【IRON MAIDEN (アイアン・メイデン)】HR/HMアーティスト名鑑 A to Z : Vol.9

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2026.07.27

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IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)


NWOBHM(ニュー・ウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)の潮流から現れ、HR/HMシーンの頂点へと登り詰めた最強バンド。彼らの真髄は、スティーヴ・ハリス(B)が刻む躍動的なギャロップ奏法を駆使したベース・ライン。それに呼応するツイン・ギター(のちにトリプル・ギター)のスリリングな様式美、そして文学や歴史を背景にした知的な構築美にあります。ブルース・ディッキンソン(Vo)のオペラティックな熱唱が加わったことで、その劇的なドラマ性は爆発的に進化。時代に迎合することなく、常に「ヘヴィ・メタルとは何か」を示し続け、スタジアム級のスケールで世界のトップに君臨するモンスター・バンド。ヘヴィ・メタルの歴史そのものを体現する生ける伝説です。


■ 『Iron Maiden(鋼鉄の処女)』 (1980年)
パンクの生々しい初期衝動と、アイアン・メイデンの代名詞となる緻密なツイン・ギターのアンサンブルが見事に融合した衝撃のデビュー作。ポール・ディアノの荒々しくストリート感に溢れたヴォーカルと、スティーヴ・ハリスのバキバキとうねる独創的なベース・ラインが奇跡的なダイナミズムを生み出している。『鋼鉄の処女』というあまりにも衝撃的な邦題とともに、NWOBHMの幕開けを告げ、時代の勢力図を瞬時に塗り替えた。若き野心と強烈なエネルギーに満ちた記念碑。



■ 『The Number of the Beast(魔力の刻印)』 (1982年)
稀代のフロントマン、ブルース・ディッキンソンが加入し、バンドの運命を完全に決定づけた3rdアルバム。天高く突き抜ける圧倒的なハイトーン・ヴォーカルと、緻密に計算されたスリリングで気高きツイン・ギターの応酬は、これ以降のHR/HMシーンの教科書となり、劇的な構築美の極致を提示した。表題曲や「Run to the Hills」といった、今でもライブのクライマックスを飾る不朽のアンセムを多数収録。世界中にメイデン旋風を巻き起こした、ヘヴィ・メタル史に燦然と輝く金字塔。



■ 『Powerslave~死界の王、オシリスの謎~』 (1984年)
古代エジプトの壮大な世界観をコンセプトに据え、黄金期のツイン・ギターと劇的なドラマティズムが極限の完成度へと達した傑作。戦闘的なリフが炸裂するスピード・ナンバー「Aces High」から13分を超える圧巻の大作「Rime of the Ancient Mariner」まで一分の隙もない。バンドが持つ知的でプログレッシブな構築美のポテンシャルが最高の形で結実化した、至高の大名盤。

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2026.7.27. ディスユニオン商品部