アーティスト : CHAOS CONTROL (ケイオス・コントロール)
タイトル : Lost In Time (ロスト・イン・タイム)
発売日 : 2025年1月22日(水)
レーベル : Repentless (リペントレス)
フォーマット : CD
規格番号 : RETS-0040
税抜価格 : ¥2,600 / 税込価格¥2,860
<収録曲>
01. World Of Insanity
02. Lost In Time
03. Until The End
04. Crimson Trail
05. Rebellious Re-Recording 2024 Version
06. Call Of The Abyss Re-Recording 2024 Version
衝撃の復活から快進撃を続けるパワー・メタル・バンド CHAOS CONTROLのミニ・アルバムが登場!
今作より元SilexのDan Figueiredo (Vo)、THE BARRELSのTAMOTSU (Gt)が正式加入し、Danの圧倒的なまでの超絶な歌唱と共に更なる進化を遂げた4曲の新曲と、1stフル・アルバム『Call Of The Abyss』収録の“Rebellious”と“Call Of The Abyss”のリレコーディング・ヴァージョンの計6曲を収録!
前作に引き続き、Rosana:miho (Ba)、摩天楼オペラの響 (Ds)が全面参加!
この作品から新たなパワー・メタルの歴史が始まる!
CHAOS CONTROL are
Dan Figueiredo / Vocals
Hiroyuki Kaneko / Guitar, Backing Vocals
Tamotsu / Guitar
Support Musicians
Rosana:miho / Bass
Hibiki / Drums
CHAOS CONTROL official site
https://www.chaoscontrol-jpm.com/
Repentless official site
http://www.repentlessrecords.com
LIVE SCHEDULE
1/26(日) Garret Udagawa
http://t.livepocket.jp/e/gbxpn
2/8(土) 梅田BANGBOO
https://eplus.jp/sf/detail/4214330001
【ディスクユニオン・オリジナル特典:ダウンロードカード】
2025年01月22日 / CD / JPN
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