【オリジナル特典】ドイツのエピック・フォーク・メタルEQUILIBRIUMの進化を遂げたニュー・アルバム『RENEGADES』:ジャケット缶バッジ付き!!

  • HARDROCK & HEAVYMETAL
  • 特典付ニュース

2019.08.23

  • LINE

  • メール


EQUILIBRIUM

【ディスクユニオン・オリジナル特典
・缶バッジ (ジャケット・デザイン / サイズ:37mm×37mm/正方形)

※特典は先着となりますので、なくなり次第終了となります。あらかじめご了承下さい。
【発売日】
2019年8月23日発売
<こちらの商品は金曜日販売開始商品となります。>
お届けは発売日以降となります。(※前日には到着しませんのでご了承下さい。)





挑戦は時にリスクを伴う。それは音楽の世界においても言える。ファンとは身勝手なものだ。安定路線に甘んじていると「マンネリ」と揶揄され、新機軸を打ち出すと「裏切り行為だ!」と断罪される。しかし、古今東西のあらゆるミュージシャン達は、常にリスクを恐れず挑戦を続けてきた。その結果、目覚ましい進化を遂げたバンドもいる一方、ファンに受け入れられず、そのまま失速してしまうバンドもいる。それでも、同じことの繰り返しを良しとしないミュージシャンは後を絶たない。

前作『アルマゲドン』('16)からちょうど3年振り、待望のニュー・アルバムをリリースするドイツのエピック・フォーク/ペイガン・メタル・バンド、エクリブリウム。彼等もまた、ここにきて大勝負に出た。『レネゲイズ』とタイトルされた、この6枚目のフルレンス・スタジオ新作には、アッと驚く新機軸が提示されている。果たしてこの進化と新化を、ファンやシーンがどのように受け止めるのか──バンド自身としても興味津々なのではないだろうか。

エクリブリウムの母体となるバンドは、独ミュンヘン近郊の町マイザッハにて、'01年夏にスタートしている。ただ、当初はカヴァー曲中心の学生バンドに過ぎず、ヘルゲ・シュタンク[Vo]、レネ・ベルティアオメ[G]、アンドレアス・フェルクル[G]、ザンドラ・フェルクル[B]、ヘニング・シュタイン[Ds]、ミヒャエル・ハイデンライヒ[Key]というラインナップが確定し、本格的に活動を開始したのは、数度のローカルなギグを経てからのことであった。

驚くべきは、当時のメンバー達の年齢。リーダー格のレネは20歳だったが、ヴォーカルのヘルゲは18歳で、他のメンバーも殆どが10代、ベースのザンドラはまだ15歳だったという。当初、志向していたのはエピックなヴァイキング/ペイガン・メタル。MOONSORROWやFINNTROLLからの影響が強く、ゲルマン神話や北欧神話、エッダやサーガを下敷きにした歌詞が、全て母国語で書かれていたのも興味深い。

アルバム・デビューは'05年、『TURIS FRATYR』にて。次いで、'08年にはセカンド『SAGAS』を、'10年にはサード『REKREATUR』をリリース。だがその間、メンバー・チェンジが繰り返され、'14年に第4作『ERDENTEMPEL』が発表される頃には、オリジナル・メンバーで残っているのは、バンマスのレネだけとなっていた。とはいえ、バンドとしては作を追う毎に成長を遂げ、特に'10年加入の2代目シンガー、ロブセことロベルト・ダーンは、その剛毅な存在感でもって、ファン層拡大に大きく貢献したと言えよう。

そんな彼等が初来日を果たしたのは、前作『アルマゲドン』に伴うツアーにて、'17年3月のこと。その時点でのバンド・ラインナップは、ロブセ[Vo]、レネ[G]、ドム・R・クライ[G]、マルクス“マッキ”ライヴァルト[B]、トゥヴァル“ハティ”レファエリ[Ds]だったが、その後またもやメンバー・チェンジが起こり、今年に入って、ベースがマルティン・ベルゲルに交代し、さらに鍵盤奏者としてスカディ・ローゼフアストが新加入した。その現ラインナップで制作されたのが、新作『レネゲイズ』ということになる。

先に“エピック・フォーク/ペイガン・メタル・バンド”と書いたが、もはやエクリブリウムをそう呼ぶことは出来ないだろう。それは『レネゲイズ』を聴けばすぐに分かる。ここには、ジャンルの壁に囚われたかつてのバンドはもういない。より自由度の高い楽曲が、新たな章の幕開けを高らかに宣言している。中でも、最も衝撃度が高いのが「パス・オブ・デスティニー」だ。何とこの曲には、同郷のラップコア・バンド、ザ・ブッチャー・シスターズの面々が客演しているのだ。ペイガン・メタルにヒップホップとは意表を衝くどころではないが、決して奇をてらったワケではない。元々、幅広い音楽的嗜好のレネ達が今、本当にやりたいことをシンプルにやってのけたのが、この『レネゲイズ』なのである。

無論、フォーキーな要素や、エスニックな手法など、お馴染みの曲想も残されてはいる。だが、そこに神話や伝説の世界はもう存在していない。進化は既に起こっており、もう誰も新生エクリブリウムを止めることなど出来ないのだ…!!


[収録曲]
01. レネゲイズ - ア・ロスト・ジェネレーション
02. トルネード
03. ヒンメル・ウンドゥ・フォイヤー
04. パス・オブ・デスティニー (feat. ザ・ブッチャー・シスターズ)
05. ムーンライト
06. カワーカリ - ザ・ペリフェリー・オブ・ザ・マインド
07. ジョニー・B (ボーナストラック)
08. ファイナル・ティアー
09. ハイプ・トレイン (feat. ジュリー・エルヴェン)
10. ライズ・オブ・ザ・フェニックス
[限定盤ボーナスCD:『レネゲイズ』"8-Bit" ヴァージョン]
01. レネゲイズ - ア・ロスト・ジェネレーション
02. トルネード
03. ヒンメル・ウンドゥ・フォイヤー
04. パス・オブ・デスティニー (feat. ザ・ブッチャー・シスターズ)
05. ムーンライト
06. カワーカリ - ザ・ペリフェリー・オブ・ザ・マインド
07. ジョニー・B (ボーナストラック)
08. ファイナル・ティアー
09. ハイプ・トレイン (feat. ジュリー・エルヴェン)
10. ライズ・オブ・ザ・フェニックス


※メーカー・インフォメーションより