【オリジナル特典】ガールズ・メタル・バンド、THE SHEGLAPESの1stフルアルバム「SEIREN」:特典DVD-R付き

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2021.04.23

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THE SHEGLAPES

【ディスクユニオン・オリジナル特典】

・DVD-R (THE SHEGLAPES “Ruta Graveolens“Live at 西心斎橋BIG TWIN DINNER SHOVEL - 2021.1.30.収録)

※特典は先着となりますので、なくなり次第終了となります。あらかじめご了承下さい。
【国内盤】
叙情的な旋律とテクニカルな演奏、表現力豊かな変幻自在のヴォーカル…
ストーリー性重視のドラマティック・メタルを「規格外」の5人が奏でる、渾身の1stフル・アルバム!

2016年夏、ライヴハウス:大阪・西九条ブランニューの名物イヴェント:メタル・セッションにて、当時のブッキング・マネージャーにより招集、結成される。当初は寄せ集めのバンドであったが、2度のセッションを経て、2017年1月にバンド名をTHE SHEGLAPESとして、正式に活動を開始。

これまでに自主制作の1stシングル「BRAVEOVER / Part of Your World」(2018年4月)、Black-listed Recordsからミニ・アルバム「BACK’n’FORTH」(2019年4月)、自主制作の2ndシングル「UNDERSAIL / !!!!release!!!!」(2019年12月)、ダウンロード・シングル「残桜」(同年11月)をリリース。

各々が幅広いジャンルに渡って関西インディー・シーンで活躍してきたバックボーンの下、結成から今日に至るまで各方面より注目を集めている。”大阪発”ということもあり、パフォーマンスやインタヴューでのコミカルな一面が取り上げられることも多く、演奏時とのギャップで多くのファンを魅了してきた。

待望の1stフル・アルバム「SEIREN」では、Ds:潤が新メンバーとして加入し、前作までとは異なるグルーヴ感の楽曲も生まれ、バンドとして更なる成長を遂げたと言えるだろう。

本作は、音楽で人々を誘惑する神話上の魔物「セイレーン」をモチーフにした表題曲を始め、ジャンルの垣根を超えて様々な曲調とアレンジを取り入れた、ストーリー性のある全11曲で構成される。蟹江敬子の表現力豊かで変幻自在のヴォーカルと、テクニカルかつ迫力のある演奏が融合し、「規格外」と謳われた彼女達らしさを更に拡張して凝縮した「濃厚な楽曲」が詰め込まれた。アレンジも全員で取り組む作曲スタイルから、多彩に表情を変えて押し寄せる荒波の様なアルバムに仕上がった。

[作詞・作曲者による収録曲解説]
1. SEIREN
[Chizuco] セイレーンといえば「恐ろしい」印象があると思うのですが、実はそうではなく、想いを伝えたくても伝わらないもどかしい気持ちを抱えていたのではないか…そう考えながら書いた曲です。一滴の雫から広がった波紋が、大きな波となって押し寄せる…時に優しく、時に激しくぶつかり合う音は、まさに彼女の心の変化を描いています。変わりゆく表情を感じながら聴いていただけたらと思います。
[蟹江敬子] 歌声で人々を惑わし、船を沈める神話上の魔物「セイレーン」がテーマです。人間と同じように恋をして、愛や祈りを歌っているのに、皮肉にもその歌声で愛する人を殺めてしまう…そんな美しくも哀しいセイレーンの心情を歌詞に込めました。記載はしていませんが、コーラスではレクイエム(死者のためのミサ曲)からラテン語の詞を一部引用しています。

2. Speechless
[Chizuco] 暑い国を思わせるモチーフや楽曲が好きで、その要素を取り入れてみよう!というところから、浮かんでいた映像に音をはめていくようにして作りました。ヴォーカルの歌い捨てるような強気な部分や妖艶な部分、折り重なるコーラスに、夢だったのか?というくらい呆気なく消えてしまう部分。そして、珍しくヘヴィなグルーヴに注目してください。
[蟹江敬子] アラビアンな印象のフレーズから、アラビアン・ナイトをイメージして歌詞を書きました。メイン・テーマでコーラスが連呼する「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」とは、アラビア語でアラビアン・ナイト(千夜一夜物語)のことです。砂漠の情景を描く詞と、ヒロイン視点での気高い誇りを歌う歌詞になりました。

3. Gothic Queen
[CloudBerry] ゴリゴリのイントロと、ノリノリのサビと…機械的なフレーズと人間味のある演奏との融合や、先の読めない展開の曲を目指して作曲しました。この曲を聴いていると、短い時間の中でも想像力が掻き立てられて、場面がどんどん切り替わるような、まるで映画を観ているような、そんなジャンルを超えたドラマティックな楽曲に仕上がったと思います。
[蟹江敬子] 曲を聴いて最初に浮かんだのが、アリス・イン・ワンダーランドのイメージでした。タイトルは作曲者のCloudBerryが仮で付けていたもので、クイーンならハートの女王かな?と歌詞のテーマを決めました。イカれた雰囲気と鮮やかな色彩、ガチャガチャした口当たりの良い言葉を無造作に並べて、登場人物がたくさんいるような、玩具箱のようなイメージになりました。

4. SILENT SURVIVOR
[Chizuco] 自分でも恥ずかしくなるくらいクサい曲だと思っていたのですが、実際にレコーディングを終えて出来上がってみれば、疾走感溢れるドラマティックな楽曲になりました(クサさはそのままに…笑)。素直で一片の曇りもない強い心が、聴いた人に届けばと思います。ライヴではカッコイイ振付と掛け声もあるので、皆で楽しめますよ!
[蟹江敬子] 作曲者:Chizucoにその意図はまったくなかったようですが、聴いた瞬間、私の脳裏には「世紀末救世主伝説」という文字が右から左に流れていく映像が浮かびました。退廃した荒野、傷付け奪い合う世界、守るべき者と共に生き残る為に…。希望の光を信じた人々の熱い鼓動、魂、勇気と戦いの歌です。

5. Wannabeee
[Chizuco] 聴くと思わず笑顔になれるような、底抜けに明るい曲が作りたい!という思いからこの曲が出来ました。1オクターヴ上がり続けるという、かなり思い切ったメロディー・ラインのサビには、「前へ進め!」という思いを込めています。自分にとっての応援ソングでもあるので、この曲を通してたくさんの人の背中を押せたら良いなぁと思います。各楽器のフックの効いたフレーズ達と、この難曲を歌いこなすヴォーカルのテクニックに注目です!
[蟹江敬子] デモの段階でとてもキラキラしていて元気になれる楽曲だったので、「行け! 進め! 明日へ!」と前向きで力強い言葉を意識して多用しました。何者かになりたい、まだ実力は伴っていない、だけどきっといつか必ずなりたいな、ならなくちゃ、絶対なってやる、今はまだその途中…そんな主人公である誰もへ激励を投げかけるポジティヴな歌詞になりました。

6. LOST
[Chizuco] 「遥か昔、広大な土地に生きる全てのもの」を想像して作りました。時代と共に変わるものがあれば、変わらないものもある。生きる場所や時間が違えど、全ては繋がっている。そういう思いを込めました。レッツ・タイム・スリップ!
[蟹江敬子] 作曲者:Chizucoにその意図はまったくなかったようですが(2回目)初めてデモを聴いた時に、「これは大河ドラマのタイアップ曲…?」と思うくらい壮大で、映画のように景色が見えてくるようで驚いたのを覚えています。祖先の記憶、歴史、遥か遠い過去から命や意志が繋がっている…といったテーマで歌詞を書きました。

7. Rubbish
[蟹江敬子] タイトルは戯言/くだらないもの/ガラクタ、という意味です。ジャズやシャッフルっぽいモチーフを使った曲を作りたくて、最初にアンニュイな雰囲気の前半部分だけを作曲していたのですが、バンド・イメージや他の曲とのバランスを考えて、中盤の激しいアレンジを加えました。
結局何が言いたいの?と言いたくなる、「でも〜」とか「だって〜」とか。言っても仕方のないような言い訳をグダグダして煮え切らない…そんな歌です。全体的に激しさの中にも投げやりな怠惰さが漂う曲を目指しました。

8. Thanatos
[CloudBerry] 悪魔的なイメージがまず最初に浮かびました。「タナトス」というタイトルは、暗闇のイメージから付けたものがそのまま採用となりました。短いながらも印象的なモチーフが生まれたので、勢いのままに作曲した曲です。アレンジの段階で各々のアイディアやテクニックが加わり、ジャンルの枠に囚われない珍しい雰囲気の楽曲に仕上がりました。ピアノやベースのフレーズに注目してみてください。
[蟹江敬子] デモ段階でこのタイトルが付いていて、そのままThanatos(冥府の使者)のイメージで歌詞を書きました。SEIREN曲中のレクイエムと通じるような、死を畏れるのか、救済と捉えるか、少し宗教的な要素も含みつつ、短い曲の中でも80年代V系のような男性的な妖艶さを出したくて、単語選びも慎重に耽美を目指しました。

9. Carry on!!
[CloudBerry] 「キャリー・オン」というタイトルは名曲が多いので実は避けられがちなのですが、リスペクトも込めて、あえて直球のタイトルを付けました。ギタリストが弾きたくなるようなテクニカルかつキャッチーなイントロから始まり、お客さんと一緒にライヴで盛り上がれるように合唱パートを盛り込むなど、皆で作り上げていくイメージで作曲しました。
[蟹江敬子] 作曲者のCloudBerryからタイトル付きでデモを聴かせてもらったのですが、「いや、ここは絶対Carry on!!って言うてるやろ!」という感じで、サビの歌詞はデモ段階でほぼ確定していました。苦しい状況の中でもやり続けたいことや諦めたくないことを、何とかして乗り越えようとしている人々に届くように歌詞を書いた希望の歌です。

10. Nostalgia(instrumental)
[Chizuco] 宝箱にしまっていた大切な思い出を懐かしんでいる…そんな曲です。SEIRENのモチーフを沢山散りばめています。

11. 泡沫
[CloudBerry] 思えば10年以上もの年月をかけて構想していた曲です。シーグレでアレンジするにあたって、新たにギターの印象的なフレーズも思い浮かび、ようやく花開きました。メロディーをヴォーカルの声に合わせて調整したり、アレンジの過程で長くなり過ぎたり、短くしたりなど試行錯誤を繰り返し、ドラマティックな楽曲に仕上がりました。人生は儚く切ないけれど、それでも希望はある…そんな気持ちを込めています。
[蟹江敬子] 実はCloudBerryがデモを持ってきてから1年以上かけて仕上げた曲です。バラードはどうしても歌がストレートに届くので、語感に違和感がないか?など歌詞やメロディー・ラインも熟考して、何度も書き換えています。手紙のような、独り言のような、日記のような。文章として読んだ時に、架空の物語ではなく「実在する誰かの言葉」として感情が胸に落ちるように意識して書きました。


※メーカー・インフォメーションより