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南部出身ヴォーカル・グループの雄、CONTROLLERS初期JUANA音源ベスト盤!
60~70年代ソウルの発掘、編集、再発にかけては、今やACE / KENTと並ぶ安心感と信頼感、英SOUL SCAPE (旧GRAPEVINE)から、南部のヴォーカル・グループ、コントローラーズが75年~81年にかけてFREDERICK KNIGHTプロデュースの元、JUANAレーベルに残した3枚のアルバムとシングルから、20曲を厳選した編集盤が登場!
洗練されたスウィート・マナーとハッシュ・サウンドで、華々しい活躍の80年代以降に比べ、遅々としてCD化の進まないJUANA時代のコントローラーズと言えば、同じ英TIMELESS盤ベストが思い出されるがとうに廃盤、気持ち高値...幾分泥臭く、無骨な印象さえあるこの時代のグループの素晴らしさを再認識するには、恰好の編集盤となるに違いない。
しかもグループの代表曲、ソウル・バラッド・クラシックス「Somebody's Gotta Win~」は8分の長尺ヴァージョンで収録、骨太でソウルフルなVO.陣の熱唱が、永遠に続いて欲しいと思わせる、サザン・ファン、グループ・ファンにとって至福の1枚となりそうです。
【黒汁通信ISSUE 048 2010年4月号掲載商品】
このCDが予想以上に売れています。個人的にコントローラーズは大好きなのですが、これまで色んなソウル・ファンと話をする機会があってもなかなかその名前が挙がることのない地味なグループという印象がありました。それもバラードとダンサー共に光る曲の多い70年代の音源がまともにCD化されていないというのが原因で、それに輪をかけて84年『CONTROLLERS』、86年『STAY』といったアーバン路線の作品が先にCD化されたことで、リスナーが限定されてしまっていた感がありました。今回こうして70年代JUANAレーベル期の音源がCD化(しかも好編集!)されたことで、確実に彼らが再評価されているのはファンとして非常に嬉しい限りです。
(新宿ソウル/ブルース館 齋藤雅彦)
CONTROLLERS (SOUL) / コントローラーズ