映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽

志田一穂

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レーベル
国(Country)
JPN
フォーマット
四六判
規格番号
4991136870
通販番号
1008487331
発売日
2022年04月27日
EAN
9784991136870
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商品詳細情報

映画音楽はかく語りき かつて映画少年だった“僕”が時をかけて体験する、映画と音楽の奇想天外な歴史物語

湘南ビーチFMの映画音楽番組「seaside theatre(シーサイド・シアター)」(2020~)の構成・DJを担当している志田一穂(ジョニー志田)がタイムマシーンに乗って「映画音楽」の歴史を巡る旅へ。同行者は1984年の志田一穂(中学生の丸刈り少年)。映画が大好き、映画を愛してやまないふたりの“志田一穂”が「映画」や「音楽」、そして「映画音楽」の魅力にかつてない斬新な手法でアプローチしていく。

著者 志田一穂
出版年月日 2022年4月27日
ISBN 978-4-9911368-7-0
仕様 四六判・ソフトカバー
頁数 382頁(本文)
定価 1,800円+税

目次
はじめに

SCORE01 起点となる「僕」にとっての1984年 2021年の今の「僕」と、あの頃の「僕」 ビデオという存在が映画に影響するワケとは 「もっともっと映画をたくさん観ましょうね」と淀川さんは言った ヒッチコックとハーマンの関係性が「映画」を創る 丸刈り少年はおにぎりを食べながら二番館を目指す A面で恋をしたあと、B面はどこへ行くのか
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE02 映像と音の関係、その「始まり」について 映写機とレコード・プレイヤー、その曖昧な繋がり 最初は「ミッキー・マウス」だったのさ、とおじさんは教えてくれた それはタイム・パラドックスなのか、それともデジャ・ヴュなのか サウンドトラック――そもそもの意味と定義とは 自分はただ、映画で聴いたあの音楽を聴きたいだけなのに “ザッツ・エンターテイメント”に荒れ狂う神風 雄叫び轟く『キング・コング』の新しい夜明け わざわざ逆にしてリアルを求めた『レ・ミゼラブル』 風に吹かれてここまできたら、いつしか時代が変わってた
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE03 「新たな波」はかく語りき 意外なトライアルが映画音楽の可能性を広げる アヴァンギャルドさ匂わせながら 「引用」することにより、映画を活性化させる試み 「ヌーヴェルバーグ」という「新たな波」はこうして語り始めた 新たに起こしたアクションによる強烈な余波 そしてパリがそうだったように、アメリカは燃えているか 揺れるアメリカの影、震えるアメリカの叫び アメリカン・ニュー・シネマ、その堂々たる蜃気楼よ
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE04[前編] 70年代の複雑さを問う試み すべての「なぜ?」に、あてのない夢を観る さらば、映画よ……テレビっ子、世にはばかる マニアの連鎖反応が、ついに世界を動かし始める 音楽業界からの「新たな波」、そのためのある「企て」 作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」 旅の途中のINTERMISSION SCORE04[後編] 80年代の複雑さを問う試み その新種は「ミュージック・クリップ」と名乗りをあげた マイケル・ジャクソンが狼男とゾンビになった日 音楽映画――その曖昧な存在と80年代の終焉
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE05 時をかけるスクラップ&ビルト 自らを見つめ直す、アイデンティティー・クライシス 「マス」から「個」の時代へ向けての警鐘 ミニシアターは映画の教室であり、あの頃の大切な居場所だった その男、ネクスト・オタク・ジェネレーションにつき 存在の耐えられない「引用」 DJたちは、その捨てられたレコードを「レア・グルーヴ」と呼んだ 敬う気持ちをビジネスにする方法 リバイバル&リスペクトを、さらにリミックスという定義でコピペする 壊しては修復作業を繰り返すスクラップ&ビルトの時代
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE06 いつか見た、未来は今 迫りくる世紀末とミレニアムの狭間に オタクたちの帝国、からの逆襲 それは、オタクたちの進撃といえるものではなかったか コミュニティにて結託する仲間たち、その強き絆の時代 多様性によるサウンドトラック・アプローチ これがリアルな現実であり、本気の現実というものか
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

SCORE07 それでも、希望の光を見出すために 2010年代の完璧さ、という試練 この落書きを管理するヤツは誰だ ぼやけゆく境界線になにを見るのか 10年代の大木、そこから育ちゆく無数の葉 時を経て、思うことはいつも そして20年代に、ヤツは舞い降りた ヒッチコックと淀川さんが言っていたじゃないか 旅路の果てに、希望の光を
作品&トピックINDEX「裏・映画音楽はかく語りき」

[本書出版までの備忘録]

志田一穂/johnny SHIDA
1970年、愛知県名古屋市生まれ。大東文化大学文学部卒。10代の頃から映画製作、音楽制作、文筆活動に明け暮れ、20代より映像ディレクター、映画プロデューサー、音楽ディレクターを本職として多くの作品を手がける。その傍ら、自作の小説をインターネット上で発表したり、映画・音楽の解説書や、大林宣彦監督作品、内田裕也出演作のライナーノーツなども執筆。著者名は2001年からのペンネームで、大林監督の8ミリ映画『絵の中の少女』に出演しているご自身の役名、志田一馬から頂戴したもの。湘南ビーチFMの映画音楽番組「seaside theatre(シーサイド・シアター)」(2020~)と音楽番組「波の数だけAOR」(2021~2022)の構成・DJを担当。ラジオ・ワークについてはジョニー志田名義で活動。

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