HARD ROCKレジェンド・シリーズ:FRANK MARINO特集

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2017.05.02

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FRANK MARINO特集

ウリ・ジョン・ロートやロビン・トロワーと並んで、ジミ・ヘンドリクスからの影響を受けたアーティストとして名高いフランク・マリノ。
彼はカナダのモントリオールで生まれ、若い時期にサイケデリック・ムーヴメントの影響を受け、特にジミ・ヘンドリクスからはプレイ・スタイル等多大な影響を受けたと言える。
若い時期のドラッグ問題も克服し、彼はMAHOGANY RUSHを結成し72年に『MAXOON』でデビューする。

その後MAHOGANY RUSHからソロ名義となったものの彼の残した作品はどれもが魂の籠ったギターを聴かせます。
メタル・サイドからもイングヴェイ・マルムスティーンも愛しHELLOWEENもカヴァーで取り上げる等、支持は非常に高いと言えるでしょう。
Rock Candyから『LIVE』『WAHT'S NEXT』『THE POWER OF ROCK N' ROLL』『JUGGERNAUT』の4タイトルがデジタル・リマスター再発されましたので、これを機にフランク・マリノの名作品を集めてみました。

 ※ジャケットをクリックすると商品詳細ページに移動します。

MAHOGANY RUSH / マホガニー・ラッシュ / CHILD OF THE NOVELTY / MAXOOM / STRANGE UNIVERSE
MAHOGANY RUSH / マホガニー・ラッシュ / MAHOGANY RUSH/WORLD<2CD/SLIPCASE>
ARTIST:MAHOGANY RUSH
ARTIST:MAHOGANY RUSH
TITLE:CHILD OF THE NOVELTY / MAXOOM / STRANGE UNIVERSE TITLE:MAHOGANY RUSH IV / WORLD ANTHEM
ドラッグに溺れた中でギターを習得したFrank Marinoが親友、同級生と結成したMAHOGANY RUSH。地元カナダのマイナー・レーベルよりリリースされた1st~3rdまでの3枚をカップリングした2枚組。未消化ながらサイケなサウンドとJimi HendrixスタイルのMarinoのギターを披露した1stアルバム『MAXOOM』、Marinoのマルチ・プレイヤーとしての才能とJimi Hendrixそのもののヘヴィでノイジーなギター・サウンドを確立させた2ndアルバム『CHILD OF THE NOVELTY』、Marinoの音楽スタイルそのものを確立させ最高傑作と名高い3rdアルバム『STRANGE UNIVERSE』。Frank Marinoを知るに絶対に外せない初期3作品。 76年発表4thアルバム『MAHOGANY RUSH IV』と77年発表5thアルバム『WORLD ANTHEM』のカップリング再発盤。
大手て契約しワールド・ワイドでのデビューと同時にここ日本でも『IV』は『鉄の爪』の邦題でリリースとなり、エフェクターの多用も度が過ぎるくらいで実に多種多様で複雑なギターの音色が絡み合い、インプロビゼーション的な自由奔放なMarinoのギターが炸裂。同時にメロトロンやシンセ・ベースの導入によりスペーシーで奥行の深い立体感も加わった。プログレシッヴでサイケでコズミックな実験性の高い作品でもある。
続く『WORLD ANTHEM』も当然Jimi Hendrixスタイルのヘヴィに唸るダイナミックなMarinoのギターが炸裂。洗練されながらも攻撃性を失わないスタイルと、テクニカルな面を覗かせたりフュージョン寄りのプレイ・スタイルを披露したりとMarinoは何気に器用さも見せつける。そしてMarino自ら操るシンセによるスペーシーな感覚も満載。この立体感とヘヴィさの融合も特異な個性となっている。ヴォーカル、セルフ・プロデュースも含めてマルチ・プレイヤーとしての強みも如何なく発揮された作品。因みにタイトル曲”World Anthem”はX-JAPANが取り上げていたことでも有名。

FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / LIVE
FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / LIVE
ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH
ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH
TITLE:LIVE
TITLE:ライヴ
78年発表ライヴ・アルバム。とにかくFrank Marinoはライヴで本領発揮。それを見事に証明した超傑作。まさに水を得た魚状態で自由奔放に暴れまくるギターこそが彼の真骨頂でしょう。ハード・ロック的側面が前面に押し出され、ライヴ独特の情熱と熱気がダイレクトにそして克明に伝わる作品。スタジオ作品以上にスケールの大きなサウンドもまた驚き。Jimi Hendrixの”Purple Haze”のカヴァーは必聴。本当にMarinoはJimi Hendrixが乗り移った人なのでは?と思ってしまうことでしょう。まずはこの一枚から!
ボーナス・トラック2曲追加、デジタル・リマスター、ROCK CANDYからの再発盤。
 こちらは国内盤ソニーからの「ギター・レジェンド」シリーズ1000円盤

FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / TALES OF THE UNEXPECTED
FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / WHAT'S NEXT
ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH
TITLE:TALES OF THE UNEXPECTED TITLE:WHAT'S NEXT
79年発表6thアルバム。前作のライヴ・アルバム、そしてカリフォルニア・ジャム2やテキサス・ワールド・ミュージック・フェスと言った大規模フェスティヴァルへの出演と絶頂期を通過した直後の作品で何とスタジオ4曲とライヴ4曲という変則的な内容。スタジオ作ではJimi Hendrixも演っていたBob Dylanの「All Along The Watchtower」、BEATLESの「Norwegian Wood」のカヴァーを収録。ライヴは4曲とも当時新曲でハード・ロックなナンバー。一般的評価は低いが特にライヴは純粋にハード・ロックの良さを伝えてくれるので決して無視出来ない作品でもある。  Frank Marinoの実弟Vince Marinoがリズム・ギターで加わり4人編成となったMAHOGANY RUSH。
今作は80年発表の7thアルバム。前作のスタジオ/ライヴ半々でカヴァー2曲という焦点がぼやけた内容だったが今作は再度Frank Marinoのギターが炸裂。とにかく弾きまくるギター・ソロは圧巻。もはやJimi Hendrixの冠を必要としまくなり、Marino自身もまたHendrixの影を掻き消そうとしている様にも思える。DOORSのカヴァー”Roadhouse Blues”も収録。
デジタル・リマスター、ROCK CANDYからの再発盤。

FRANK MARINO / フランク・マリノ / THE POWER OF ROCK N' ROLL
FRANK MARINO / フランク・マリノ / JUGGERNAUT
ARTIST:FRANK MARINO
ARTIST:FRANK MARINO
TITLE:THE POWER OF ROCK N' ROLL TITLE:JUGGERNAUT
前作「WHAT'S NEXT」より加わったVince Marino(Frank Marinoの実弟)を擁する4人編成となったMAHOGANY RUSHだが、メンバーはそのままでありながらFRANK MARINO名義となった81年発表8thアルバム。Marino自身のトレードマークだったギブソンSGをレス・ポールに変え、髭も剃り落として過去の幻想とJimi Hendrixの影を払拭させようという意気込みが反映されたか、今作はストレートなR&R曲のみで構成。装飾をない純粋なロック・アルバムで爽快感さえ感じさせる力作。
デジタル・リマスター、ROCK CANDYからの再発盤。
長年Frank Marinoを支えたJim Ayoubが脱退。後任にTimm Bieryが加入して制作された82年発表9thアルバム。アメリカ南部の雰囲気を取り入れた曲等、試行錯誤の跡も伺える作品でFrank Marinoのギターはもう完全にJimi Hendrixのスタイルから脱却しているが決してハードさが失われた訳ではない。タイトル曲はHELLOWEENがカヴァーしている他Yngwie Malmsteenもお気に入りの作品とかでHM層には何故か人気!? CBSラストとなった作品で今作後Marinoはドラッグの問題で沈黙期間へと突入する。
デジタル・リマスター、ROCK CANDYからの再発盤。

FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / FULL CIRCLE<DIGI>
FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / DOUBLE LIVE<DIGI>
ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH
TITLE:FULL CIRCLE
TITLE:DOUBLE LIVE
ドラッグに溺れ約5年の沈黙の後発表された87年発表作品。かつてのハードなギターは影を潜め洗練されたサウンド・プロダクションとAOR寄りのメロディアスなサウンドとなった。ギターを前面に押し出した往年の作品とは違い楽曲重視のスタイルはまったく生まれ変わったFrank Marioだが、プロデューサーとしての手腕も素晴らしかった彼の持ち味が存分に発揮された作品でもある。やはり才能のある人は何をやらせても一級品を作り上げる。Frank Marino自身によるリマスターが施された再発盤。 ドラッグ問題での沈黙期間を経て「FULL CIRCLE」(87年)で復帰したFrank MarinoはMAHOGANY RUSHを再編。今作は88年発表のライヴで再編MAHOGANY RUSHの87年のライヴを収録。選曲は「What’s Next」以降からが中心で「Full Circle」でのAOR路線から再びR&Rへと戻ってきたFrank Marinoのギターも全盛期までとはいかないもののハードさも取り戻している。やっぱり彼はライヴで本領発揮ということを改めて証明する一枚でもある。
ボーナス・トラック1曲収録再発盤。

FRANK MARINO / フランク・マリノ / FROM THE HIP
FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ / REAL LIVE!<2CD / DIGI>
ARTIST:FRANK MARINO
ARTIST:FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH
TITLE:FROM THE HIP
TITLE:REAL LIVE!
U再びFRANK MARINO名義となった90年発表作品。やはりMAHOGANY RUSH名義でない分ハードさよりもポップさを前面に押し出した作品となったが、前スタジオ作「Full Circle」よりは若干ハードな面も見せる。ただ基本的には「Full Circle」で提示したAOR路線なので往年のファンには厳しいかもしれないが、洗練された楽曲とメロディアスで落ち着いた雰囲気はAORハード・ファンにはオススメ。AOR作品としては高品質な作品。
ボーナス・トラック1曲収録再発盤。
01年9月のライヴを収録した04年発表ライヴ・アルバム。Frank Marino自身によるリマスターが施された2枚組再発盤。

FRANK MARINO / フランク・マリノ / GUITAR HEROES 4
ARTIST:FRANK MARINO

TITLE:GUITAR HEROES 4
ライヴ音源を含むデジタル・リマスター・ベスト・アルバム。