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80年代のクワイエット・ストーム・ムーヴメントを牽引した名プロデューサー&シンガー・コンビ、MICHAEL J. POWELLとANITA BAKERが在籍したグループ、CHAPTER 8のファースト・アルバムが待望の再CD化!
73年にデトロイトでTHE DETROIT EMERALDSのバック・バンドとしてMICHAEL J. POWELLとDAVID B. WASHINGTONを中心に結成されたCHAPTER 8。その後CAROLYN CRAWFORDに代わる二代目女性リード・ヴォーカルとしてANITA BAKERを招き入れ、男性リードのGERALD LYLESとのツイン・ヴォーカル、そしてMICHAEL J. POWELLの卓越したサウンド・プロダクションによりセルフ・コンテインド・グループとして頭角を現し、デビュー作となったのが79年の本作(79年/ARIOLA)。
ANITA BAKER脱退後のセカンド『THIS LOVE'S FOR REAL』(85年/BEVERLY GLENN)が何といってもクワイエット・ストーム・ムーヴメントの真っ只中においてMICHAEL J. POWELLの才気が爆発した最高傑作として名高いが、その翌年のムーヴメントを象徴する大ヒット作『ANITA BAKER / RAPTURE』(86年/ELEKTRA)を作り上げたパウエルとアニタの初コンビ作としてこのファーストも勿論見逃せない。
オープニング・ナンバーのハッピーな軽快アップ(1)「Don't You Like It」、GERALD LYLESがガッチリ歌い上げるバラード(2)「Ready For Your Love」、80sテイスト濃厚な粘着系デジタル・ファンク(3)「Come On Dance With Me」、これまたGERALD LYLESがE.J.JOHNSON/ENCHANTMENT風のファルセット&ハイテナーで聴かせるグループ・スタイルのバラード(4)「We Need Your Love」と続いて、N.Y.~GARAGEスタイルのダンス・チューン(5)「I Go Disco」も万全の仕上がり。因みにこの曲でアルト・サックスのパートを務めるのは後にMOODYMANNと共にデトロイト・ハウス・シーンでブレイクするNORMA JEAN BELL。ANITA BAKER渾身の(6)「I Just Wanna Be Your Girl」は『RAPTURE』好きの本流アニタ・ファンにとってはベストといえる洗練バラッド。そしてその名も(7)「Come And Boogie」は現行のシーンからの需要が最も高いであろうグンバツのディスコ・ファンク・ブギー。シメの(8)「Let's Get Together」はAOR~ライトメロウ~サバービア方面にもアピールしそうな爽快感溢れるアーバン・ミディアム・グルーヴ。と思わず全曲紹介してしまうほどの楽曲の充実、そしてスタイルの豊富さ。アダルトなミディアム~スロウの充実度、完成度で名を上げたセカンドに対して、楽曲のバラエティと特にファンク・ナンバーの溌剌としたフレッシュさはこのファーストにしかない魅力といえるはず。
95年US盤(VARESE SARABANDE)でのたった一度のCD化も入手困難~価格高騰化していた一枚がわかってらっしゃる英EXPANSIONより待望のリイシュー!
【黒汁通信ISSUE 051 2010年7月号掲載商品】
CHAPTER 8といえばやはりANITA BAKER脱退後のセカンド『THIS LOVE'S FOR REAL』(85年)の評価が高いですが、クワイエット・ストーム・ムーヴメントを牽引した名プロデューサー&シンガー・コンビ、MICHAEL J. POWELLとANITA BAKERの初コンビ作であるこのファースト(79年)も勿論見逃せません。というかアダルトなミディアム~スロウの充実度、完成度で名を上げたセカンドに対して、楽曲のバラエティと特にファンク・ナンバーの溌剌としたフレッシュさはこのファーストにしかない魅力。こっちの方が好きという方も多いはず! 95年US盤(VARESE SARABANDE)でのたった一度のCD化も入手困難~価格高騰化していた一枚が英EXPANSIONより待望のリイシュー!
(北浦和店 沢野太郎)
CHAPTER 8 / チャプター8