ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
Altus X TOWER RECORDS / SACDシングルレイヤー・限定生産
ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
Altus X TOWER RECORDS / SACDシングルレイヤー・限定生産
6,600円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
※こちらはタワーレコード様企画の限定販売商品です。弊社にて新品のお取り寄せを承ることは出来ませんので、何卒ご容赦ください。
ベヒシュタインを弾いた貴重な1975年のフランス・ライヴに、2つの来日公演を併録して初SACD化!
3種、CDでは4枚分のミケランジェリの貴重音源、全224分を1枚のシングルレイヤーに収録!
★ミケランジェリの知られざる貴重なライヴ音源を発掘しベストセラーとなったALTUS盤がタワーレコード限定で初SACD化。ベヒシュタインを弾いた75年の仏グランジュ・ドゥ・メレ・ライヴに、同時期73年のNHKホール・リサイタルと65年初来日時の読響との協奏曲、全224分を1枚のシングルレイヤーに収録しました。3つの演奏会の音源はステレオ録音盤を前半に並べています。リヒテル主宰のフランス・トゥレーヌ音楽祭での1975年ライヴに始まり次に2度目の来日となった1973年のNHKホールでの演奏、そしてミケランジェリの記念すべき初来日時の貴重な音源である1965年の協奏曲2曲(これらのみモノラル録音)という、ちょうど年代を遡っての収録順序となっています。CDでの市販時は計4枚分のアルバムでしたが、今回のSACDシングルレイヤーでは全作品を1枚に収録しました。SACDフォーマットが本来有している長時間収録のメリットを活かし、可逆圧縮方式を採用しています。
初出時に話題となった1975年のフランス・ライヴは、ミケランジェリがベヒシュタインを弾いた唯一の盤ということもあり注目されました。元々リヒテルが主宰したトゥレーヌ音楽祭での演奏で、小さな会場で恐らく記録して収録された音源はピアノに近接して収録されたためか残響が少なく、直接音中心のため繊細というよりは明瞭に聴こえます。ベヒシュタイン自体の本来優美な響きを楽しむというより、より間近でミケランジェリ独特のタッチを含むピアノの奥義を堪能できるアルバム、と捉えるべきでしょう。そこにある姿は音楽に捧げる真摯な姿です。
1973年の2度目の来日時には、6回予定されていた演奏会を3回キャンセルするなど、主催者泣かせの公演でした(もっともその穴埋めに翌年再来日)。内情としては持病であった右手の神経炎の影響が大きかったようですが、なんとか3回も演奏できた、という状態であったようです。もちろん妥協をしない性格のため、その中でもベストという日に公演を行ったのではないのでしょうか。その意味でここに残された音源は大変貴重です。得意であるベートーヴェンの4番ソナタとシューマン含む演奏は右手の状態を感じさせません。尚、頑なと思われているミケランジェリですが、佐々木修氏による解説書によると、使うピアノにはハンブルクのスタインウェイ本社から製造番号を指定したピアノを輸入する、という条項が契約に加えられていたとのこと。しかし実際には本番で使われなかったようです。本人自身は楽器としてのピアノにはこだわりはなかったらしく、面白いエピソードです。
そして最後の2曲は、満を持して1965年に初来日を果たした際の衝撃の協奏曲ライヴです。これらのみ当時の年代ではモノラル収録だったためその点では惜しいですが、それを補って余りあるほどの圧倒的演奏が収録されています。当時読売新聞社が全力を挙げて招聘したということもあり、評論家のみならず多数の文化人も聴衆の中にいたようです。バックの読響も情感ある演奏で応えており、演奏に対する聴衆の反応をも伺えるかのような明瞭な録音には、迎える側としての当時の熱い思いも感じられるほどです。SACDではより情報量が増えていますので、当時の雰囲気をより感じられると思います。尚、エピソードとしてはこの時使用したピアノはイタリアから空輸したこと、読売日響とのリハには上野の東京文化会館を借り切って3日間で16時間(通常の3倍)行ったことが市販CD発売時と同様に、解説書の奥戸健一氏による「ミケランジェリ初来日の報道より」にまとめられています。以上、、今回の復刻では、Altusレーベルの主宰者である斎藤啓介氏による最新のマスタリングを施しました。解説書は市販CD発売時の各解説をそのまま掲載しています。
~ベヒシュタインのピアノを弾くミケランジェリを聴くのは恐らく誰もが初めてであろう。この繊細な音色と優美な響きが魅力の楽器を慈しむように弾くその姿はエレガントそのものである……美の極致となるショパンの葬送行進曲の敬虔で堂々とした中間部の繰り返しで聴衆席を一瞥するミケランジェリの忘れ難い恍惚の表情には最上の美を共感できる歓びに満ちあふれていた。(75年仏ライヴの解説より) (タワーレコード)
※世界初SACD化。SACDシングルレイヤー(SACD対応プレーヤーでのみ再生可)
※2021年にALTUSレーベルの斎藤啓介氏により、最新デジタル・マスタリング(アナログ・テープからは192khz/24bitでデジタル化)
※所々、マスターに起因するノイズや一部ドロップアウト、編集が存在します。予めご了承ください
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:久保木泰夫氏、佐々木修氏、奥戸健一氏他、解説書合計20ページ(解説は既発盤CDに掲載のものを使用)
【収録内容】
<75年フランス・ライヴ>(ステレオ録音)
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 「葬送」 Op.26
2. フランツ・シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 Op.164 / D. 537
3. クロード・ドビュッシー:映像 第2集より 第1曲「葉ずえを渡る鐘」
4. 同:映像 第1集より 第2曲「ラモー賛歌」、第1曲「水に映る影」
5. フレデリック・ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 「葬送行進曲」 Op.35
<73年東京ライヴ>(ステレオ録音)
6. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
7. ロベルト・シューマン:謝肉祭 Op.9
8. バルダッサーレ・ガルッピ:ソナタ 第5番 ハ長調より 第2楽章 アレグロ(アンコール)
<65年初来日ライヴ>(モノラル録音)
9. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
10. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op.73
【演奏者】
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
イントリッヒ・ローハン(指揮) 読売日本交響楽団(9,10)
【録音】
1975年6月26日/グランジュ・ドゥ・メレ(ステレオ) (1-4)
1973年10月20日/NHKホール(ステレオ) (6-8)、
1965年3月13日/東京文化会館(モノラル) (9,10)
以上、ライヴ録音
【原盤】
Altus
【Remastering(DIGITAL)】
2021年にAltusレーベルの斎藤啓介氏により、最新マスタリングを行いDSD化
ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI / アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
イタリア出身のピアニスト (1920-1995)
発送まで4日~1週間程度要します。
→中古品をお求めの際はあらかじめこちらをご確認ください
知られざるミケランジェリ (SACD)
3,650円(税込)
カートに商品が追加されました。